べるぜバブ
悪くはない作品だけど、主人公がイイヤツにせよ悪いヤツにせよ、いま一歩中途半端で魅力の薄い感じがしました。たとえば、「天使な小生意気」の蘇我なんかは、同じく無敵の不良キャラでも極端なバカっぽさがあってそこが魅力になっていましたが、男鹿くんはイイヤツとも悪いヤツともどちらにも振り子が振り切れず、プラスアルファの特徴がないんですよね。基本不良だけど、ワルという程にワルにも徹してもないし、頭も悪くないんだけど特筆する程良くもないんだよなあ。
ところで、主人公の両親や姉はベルゼバブとヒルデガルダの存在はともかく、アランドロンが謎でしょうがないと思います。男鹿くんがヒルデガルダを孕ませて子供を産ませた上にホモセックスにまで手を出したのかと、そんなことを考えちゃうんじゃないかなー。
…………と、一瞬思ったけど、ベルゼバブがヒルデガルダとアランドロンの子供だと考えれば一家揃って居候に来ただけってことになるか。うん、あんまり問題ないな。
To LOVEる
ちっ…、暗殺者はジェノスじゃなかったのか……。ちょっと期待してたのにな……。
しかし、今回の暗殺者さんは、現地人に溶け込むという意味では非常にプロフェッショナルな仕事ぶりだったのではないでしょうか。最初は、「糸使いなのにテキヤってアンバランスだなあ」などと思ったものですが、よく考えてみればこれほど理に適った変装もありません。夏祭りにテキヤに化けるのは確かに適切な偽装ですよね。そりゃあジェノスだって同じ任務ならテキヤに化けたよ。いや、矢吹先生がピンだったら、たぶんそうはしないだろうけど。
・都合よく服だけを溶かすイロガーマの粘液
相変わらずのTo LOVEる節ですが、しかし、こないだも都合よく服だけ透かすメガネが出てきたばかりですしね。リトだけにしか見えないか、衆目に晒されるかの違いこそあるものの、To LOVEる世界においては、この程度、日常茶飯事であることに違いありません。
その証拠に、ほれ、春奈ちゃんは尻を突き出して粘液をガードし、事件解決後も尻が露わにも関わらずリトの前で微笑んでいます。臀部を露出することなど彼女にとってはもはやありふれたことなのです。そりゃあ、古手川さんも風紀の乱れを嘆きますよ。
ディグレ
元帥の行方はともかく(偽装じゃないかなー)、後半のイノセンス回収パートはショートショートな感じで非常に良かったです。戦闘とチェスの同時進行ってオシャレね。元帥の死(?)から何がどうなって、こういう行動に至ったのか良く分からないけれど(とりあえずいったん諦めて気分を改めたの?)、それを補えるオシャレさだったと思います。いつもこのくらいオシャレなら話は分からなくてもいいかなーって思えるくらい。でも、それなら「糞・糞・糞・糞・糞女ぁあー」のところなんかも、もっとオシャレにすればいいのにね。あのページはオシャレが足りないよー。
サイレン
・がんばれヒリューくん
「安定した足場の供給」「人間盾」というこれまでの役割に加え、「大掃除」まで獲得したヒリューくん。その頃、アゲハは単独でタヴーを倒していた。がんばれ、ヒリューくん。もっとがんばれ!
・2010年
オジキが白骨化していなかったこと、新聞が2009年止まりだったことなど考えて、サイレン世界はごく近未来の話っぽいですね。201X年くらい??
少なくとも問題が起こったのは2010年前後のことみたいだし、これだけ近未来だと、アゲハたちは漂流教室で言うところの「僕たちは選ばれたんだ!」状態とも言えそうです。黙ってても2年後に全滅するなら、危険でも対抗戦力(PSI)を得られる可能性があるドリフトたちの方が勝ち組だよね。
・世界再生計画のビラ
これは推測というほどのものではありませんが……。
「ビラがたくさんあった」というのが、ちょっと引っかかりました。オジキが好事家で不思議なビラを見つけたから持って帰ったというのは分かります。しかし、それなら予備を含めても2~3枚あればいい訳で、このビラをたくさん保管している意味はないですよね。それなのにビラがたくさんあったということは、これはオジキが配るor貼る側の人間だった、――つまり、ワイズメンバーに近しい者だったと考えられないでしょうか。近い将来に変革が起こることを知っており、そのために核シェルターを作ったのだとしたら辻褄も合いますし。
あと、死んだら灰になるサイレン世界でオジキの死体がしっかり残ってるのも不思議といえば不思議かもしれません。まあ、新聞紙も判読可能な感じで残っているのもあるわけで、オジキの死体が残っていたのもその程度の理由かもしれませんが。
スケットダンス
ドN心というものが最初読んだときは良く分かりませんでしたが、二回目を読み返した時に、フライパン問題に苦しむ冒頭のヒメコの姿を見て、「なるほど、これがドN心か……」と、ちょっと感じるものがありました。少し共感はできたが、しかし、変態であることに違いはない。
みんなも同じ気持ちだと思うけど、最終問題はイマイチ納得いかないよね。4匹だと75分じゃねーの? 最後のネズミ一匹にだけ4匹目のネコを投入するのと、最後のネズミ一匹をネコ3匹で追いかけて1分で捕えるのは、どっちもどっちだと思うんだ。
ぬらりひょん
敵対勢力にあった牛頭馬頭をいきなり総大将の護衛に就けるのは、なかなか思い切った起用だと思いましたが、マキャベリもかつての敵を用いることを推奨しているので(かつての敵は信頼を得るため真剣に働くので/20章より)、あながち間違ってもいないかもしれません。
ところで、ぬらりひょんのおじいちゃんは護衛を断るくらいなんだから、逃げるにせよ迎撃するにせよ、「一人でできるもん」なところを見せて欲しいですね。人の家でお菓子を食べるだけでなく、そろそろ総大将たる器を見せて欲しいんだ。個人的にはゆらちゃんとムチが戦う中、なぜか敵妖怪に茶菓子を振舞われて飲み食いした後、(継戦中のゆらちゃんを残して)トコトコと家に帰って欲しい。
ダブルアーツ
登場と同時に5人が戦死済み…だと……?
一般ガゼルはファランやスイにボコられ、そして、幹部ガゼルも登場と同時に5人が欠員。な、なんという草食動物っぷりだ……。いちいち期待通りだな、ガゼルってやつはよう……。
まあ、ここから襲名の儀式とかで5名の欠員を補充したりするのかもしれませんが、個人的には次回で「また死んじゃったよ……(´・ω・`)」「どんどん減っていくね……(´・ω・`)」「オレたちもうダメだな……(´・ω・`)」と、ガゼルメンバーのしょんぼりトークからスタートして欲しいなと思ってます。
ほら、↑彼とかすんごいションボリしてるじゃん? それをゼズゥが一生懸命励ますんだよ。「何言ってんだよ! オレたちまだまだいけるよ!」「オレ、こないだミリティア倒したもん!」って。かわいいね、ゼズゥ。
ネウロ
ネウロでOSRバトルをうんぬん言うのもあれだけれど、回想キャンセルって確かにキツイなーと思いました。回想シーンが入れば、そこから再起したり、華々しく散ったりと、とにかく何かできるものだけれど、回想キャンセルされたら、あのように醜態を晒すことしかできないわけですね。ブリーチのみならず、やっぱりOSRは重要だなぁ……。
どがしかでん
うん……。普通に面白いんだ。主人公がそれなりに活躍し始めて、須藤くんが協調性&責任感を見せ始めると、それだけで十分面白くなりました。うん……。面白くなったけど、もう打ち切りが決まっているであろうことを考えると、なんだか悲しい気分になってくるんだ……。ちょっとスロースタートすぎたね、この漫画は。そして、途中から面白くなったものだから、世紀のクソ漫画としても語ることができず、なんだかとても勿体無いというか、いや、この文脈で勿体無いということすら失礼なくらいに面白いので、それすらも語りにくいというか。うん、なんかなぁ……。とっても複雑な気持ちです……。
ブリーチ
何気に戦術的に優れていたクールホーンさん。まず、彼は大仰なポーズから虚閃を放ちます。虚閃は見た目の割に、敵にまともなダメージを与えた描写がなく、以前より「実は傷一つ付けられない低威力なんじゃないか」などと言われていました。そして、今回も実際にマツゲに傷一つ付けることはできなかったのですが、クールホーンさんもこれの低威力は諒解済みだったのでしょう。今回は虚閃をあくまで陽動に用いており、彼の真の狙いは虚閃を牽制とした接近戦への移行にあったのです。
そして、マツゲを吊るし上げるクールホーンさん。思えば、ルキアは同様の姿勢からアーロニーロさんを貫いたのでした。ですが、クールホーンさんはアーロニーロさんと同じ徹は踏みません。彼は「ロサ・ブランカ」を展開します。これは周囲を黒い茨で覆うことにより、マツゲを外部と遮断する能力です。これにより、マツゲは織姫などの外部OSRブースタを封じられてしまい、自分だけの回想で戦わなければならなくなってしまったのです。敵のOSR補給手段を制限するクールホーンさんの能力は、極めて実戦的な能力だと言えるでしょう。
しかし、そんな彼にも誤算がありました。確かにOSRバトルにおいては、外部からのOSR補給は重要な戦力源です。ですが、同時にOSRバトルでは「仲間に助けられない」ことでも戦闘力が上昇するのです(恋次の敵陣での分散行動などが有名)。さらに、マツゲは「真の力を仲間にも見せない」という制約によりOSRを高める特殊なOSRバトラーでした。これはクールホーンさんも相性が悪かった……!
ちなみに、マツゲの能力は使用後お肌がツヤツヤになることで知られています。この漫画のことですから、クールホーンさんがこれで大人しく死んでくれたとは思えませんが(確率的には半々くらいでしょうか)、しかし、たとえ彼が生き残っていても、お肌がツヤツヤになったマツゲのOSRに敵うとも思えません。相手の戦力を奪った上にお肌をツヤツヤにして自らのOSRを底上げする……。マツゲの能力もまた、極めて実戦的な能力と言えるでしょう。さすがは尸魂界の精鋭です。
To LOVEる 第2巻 | |
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