【10/7】2008年45号のジャンプ感想(2)


ハンター

・ナックルダッシュ

 八発入れたのはいいけれど、思った以上にすごい勢いで逃げ出したよ。ううーん、それはどうなんだー。

 シュートを病院に連れて行くってことは、100M以上逃げる気満々ってことですよね。てことは、ハコワレのカウントは進まなくなります。八発入れたとはいえ、それではユピーをパワーアップさせただけに等しいのでは? これでは任務を果たしたことにならないと思うんだけどなー。プライドだけの問題だったんだろうか。


・キルア「ただの八つ当たりだから」

 あー、キルア、やっぱ怒ってた(or悲しんでた)んだ。これの原因はおそらく、ゴンの「キルアはいいよね。冷静でいられて。関係、ないからっ」発言と思われますが、ずーっと伏線を張ってたキルアとゴンの仲違いはキメラアント編終了後に描かれるんでしょうか。ゴンは冷静になったら、サクッと謝りそうな気もするけど、でも、そんな簡単には収まりそうにないんだろうなー。


・神速

 これは良い新必殺技。先の後アーツですね。GI編のボマー戦でイズツシを見た時は、「一瞬動きを止めてどうする気なんだろう?( ゜Д゜)」と思ったものですが、これなら十分機能しそうです。

 神速がどういうことか一応流れを書いておくと、

1、ユピー攻撃モーションへ。キルアがユピーの動きに反応(疾風迅雷)
2、ユピーの攻撃が当たる前にキルアの攻撃ヒット
3、ユピー被ダメージ&痺れ状態(イズツシ)、ユピーの攻撃はキャンセル
4、1に戻る

 と、いうことかと思われます。

 今週だけ見るとなんだかずいぶんと無体な能力ですが、しかし、弱点もすぐに思いつきます。まず、描かれている通り、電力を大量消費するらしく長時間の運用は無理。そして、一撃で相手を倒す程の攻撃力はありません。もちろん、後者は相手がユピーではあるけれど、ブラックボイスが一発当たれば勝負アリの準即死系能力であることを考えると、やはり火力不足は否めません(ブラックボイスはアンテナが刺さらないかもしれないけど)。キルア自身の火力不足を置いておいても、神速とイズツシに割くオーラ量を考えると、攻撃に回せるオーラが少なくなるのも仕方ないことであり、原理的に高火力とはならないんじゃないでしょうか。

 あと、疾風迅雷はあらかじめプログラムする必要があるということで、フェイントに弱いんじゃないかなと思ったり。オーラの揺らぎに反応するらしいので、一般的な戦闘技術としてのフェイントには左右されないでしょうけど、「揺らぎに反応する」ことがバレてしまえば、熟練の念能力者なら対応してきそうな気がします。

 雷光石火の方はちょっと保留で。これは実際に雷光を使うシーンを見てみないと良く分からないなー。「自分の意志で」ということは、脳の命令を経由している訳だから、疾風迅雷とは(電気で肉体を制御するところは同じでも)大きく何かが違うような気がします。しばらく先までの行動をその場でプログラミングして体を動かすみたいなことかな? 

 しかし、神速はブラックボイスの自動操作モードに近い気がします。逆に言うと、自動操作モードがなぜ強いのかも、ここから導けるのかもしれない。


・プフ

 体を百兆個に分けて絶賛移動中である今のプフを叩いた場合、一体どういうことになるのか良く分かりませんが、プフがこんな危険な(?)戦術を取っているのはスピリチュアルメッセージでモラウさんの心情変化を逐一チェックできるからなんだな、と、さっき単行本を読んでて気付きました。


トリコ

 これまではともかく、こんなところにまで同伴するとは、小松の存在はトリコにとって一体何なんだろう……。

 今までは、「付いて来たければ来い。死んでもしらねーけど」というスタンスだったけど、今回は研究所のトップシークレットにまで案内しています。これ、小松がその気になったらIGOの根幹を揺るがすくらいのゴシップに発展するんじゃ……。そこまでのリスクを負って小松を連れてくるのは何故なんだろう……。や、単にトリコにとってはリスクではない(IGOがどうなろうと知ったことではない)だけかもしれませんが。


・コロシアム

 客がたくさん入ってますが、「動物保護、倫理的な観点」からするなら、こちらも十分アウトな気がします。バキの地下闘技場みたいな場所なんでしょうか。

 しかし、ガララワニとトロルコングを戦わせるなどは、捕獲ランク付けには良いかもしれないですね。IGOも品種改良を繰り返してるだろうし、現在のランクを把握するには頻繁にこうしてチェックする必要があるのかもしれません。そう考えれば、これをやってることの意味は分からなくもないなあ。

 次週は所長とバトルウルフの戦いでしょうか。バトルウルフといえば、確かデビル大蛇と互角に渡り合ったと言われる獣。化石とかから、なんとかして再生させたのかなー。うん、まあ、所長が苦戦する様子は想像できないので、これに関してはそれほど楽しみという訳でもないですが……。なんだかんだいって、インフレはガンガンしてますね。


アスクレピオス

 なんだろう、この間違ったチャンピオンREDは。いや、チャンピオンREDが間違ってないとは言わないけれど……。

 とりあえず、漫画読み的には奇乳病の正体が分かって良かったです。あー、でも、こち亀のやつらは第二次性徴とかいう年でもねーな。


・ロザリィ

ロザ「これ見終わるまでロザリィは動かないっス、テコでも!!!」
バズ「ロザリィ、メディル家の"悲願"……分かってますか!? メディル医術で多くの人間を救うコト…、そして、救った患者の"血の署名"で血命録を埋めるコト! その準備をするためにテレスフォス家の隠れ家、"ペレトロニオン"に向かうコトが当面の目的です!!」

 ネコを見てて死にそうになる主と、大道芸を見てて旅を疎かにする従者のペアでは、確かにパレの存在が必要な気がした今日この頃。


こち亀

 仏像って神仏の等身大フィギュアだと考えるとイケるよね。ほら、僕らって神話とか好きじゃないですか。そんな物語のキャラクターたちが、歴史に名を残すほどの職人の手によって等身大フィギュアになってるんですよ。そう考えるとスゴイことですよね。また、物語のダイナミックさを考えるに、題材としてはむしろ仏像のケレン味は卓越していると言えるかもしれません。

 実際問題、たぶん昔の人たちは、今のフィギュアみたいな感じで眺めてたんじゃないかなー。「観音菩薩タン、ハァハァ」「弁財天タン、ハァハァ」ですよ。


ぬらりひょん

 犬神はBLと思いきや、普通にモテない中学生男子でした。いや、だからこそ男色に走ったのであろうか――。

 犬神のリクオに対する憎悪が、主に彼の周りに女がいることのみに集中していたのが面白かったです。でもこれ、真面目な話、犬神は仲間フラグだと思うんだ。だって、浮世絵中には彼の魂を慰められる最終兵器がいるのだからね。そう、その名は清十字清継。清継くんが仲立ちすれば、人間と妖怪の垣根を越えることなど造作もないことであろうよ。そして、そう考えれば、リクオが危険を承知で中学に通うことの理由も分かりますね。力で四国妖怪を制することはできても、彼らの心を溶かすことは清継くんにしかできないのです――。


・犬神「あいつは人間の中でさえも目立つ存在だった」

 爆笑した。なんだ、この椅子! どっから持ってきたんだ……!! そりゃ目立つよ! 極道とか妖怪とかそういうレベルじゃないよ! 目立つよ!! まさか、藍染さま以外にこんなイスに座る子がいたなんて…………。こいつぁ将来が楽しみだぜ。


To LOVEる

 僕は彼らは3Pをすべきだと思っているので、今回のララの反応はなかなか良かったと思います。そもそも、この漫画は既に日常が性的カオス状態にあるわけですから、後は現実の状態に恋愛感情をシフトさせれば良いだけなのです。また、法的観点から見てもリトくんの重婚はおそらく現行法には触れません(片方は宇宙人ですから)。お膳立てはすべて整っているのです。

 というわけで、リトくんはララと春菜と二人とも付き合えばいいなと思います。ララはレンとも付き合えばいいし、リトくんはたまにリコになって猿山くんと付き合えばいいと思います。そして、天条院さんには四十を過ぎても半裸で生クリームをかぶっていて欲しい。


サイレン

・ドルキ「…不愉快だ、気が変わった。消えろ…クズが…」

 ちょ、ドルキさま、気が短すぎです……!。いつもいつも、「どーして、おまえらはすぐ殺しちゃうの? バカなの?」とか言ってた割に自分も1ミリも努力しねー。今週のドルキさまも、なんというHP(※)の高さか。

 あと、カブトが殺されそうになろうが、千載一遇のチャンスをつかもうが、無表情で淡々と事を進めるアゲハが怖かったです。

※HP……ヒリューポイント


ジャガー

 このシリーズが始まってからジャガーがメッチャクチャ面白いんですけど……! 来週でもう終わりなのかなー。悲しいなー。


ブリーチ

 射場さんがいいこと言った……! 

 今回の射場さんが言いたかったことは、OSRは手段であって目的ではないということです。昨今のブリーチではその辺りがしばしば混同される傾向にありました。射場さんはそんな現状に警鐘を鳴らしていたのですね。


 …………うん、まあ、今週の内容はそれだけなんですけど。


 あと、バラガンさまの反応はOSR的にはかなり厳しいものに感じました。従属官がどうこうよりも、バラガンさまのOSRを大幅に削った辺りで、前哨戦は死神側の完勝といったところですかね。

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