ぬらりひょん
僕は絵の巧拙に関してはさっぱり分からないんですが、ぬらりひょんの絵にはしばしば魅力を感じますね。今週で言えばつららちゃんが盃を受け取るシーン。それからゼンが夜リクオに「それでいいんだぜ」のシーン、あと最終ページのリクオ&玉章のコマがそうですね。特につららちゃんのシーンとか、「てめー、つららちゃんと間接キスしてんじゃねーよ! 死ね! 死んでオレに代われ!」って感じですよ。そりゃあ夜リクオも「お前は人間どもとじゃれ合ってろ! つららちゃんはオレに任せろ!」って言うよ。分かるよ、その気持ち。
あと、昼リクオの扱いの低さを延々描写されていたこともあって、夜リクオに変わった後の周囲のリアクションにはカタルシスがありました。これはあれですかね、「いつもこわい不良がたまに良いことをすると~」の逆バージョンなんですかね。珍しいな。
APPLE
ダブルアーツもだけど、古味先生はこういう設定考えるの大好きなんだなあと思いました。大筋としてはよくあるパターンだけど、間にグリムくんのフェイントをはさみ、人情モノを加えてるだけでもちゃんと新鮮さを感じますね。古味先生はこういうセンスは決して悪くない。これだけできるのにダブルアーツがあれだから、やっぱり連載は難しいんだなあ。
しかし、「究極進化論」は一体どのような論の組み立て方をすれば学会で認められるんだろうか。「地球は生きていて意志がある」「地球は危機を察することができる」「地球は任意で必要な力を持った生命体を作れる」。どれか一つ認めさせるだけでも気の遠くなるような過程が必要だと思うんだけど、一体どれだけ天才児なんだぜ……。
ブリーチ
OSRの関係しないアヨンには止めを刺すけれど、パフューム三人娘はもちろん半殺しで済ませる山本総隊長。そりゃそうですよね、止めを刺したらOSRが下がりますからね。やっぱりアヨンはOSRジョーカーだったのだなあと認識。
しかし、止めは刺さなかったものの、これ、どうなんでしょうね。現実世界で考えてみると、20歳くらいの若い女の子を全身火だるまにして放置してるわけで、なんだかものすごく極悪な気がします。火傷の痛みは甚だしいと聞きますし、傷が治っても全身ケロイドだろうし、うん、やっぱりとっても極悪な気がします。OSR下がるんじゃねえの、逆に?
胸に刻んだ「3」を見せてOSRアップを図るハルベリ。ほら、「スワロウテイル」でもアゲハが胸に蝶のタトゥーを入れてOSRアップするじゃないですか。あれと同じことだと思います。しかし、どうでもいいですけど、虚圏ってファスナーがあるんですね。服とか王冠はまあなんとなく流してましたけど、ファスナーって一体虚圏の誰が何を思って作ってるんだろうか。
一方、スタークと享楽隊長は相変わらずお互いにOSRを高めあっていました。前にNo.2のおじいちゃんがまるで自分がトップかのように頑張って指示を出していましたが、その謎も解けた気がします。スタークがあんな性格ですから、おじいちゃんが頑張らないとダメだったんですね。「わし、No.2なのに、まるでプリメーラくらい頑張っとる(´・ω・`)」とか思ってるんですよ、ホントは。スタークは自分のOSRアップのために、いわばおじいちゃんを踏み台にしているわけで、本当におじいちゃんは可哀想だと思いました。きっと日頃はノイトラの仲間割れとか、グリムジョーの勝手な行動とか、アーロニーロの変態趣味とか、ゾマリさまが「愛! 愛!」とか言うのにいつも頭を悩ませてるんだと思うな。しかも、藍染さまが新リーダーになって、「ようやく肩の荷が下りたわい」とか思ってたら、紅茶を飲みながら「自宅待機」とか言うもんだから、やっぱりおじいちゃんが働かなきゃいけない。おじいちゃん本当に可愛そう。