「けしからん」でグーグル検索かけたら、上位10位がすべて「うほほ、すばらしい」という意味で使われてたのにびっくりした。日本語の意味が変化する瞬間に立ち会ってるな。
アスクレピオス
納得できない。どうして歩いてるだけで死に掛ける主人公が橋から飛び降りて無事なんだ。納得できない。
バクマン
クズでもクソでも20本まとめてポンとか、1時間に4本とかアイデアが出るのは素直にすごいなと思いました。漫画描いてる人ってこんくらいできるもんなんだろうか。いや、今回もトントン拍子で結果出してるし、シュージンが特別なんだろうなあ。
「１億分の」はあらすじ見た感じ、ブレス・オブ・ファイア５っぽいと思いました。いや、別にパクリがどうとかいう気はないですけど。上位ランク者に逆らうと死刑になるのに上位ランク者と戦うってのは一体どうやるんだろう……？？ 必殺仕事人みたいに、こちらの姿を悟らせずに暗殺していくのかなぁ。……まあ、そんなの考えてもしょうがないけれど。
石沢くんはジャンプに載ったわずか１コマを見てケチをつけに行く辺り、サイコーの技量がどうとかじゃなくて、単に二人が羨ましかったんだと思うな。あわよくば自分がシュージンと組んでデビューしたいってのも感じるし。憎まれ役だけど、そう考えるとちょっと可愛いやつだ。一方、その石沢くんを殴ったシュージンは、これでサイコーがヒロインだったら少女漫画そのまんまの展開なので、これに女の子が惚れるのは分からんでもなし。線の細い美形の優等生で熱くなれるってのは、なかなかカッコイイんじゃないかな。
あと、漫画技法的に言うと、カッとなって手を出してしまったシュージンを「家に女の子がやってくる」ことで肯定的に描いてるわけですね。「シュージンが突然殴ったよ！」⇒「え？ それってどうなの？ いいの？？」⇒「女の子が二人も家に来てるよ」⇒「あ、やっぱりあれはカッコ良かったんだ」ってな具合に。しかも、ここで岩瀬さんが絡んできたのは流石。亜豆ちゃんの方にさっぱり感情移入できない分、こちらに期待してしまうのですよ。
＊＊＊
しかし、バクマンは本当に軌道に乗りましたね。序盤のつまらなさがウソみたいだ。二人があまりにもトントン拍子なのがアレだけど、序盤で「早くこいつら挫折しねーかなー、かなー」とか思ってたのに、今になってみると、「まあ別に挫折しなくてもいいか」くらいに感じてる辺りが巧い。
ぬらりひょん
「リクオは狙われてることを知りながら、清継くんの応援演説のため危険を承知で壇上に登ったんだね！ なんという友情！ 泣けるっ！」（先週の感想）
↑
ああ、うん……。すいませんでした(´・ω・`) 替え玉は先週の描写から気付くべきだったなあ。
・今週の犬神さん
犬神は「恨めば恨むほど力を発揮する」というエボニーデビル制約があるみたいですが、これ、リクオが可哀想な子だったらどうなるんだろう。
玉章「あれ、犬神もう帰ってきたの？ どうしたの？」
犬神「ごめん、やっぱ無理だった。あいつ、みんなにパシリにされてて可哀想なんだもん(´・ω・`)」
玉章「そっか、それじゃ、しょうがないよね(´・ω・`)」
ていう感じになるのかな。とりあえず日番谷隊長とヒリューくんに対しては無力だということは分かりました。
犬神「（な、なんだと、コイツ……。まったく隙がない。どこを取っても恨みようがない……）」
ヒリュー「…………？？？」
犬神「（待て、落ち着いて探すんだ……。どんな奴にも一つくらい羨ましいところがあるはずだ……！）」
ヒリュー「はあ、今日もメール来ないなぁ……」
犬神「（ダ、ダメだあああああ！！！！！！）」
あと、首無に噛み付いた犬神が、「ふぉへみひゃいなひゃつひょはひぃがうびょえっかくなようふぁいはんはよぉ～（オレみたいな奴とは違う別格の溶解なんだよ～）」とか一生懸命言ってる様子を想像すると和みました。もちろん首無も「ふびふぁへでひゃひゃかうのは（首だけで戦うのは～）」とか言ってるんじゃないかな。
モンスターズ
アスラの変身後の姿はアバタールチューナーっぽかったです。
↑なんとなくセンス似てない？ パクリがどーとかの話じゃないけど、金子先生に影響受けてるんじゃないかなと思った。
まあ、それはともかくとして本編。パパ医者の実験は失敗しちゃったから、最終的にアスラの説教がなんとなく形になってるけど、これ、成功してたら特に問題ないんじゃないかなあ。モンスターがこの世界においてどのくらいの立ち位置か（知性はあるのか？ 人権はあるのか？ 人に迷惑をかけないのか？）が分からないので、「モンスターを弄んじゃダメ！(`・ω・´)」って言われても、ふうんそうなの？くらいにしか思えません。幽遊白書みたいにモンスターを性的嗜虐志向により嬲り殺しにしてる訳でもなく、一応医療行為だしね。倫理的な良し悪しは置いといて、パパ医者に「牛や豚を殺して食うのと同じ」と言われれば、そんなもんかなあと思ってしまいます。
たとえば、アスラさんを殺して医療に用いるってのは躊躇するけど、スライムベスとか、しびれクラゲとか、さまようよろいくらいなら、身内が救える可能性にチャレンジしたくなるのも分かる訳ですよ。もっとモンスターがどういうものかをたくさん描いて、「彼らは彼らでがんばって生きてるんですよ、エゴで殺しちゃダメですよ」という雰囲気を出して欲しかった気がします。
アスラ「人間どもが不治の病を治すために、しびれクラゲを犠牲にすることは許さねえ！」
↑ほら、こうなるとぜんぜん説得力ないじゃん？
To LOVEる
・ブルマ ⇒ スク水
しばらく前に、「清純いもうと倶楽部」というサイト等が問題視され、新聞に取り上げられました。
>> モデルの少女らは、ヌードではないが、ビキニ姿などで肌を露出し、カメラに向かって両足を開いたり、両腕を組んで胸を強調したりしている。「１０歳」と紹介されている女児がベッドでブラウスを脱いでビキニ姿になったり、「７歳」の女児がスクール水着を着て跳び箱をまたいだりしている写真もある。
ということで、人権問題に大変関心のある僕も件のページを見てみたのですが、本当にけしからん内容で実にけしからんかったです。そんな清純いもうと倶楽部もこの報道のためか大幅にサイト構成が変更され、サンプルページはなくなり、ブルマもスク水も見れなくなりました。さらに10/31をもって閉鎖とのことです。やはり、大手マスコミの持つ影響力というのはまだ強いですねえ。
……と、このような社会情勢を鑑みるに、本当に長谷見＆矢吹先生は無敵だなあと思いました。当然のように女児がブルマでスク水だ。
・電信柱にぶつかったらスクール水着
ペケ「もうすぐ衣替えの季節ですから、道行く人をスキャンしてララ様の衣装データを増やしてるんですよ」
待て、落ち着け。それで、なんでぶつかったショックでスク水になるのだ。道行く人はスク水なんて着てないぞ。
・リトくん
相手が宇宙人だとかそういうことは置いといて、妹が絡まれてたら普通に助けに入るリトくんがカッコ良かったです。いつの間にやら普通に先陣に立って不良と戦ってるバリハケンの団吾くんもだけど、少年漫画の主人公達は読者の気付かないうちに成長しているものですね。アスクレピオスの主人公も、そのうち歩いてるだけでは死ななくなるのかな？
サイレン
第三星将……？？(´・ω・`)
本当にどんどん残念な方向になっていく……orz
ブリーチ
冒頭、まずは軽くハリベルが先制。刀を抜くだけで２ページを費やしてOSRを稼ぎます。ところで、このシーンはパッと読むと軽く流してしまいそうですが……
「あれ！？ ハリベルの背中の刀ってダルシムじゃないと抜けなくね？？」
と、読者に思わせておいて、「いやー、実は指を引っ掛けるところがあって、そこをうまくやると、ほら、この通り。ちゃんと抜けるんですよ」という描写なのですね。ここはハルベリの工夫を示しているのです。おそらく、初めて自分の武器を手にしたハリベルはこう思ったことでしょう。
「ダメだ、真ん中に穴が空いてるくらいじゃ、ノイトラのオシャレ鎌には対抗できない」
そこで彼女は刀ではなく、刀の抜き方でOSRを稼ごうと考えたのです。彼女がわざわざ抜き辛い背中に鞘を背負っているのも、そのような合理的理由によるものなのですね。
また、刀をクルクルっと回してパッと取る辺りからも、彼女の地道な努力が伺えます。あれも、おそらく最初は木刀で何度も練習を繰り返し、真剣に持ち替えてからはしばしば失敗して「痛ー！」「手が切れたー！」とかを繰り返して、そういう地道な努力の甲斐あって初めて、あのように大切な場面で確実にカッコ付けられるようになったのです。ギターヒーローも最初はFコードからがんばるのと同じですね。派手なプレイの裏には必ず地道な努力があるものなのです。
ですが、これだけの努力を重ねても読者はフーンと読み流してしまいがちでOSR上昇はほんの少しです。OSRバトルにおいて、どれだけ実力を高める（OSRを稼ぐ）ことが難しいかはここからも分かりますね。エスパーダたちは、全員、そういう地道な努力を積み重ねて、今の地位を手に入れているわけです。
一方、３対１という好条件を手に入れた松本。１対１なら、おそらく互角の戦いでしょうが、３対１ならば松本がOSRで大幅有利です。
「多対一なら囲むのが定石。そうやって１か所に集まった時点で、あんた達はもう三対一の利を失くしてるの」
さらに松本はアドバイスを送ることでOSRを稼ぎます。しかし、実際のところ、このアドバイスは松本のトラップ以外の何物でもありません。多対一という時点でアパッチたちは既に不利なのに、これで囲みでもすればOSRは地に落ちてしまうでしょう。時代劇の悪役たちも暴れん坊将軍を囲んではみるものの、OSRが低すぎて手も足も出ませんよね。それと同じです。三対一の利を失くすために一箇所に集まること、それが彼女達に打てる最善手なのです。
松本は止まらず、さらにアドバイスを連発して三人を追い詰めます。
「それが『灰猫』の能力よ。刀身を灰と化し、その灰の降りかかった場所を柄の一振りで斬り刻む。あんた達の周りにあるその灰の全てがあたしの剣だと思ってくれていいわ」
「気をつけて、高速旋回するその灰に触れた奴から刻んでいくわよ」
それに対し、アパッチたち三人は虚閃で応戦します。虚閃といえば、これまで一人たりとも敵を殺したことがないという、人道的なことで有名な虚アーツですね。彼らはこの人道兵器を使うことにより、OSR面での大幅な不利をカバーして灰猫から脱出したのでした。
なお、この際に彼らが口から虚閃を出さなかったことにも超注意です。女の子が口から虚閃を吐いたらOSRだだ下がりですからね。「なんとか手から出せないかしら」「角から出たりしないかしら」という、彼女達の涙ぐましい努力の成果がここにも現れているのです。そうやって日頃から努力しているからこそ、「スタイルが悪い」「メスゴリラ」といった挑発にも思わず腹を立ててしまうのです。緻密な描写でとても感情移入しやすいですね。
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