【9/29】2008年44号のジャンプ感想(1)


 来週からハンター復活! ヤッホウ!


ワンピース

 前回もそうだったけど、「助ける」→「殺す」の切り替えが早すぎて、すごく不自然な気がします。キャラが展開の必要に沿って動かされてるような……。

 でもまあ、ハンコックの性格の悪さなどを考えるに、トップがアレでは配下がこのくらい極端な性格になっても不思議ではないかな……と、脳内補完中。


・覇気

 ゲエエ、覇気=オーラ。この展開はちょっと残念だー(´・ω・`)

 いや、確かにロジックの異なる力を手に入れることで、ロギアやら強者やらに対抗できるようになるというのは分かりますよ。分かりますが、それはどーなんだ。せっかく圧倒的実力者として描いてきた大将たちにお手軽な共通攻略法が見つかったような感じを受けます。今まで勝てなかったのは「実力の差」ではなく、「戦い方が根本から違っていた」みたいな感じですからね。なんだろう、これまでをリセットされた気分になってるのが悲しいのかな? ハンターの念もあんまり変わらないような気がするんだけど……。なんなんだろう、この残念っぷりは。


・ボア・ハンコック

 ボア・ハンコックはローラのお母さんで、ローラと顔がそっくりで……、という展開はなくなりました。ボア・ハンコックさんの容姿を見るに、とてもローラと母娘とは思えませんが、しかしまあ、妹さんたちがアレですし、容姿と血筋はあんまり関係ないかもですね。ボア・ハンコックさんは突然変異。

 いや、でも、ボア・ハンコックさんがローラ母だとすれば、ああ見えて四十過ぎということになり、むしろ年齢的な意味で可能性がなくなるか……。そういえば、ボア・ハンコックさんの能力は、加齢と共に効き目が失われていきそうなので、彼女の全盛期はいまこの時ではないかなーと思います。ルーキーのジュエリー・ボニーとは相性が良さそうですね(他人も子供化できるなら)。

 どちらにしろ、ボア・ハンコックさんの性格的に素直にルフィを送ってくれたりはなさそうなので、ボアさんが召集に応じる形でルフィがエースの下に行くんでしょうか。それなら、エースを助ける気がなかったルフィも無理なく近づけますし、この方向はアリそう。


ナルト

・フカサク「ナルトちゃんは自来也ちゃんを凌ぐ仙人になったということかいな!」

 お手軽感が否めないのはたぶん僕だけじゃないよなあ……。

 ところで、「動くな」の修行は既に完成に至ってるみたいなニュアンスですが、小鳥が肩に止まって落ちちゃったのは、これ、大丈夫なんでしょうか? こないだのフカサクさまは小鳥どころか、ナルトを舌で支えながらもバランスを保っていたんですけど。次のステップの蛙組手でそこらへんを習得するのかな。

 あと、高所から落下してもダメージをほとんど受けない仙人モードは、ここだけ読むとなんだかすごい気がしますけど、自来也さんがペインに普通に刺されたことを考えると、実はそんなに硬くないんじゃないかと思ったり。他の忍者相手はともかく、少なくともこれから迎えるペイン戦ではあんまり意味がないんだよね?


・ラストのペイン

 どこの誰を倒してるのかさっぱり分からん。次号、冒頭で説明が入るのかな? なんか今週のナルトは良く意味が分からない感じでした。


トリコ

 うーん、やっぱりロボかー。ロボを操っている敵も「美食會」と人間っぽいですし、同じ人類が作ったロボットに、トリコとココがあの反応をしたのはちょっと残念な感じ。あの二人がビビったんだから、もっと得体の知れない存在であって欲しかったかなぁ。でも、そんな得体の知れない相手だと、もはやグルメとか言ってる場合じゃないので(宇宙人や地底人の存在が発覚したらグルメうんぬん言ってられないよね)、この辺りが妥当なんだろうか。やっぱ先週が盛り上がりすぎてた感はあるなあ。いや、面白いけど。

 グルメ警察のトール隊長は陰獣方式で処理。こちらもまあ妥当なところかと。これまでのトリコのクオリティを見るに、強者であるトール隊長がむざむざ殺されることはないんじゃないかなあと、ちょっとだけ思っていたんですが。例えば、敵わないと見れば逃げ出すとか距離を置くとかするんじゃないかなーと。まあでも、そこらへんをだらだら描かれてもテンポ悪いですし、「過去の話ですけど、もう殺られました」はやっぱり妥当な線なのかも。

 あと、さっぱり触れられなかったゾンゲ様の安否が心配です。


ヘタッピマンガ研究所

 河下先生の描く女の子より、村田先生が描く河下先生の方が可愛いと思ったのは秘密だ。


 女性が「ゴッド・オブ・ウォー」やってるってのはちょっと好感。あれほど主人公の顔面が凶悪なゲームはなかなか他にないと思うんだ。主人公のクレイトスさんはハゲで半裸という主人公としてはありえない造形で、あまりに風体が怖すぎて、クレイトスさんが近付くだけで街の人がテラスから落ちて死んだりするよ。
 
 一方、ペルソナがオシャレゲームの代名詞のように取り上げられたことは、旧来からの女神転生ファンとしてはなんとも微妙な気分。あれは確かにオシャレかもしれないが、一皮剥けばこんなゲームなんだぜ。


アスクレピオス

・ロザリィ「ぼっちゃま、メディル家の"悲願"…わかってるっスか!? メディル医術で多くの人間を救うコト…、そして、救った患者の"血の署名"で血命録を埋めるコト! その準備をするためにテレスフォス家の隠れ家、"ペレトロニオン"に向かうコトが当面の目的っス!!」

 なんという容赦ない状況説明。ボケーとしてたら馬車に轢かれて死にそうになって、そこからこの説明セリフに繋げる手際は不自然というしかない。なにやってんだよ、内水せんせー。なんか新人の初連載みたいだよー。(と、いうようなことを書くと、サイコー&シュージンにDisられるので言わない)


・ロザリィ「どっかでぼっちゃまの腕を確認しとく必要があるっスね……!」

 自分の命を助けてもらっておきながら、それでも「腕の確認が必要」ってのは納得いかないなー。ロザリィは命を救われたのだから、もう少し信頼というか、好意的な態度でもいいと思うんだけど。

 だがまあ、確かに彼女が不安になるくらい、今週冒頭のバズはうんこだった。彼女の気持ちも分からんでもない。そして、僕もそんなバズのことが好きになれるはずもない。バズってこれ、本気で生活能力ないでしょ。こんなんで、よく今まで生きてこれたよなあ……。

 しかし、主人公をヘタレにしたのは失敗ではなかろうか。ネコを見てたら死にそうになるとか、そんな足りない子描写をされては、外科手術の天才といわれてもどうにも好きになれないぜ。


・パレ「どんな外科医の下につくより、アイツら見てた方がタメにならーな、うん!」

 →次週

パレ「この頼りない感じ…とてもオレの手術をしたとは思えないぜ。よくよく考えれば、オレはまだ直接バズの実力を見たワケじゃないんだよな。どっかでバズの腕を確認しとく必要があるな」

 今後、パレは彼らの手術を見るたびにこの時代の外科医術と比較して、「こっちの方が遥かにスゲー!」って驚く役だと思うんですけど、なんとも魅力の薄い同伴者ができちゃったなあ、というのが素直な感想です。パレのキャラって何も面白くないんだよなー。キャラ的にすごく薄い。

 アスクレピオス、第二話にしてだいぶ微妙だなあと思ってます。

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