【7/29】2008年35号のジャンプ感想


 ジャンプ感想の前に二点ほど宣伝。宣伝多くてすいません。でも、僕はカネのためにサイトを運営してるんだ。


1、赤松さんがジャンプ感想サイト更新チェックを作ったよ

 まず非営利な話。ジャンプ感想の更新チェックサイト「J-Link」が突然消えてしまって不便な思いをしている方も多いと思いますが、「すきまさがし」の赤松さんが、J-Link同様の機能を持つ「ジャンプ感想サイト更新チェック」を作ってくれました。詳しくは赤松さんの日記を見て欲しいのですが、このリストに更新が反映される条件は、

<条件>

サイトのテキストの中に

1.「ジャンプ」または「WJ」がある(半角・全角問わない)
2.「感想」がある
3.「○号」または「No.○」または「○合併号」がある(○は数字で、半角・全角問わない。また、一桁の場合は「01」「1」のどちらでも可)

以上の3つを全て満たした時に「○号で更新があった」と判断します。

 とのことです。また、フレームなどを利用していて更新が反映されない場合は、赤松さんに個別連絡することで対応して頂けるそうです。新規サイトの登録などは、もう少しシステムが落ち着いてからということです。

 それで、J-Link登録のサイトさんで、いまもジャンプ感想を書かれている方は、良かったら赤松さんの更新チェックをみんなで宣伝しませんか? これが周知されれば、かつてのJ-Linkユーザーをこちらに移行させることができ、ひいてはジャンプ感想界全体の利益になると思われますので、お互いのためにもご協力お願いします!


2、夏コミにでるよ!

 次は営利的宣伝。僕自身はコミケに落ちてしまったんですが、有無のムーさんのご好意に預かり、夏コミでテニス同人誌を販売できることになりました! ムーさん、ありがとうございます!

 また、当日はアイオライトさん(&Yukimiさん)と席を並べることになりますので、僕たちのブースに来ていただけると、僕のテニス本と、アイオライトさんの「週刊少年打ち切りジャンプ」、そして、ムーさんの「初」と3誌合わせて御覧頂けます。

 なお、ムーさんの「初」はジャンプ感想サイトが集まって作られた作品であり、くず鉄作りの海のくろがねさん、ジャンプ妄想局のはちべえさん、カンコンでお馴染みのえんどうありさちゃん等、36名もの管理人&執筆者が参加しています。僕もコラムとして、「聖闘士星矢~現代の神話~」を寄稿させて頂きました。これは神話的に美化された聖闘士星矢の物語を実際の現実に即して考えることで、彼らの戦いがカルト宗教の内ゲバであることを実証した作品であり、2年ほど前から地味に温めていたネタですので、ぜひご一読下さい! あと、個人的にはTamoさんの「玄人好みのあつかいにくすぎる斬ゲームブック」が気になって仕方ないです。

8月15日(金) 東京ビッグサイト 
東地区 V-08a/V-08b

 3誌とも200~400冊程度の販売となりますので、お早めにお求め頂けますようお願いします。では、当日よろしくお願いします!


ナルト

・八尾「話の最中、途中、大忠告だ、ばかやろうこのやろう!」

 直前のセリフ「んー、そうだな」から、あまりに意味が繋がらないので、カラーページを挟んで1ページ飛ばしちゃったんじゃないかと何度も確認しちゃいました。しかし、そういえば前号のジャンプで「八尾様と呼べ」とかなんとか、そんなことを言ってたんでしたっけ。しかし、このコマの襲い掛かる水月の図は面白いな。なんだかすごくギャグマンガ日和だ。

 あと、刀を振り下ろしただけであれだけ地面を隆起させられる水月さんの腕力を思うと、大岩を持ち上げたフカサクさまの仙術がなんだか大したことないような気がしてきました。ひょっとして、水月の腕力の方がスゴいんじゃね?


・「死ねということじゃ」⇒「いや、別に死ななくていいよ」

 いやいやいやいやいやいや。

 これさー、どがしかでんの最初の方もそうだったけど、「二人で愛を育みましょう」⇒「別にテメーと育むわけじゃないけどな」みたいにオチをバッサリひっくり返すのは止めて欲しいなー。「死ね」と「死ぬかもしれない」は全くぜんぜん違うことだよー。これじゃ単に読者を驚かせるだけ驚かして、「でも、驚くほどのことじゃないけどな!」って放り投げてるだけにしか思えない。ちょっと卑怯だよ、これー。


・仙術の副作用

「自然エネルギーが多すぎると蛙になるぞ(`・ω・´)」
「カエルになったら、さらに石になるぞ(`・ω・´)」

 …………な、何を言ってやがるんだ、岸本斉史。この一連の流れは、意味が分からなすぎて頭がどーにかなりそうでした。いや、ちょっと待ってくれ。落ち着いてくれ、岸本斉史。確かに、ガマ油の副作用でカエルになるというのは分かる。それは"ガマ油の"副作用だからな。スゲー良く分かる。だが、自然エネルギーが多すぎるとカエルになるってのはどーいうことだ!? 自然=カエルなのか??? そして、どーしてカエルが石になるんだッ!? ナメやがってこのカエル野郎超イラつくぜぇ~~ッ!! カエルと石にどういう繋がりがあるってんだ?! カエルが石になれるってんならなってみやがれってんだ! チクショーッ。どういう事だ! どういう事だよッ! クソッ! カエルが石ってどういう事だッ! ナメやがって、クソッ! クソッ!


・八尾…………(´・ω・`)

 岸本先生、このラップはアニメスタッフが可哀想だと思うんだ……。これ、ふつうに辛いよ……。声優の人がかわいそう。ブリーチのポエム朗読より断然キツイと思うんだ……。

 あと、重吾はいまのところクソの役にも立ってないなあと思いました。


 ***

 いまNo.5と話してて、今回のヒップホップとか、香燐のツンデレとかを考えるに、「良く分からないもの」に手を出した時の岸本先生のとんちんかんっぷりは一つの見物なのではないかという結論に達しました。つまり、僕たちは岸本先生によって変容させられた「それっぽいけど明らかに違う何か」を目にした時は、それをもっと積極的に楽しむべきではないか、ということです。これからは岸本先生が新しいことに手を出したら、その一挙一動に注目すべきなんじゃないかな! ちなみに、忍者が全く忍んでないのも、たぶん同じ理由。


ワンピース

・ベッジ

 うーん、ベッジさんは普通に伏兵をたくさん潜ませてた方が個人的には好ましかったかな。これ、なんだか微妙な能力だよね。ザコ相手には戦えても七武海や大将には歯が立たなそうだし。

 それで、この能力には以下の2タイプが考えられますが……

1、家獣タイプ:ベッジの体はあくまで「家」。中の人たちは普通の海賊構成員。いつもはペッジさんの体の中でごはん食べたり、うんこしたりしてる。
2、バッドカンパニータイプ:中の人たちもベッジの能力によるもの。能力だからうんこしないよ!

 この2つだと1であって欲しいなー。ベッシさんは単なる入れ物。イエイエの実の能力者。ベッジさんにはあくまで兵力差で戦うキャラであって欲しいのですよ。

 ……ところで、ベッジさんの全方位砲弾攻撃は発射から到達までに余計なタイムラグが生じるので(弾が小さい時は飛行速度が遅いため)、なかなか使い辛そうな気がしました。


・ホーキンスvs黄猿

 あっさり見逃すかと思ってた黄猿さんが、普通にホーキンスさんを狩り始めた辺りは良かったです。でも、黄猿さんは「ヒマだから」とか言ってる場合じゃないと思うな。どう考えてもヒマじゃないよ、ルフィ一味なり、戦桃丸なり探すべきだよ。

 で、その黄猿さんはピカピカの実の能力者でしょうか? 「光速の蹴り」って事実上ほぼ「回避不能」で「大破壊力」なので、シンプル、かつ、スゲー強い気がします。僕は前々から「超スピードキャラは破壊力もあるんだから、残像とか作ってないで鈍器で殴ればいいのに」と思っていたんですが、まさかワンピースで「スピード=破壊力」が出てくるとは思いませんでした。でも、確かに光速キックは強いよね。

 そして、そこまで考えると、黄金聖闘士ってやっぱりスゴかったんだなーって思ったり。なんでデスマスクは紫龍にガチで負けちゃったかな?? 音速と光速の差があるんだから、単純に考えてデスマスクは紫龍の87万倍の速さでパンチを撃てて、さらに破壊力は7500億倍。圧倒的な戦力差じゃないか。ホントになんでデスマスクは負けたんだよ。

 閑話休題。しかし、黄猿さんの攻撃は、指先がピカッと光るレーザー的な攻撃はともかく、光速であってもただの蹴りならば、打撃無効のルフィには相性が良いかもしれませんね。でも、ゴムって光速運動する物体を受けても、ビヨーンと伸びて衝撃吸収できるようなもんなんだろうか。

 二人の戦いには、さらにウルージ、くま、ドレークが乱入。上から見てるアプーさんもきっと巻き込まれるだろうから、いい感じで多対多バトルの二組目が成立しました。キャラのしっかり立ったキッド&ローではなく、あえてホーキンス組に黄猿をぶつけることで、それぞれの個性を確立させたのは巧いやり方です。不自然な大きさだったウルージの金棒が、本体の巨大化によりジャストサイズになった展開も見事。気付いてみると、あれだけたくさんいたルーキーたちが、何時の間にやら全員よい感じでキャラが立っています。しかも、今のところ全員に好感が持てる。最近の尾田先生は本当にスゴイな。


・くま量産型&戦桃丸

 くまはやっぱり量産型だったー! これはキッド&ローにも大分勝ち目が見えてきましたね。量産型と再生怪人は勝てないものだと相場が決まっているのです。

 戦桃丸らしきキャラはまさかり担いだ金太郎がモデル?? しかし、名前であれだけ桃太郎を匂わせておいて金太郎とは……。いや、くまとの関係を考えれば確かにここは金太郎だけど……。でも名前的には桃太郎だろ、JK。


ブリーチ

<フィンドール「マジ手加減しますよ! 全力で手加減しますよ!」
クールホーン「バカですよ! ぼく、バカですよ! ホンモノですよ!」
アビラマ「いやいや、オレもバカですよ! オレこそバカですって!」

 なんていうか、バラガンさんに同情が禁じえないんだ……。部下の3/4がバカだなんて……(´・ω・`)

 しかし、バラガンさんも身の回りの部下を四散させちゃったのに、そのまま椅子に座っててどうする気なんだろう。もうガードもいないわけだし、呑気に座ってる場合じゃないと思うんだけどな。

 まあ、それでもOSR的に考えるなら、隊長、副隊長たちは一角たちの手助けに入ることはできないし(一角たちのOSRが下がるから)、椅子に座ってるバラガンさんに攻撃もできないから(自分たちのOSRが下がるから)、バラガンさんの「椅子に座る」戦術もバカにしたものではないけどね。これはあれだね、ザエルアポロさんが悠々と背中を向けて服を着替えにいったのと同じテクだね。あえて隙を見せることにより攻撃を防いでるんだよ。バラガンさんは、なるほどさすが上位エスパーダといった感じでしょうか。


ぬらりひょん

 すごいな! 清継くんはすごいな!


「どーなったー? 無事か――、家永さーん」

 この時に清継くんがデッキブラシで武装していることに着目して下さい。彼は仲間を守るためなら妖怪相手の肉弾戦闘も辞さない構えなんですよ! カッコイイぜ! 男らしいぜ! さすがだぜ、清継くん!


「まさか…、またあのお方に助けられたんじゃないだろうね――」

 すげえ……。なんてカンの鋭さだ。これだけの鋭さを持っていて、それでいて徹底して妖怪に遭わないというのは、実は清継くん本人が気付いていないだけで、日頃から凄まじい霊感で無意識のうちに危険を回避していたんじゃなかろうか。だとしたらすげえ頼りになるな、この人。さすがだぜ、清継くん!


「まぁ無事ならいーけどね!」

 そして止めはこれですよ……! 「妖怪に襲われた友人を助けるため校舎内を駆け回り」「自分が一番気になっている『あの方』に関して閃くところがあった」にも関わらず、仲間の安全を一番に喜び、人騒がせな家永さんに対して「無事ならそれでいい」という大人な態度。なんてこったい清継くんめ、キミは本当に13歳なのか……??。合宿の時の女の子たちへの配慮もさることながら、本当に清継くんは人間ができている。このわずか5コマから清継くんの大物っぷりがこれでもかと感じられましたよ。さすがだぜ、清継くんっ!!!!


リボーン

 スーツ姿の雲雀さんと並び立つところを見ていて、ふと気付いたんですけど、幻騎士って20xx年のご時世に素で鎧をまとってるんですよね。例えるなら、日本の暴力団員の中に一人鎧武者が混じってるようなもので、これはなかなかの変質者ではないかと思いました。


銀魂

 夜王の説得力ある強さ描写は非常にグッドでした。銀さんはあれだけ大見得切って出てきたのに、実際勝負になってねー辺りがとても良かったです。そうだよね、夜王はこんくらい強いよね。銀さんとの実力差はこれくらいあるよね。

 でも、夜王がたらたら喋ってたら右目を突かれて一生物の傷を負ってしまったのは、これはどうかと思わざるをえません。いま両者の実力差は圧倒的なわけで、夜王は「傷を負うのもおかしい」訳ですよ。そんな状況で「一生物の傷」を負ってしまったのは、不覚を通りこして納得いきません。「頭をグリグリやられてても銀さんにはまだ戦意があるんですよー、これは夜王も意外だったんですよー、銀さんスゴイですねー」っていう描写なのは分かるけど、それでもやっぱり不自然。(たかだか右目を潰しただけとはいえ)話の都合で突然銀さんが強くなったような気がしてイマイチでした。二人の間には、そのくらいの圧倒的実力差を感じたんだけどなー。

 あと、夜王が目を突かれた後、銀さんと子供がそこそこ会話する時間があったのもイマイチ。呼吸も瞬きもできない相手と戦ってるのに「余裕だなー」って思っちゃう。総じて言うと、前半の夜王の戦闘力描写が見事だっただけに、後半の大量に挟まれた会話シーンでテンポが崩れちゃったのが残念だったという感じでしょうか。でも、これは戦闘シーンが秀逸だっただけに残念って話であって、今週の銀魂は基本的にはグッドだったと思います。


トリコ

 この漫画は非常にスマートだなーと思いました。サソリゴキブリ戦のように基本は戦闘回避。そして、戦闘になってもわずか4ページで終了。アゲハコウモリを生でガツガツ食べまくるトリコに、ココのポイズンドレッシングと、両者の個性にあった戦闘スタイルが披露されましたが、特にココのポイズンドレッシングが素晴らしい。あれはココの毒人間の特性を活かしつつ、さらに遠距離攻撃ということで近距離主体のトリコとの差別化に成功しています。そして、何より技がカッコイイ。断言しますが、もし僕が小学生だったら手に水をぱちゃぱちゃ付けて、「ポイズンドレッシング!」とかやってますよ。遠距離攻撃で敵が即死とか、小ニ心を鷲掴みだぜ。

 惜しむらくはアゲハコウモリの危険性が良く分からないところですが、たぶん陸上のピラニアみたいなもんなんでしょう。一応、「四天王でも両手が塞がってるとちょい危険」程度のものであることは分かるので、まあその辺で脳内補完。

 デビル大蛇は捕獲レベル21と、トリコとココが二人もいればぜんぜん何とかなりそうな感じではありますが、そこで小松をさらわせることで緊張感を損なわない展開が見事。いちいち巧いなあ……。しかし、これまた惜しむらくは小松同行の必然性が薄いことで、つまり、小松が襲われる必然性もまた薄いんですよね。今週の「小松は優しい子」でも、やっぱり小松が冒険に同行する理由付けにはなっていないので早めに何か理由が欲しいなあと改めて思いました。それでも、「小松優しい子」はこれからココが積極的に小松を助ける理由付けになっているので、丁寧な仕事とはいえますけど。


勇者学

 打ち切り……! いや、しかし、あえて言いたい。これは円満終了であると……っ!

 実際、ギャグ漫画は長く続けていくと、そのうち訳の分からんことになってしまいますし(こち亀とか)、このくらいの時期に終わるのもアリっちゃアリかなーとか思ったり。それに、最終回にも関わらず紙面中盤の扱いを受けていることなど考えても、他の打ち切り漫画とはちょっと事情が違うんじゃないかなあと信じたかったり。だから、きっと麻生先生は早めに帰ってきてくれると思うんだ。信じてるんだ。


・河野盾xまさ子

 正直、もうこの一事だけをもって「今週のジャンプで一番面白かったで賞」を勇者学に与えたい。そのくらい幸せな展開でした。だって、僕、まさ子が大好きだからね……! しかも、高校入ってからまさ子が可愛くなったとか、これ、まさ子ファンにはご褒美としか思えませんよ……! まさ子の扱いが良すぎだよ! スッゲー嬉しい。心があったかくなった! ぽかぽかした!
 
 あと、杖に恋愛相談してたところなんかも、少なくとも盾と杖の間にはそれなり以上の友情が続いてたんだなぁ、と嬉しくなったり。この頃には杖はもうハリウッドスターでしょ? なのに高校時代の友人の恋愛相談に乗ってあげるんだぜ。杖はすごくイイ人だし、盾もなんだかんだいって、ちゃんと友達できてるじゃん! オウ、エブリバディハッピー! イイハナシだなー。

 いやー、なんてイイハナシなんだろう。でも、これ、一般的には盾と委員長の恋が実らなかったことを笑うところなんだろうか? 僕はもうまさ子が好きすぎだから、「イイハナシだなー」としか受け取れないんだけど。だって、どう考えても、委員長よりまさ子と結婚した方が幸せだしね(まさゆきが兄であることが最大のネックだけれど)。

 それと、盾のセンスに時代が追いついたのも地味に良かったです。盾は本当に幸せものだよ。彼は結構苦労人だったから、最終的に幸せになってる姿はそれだけで嬉しくなっちゃうぜ。前髪が薄いことなんてどうでもいいくらい盾は幸せ者だと思う。特に、まさ子と結婚できたことがすごく幸せだと思うんだ。麻生先生、ありがとう……! なにか良く分からないけど、僕、麻生先生にお礼が言いたいよ。ありがとう……っ!!!

 そういえばまさゆきも故人とはいえ、ちょっとだけ微妙なフォロー(ふさふさ)が入ってたし、最後まで本当に可哀想なのはブタだけなのかな。


・鋼野オチ

 できることなら幸せになってもらいたい盾くんの一方、できることなら不幸になって欲しかった男、鋼野。内閣総理大臣就任、勇者学義務教育化と、パッと見ではグッドエンドで終わりましたが、「3体目のクローン」で2回死んだことが示唆され、さらに盾の「魔王の手に堕ちた」発言で、勇者学らしいグッドともバッドとも取れないダークな締め方になっていて美しい終わり方だなあと思いました。この終わり際の美しさもあって、僕はこれを打ち切り作品とは言いたくないなあ。


追記:いま見てたら政府の人のネクタイの柄がスゴかった。本当に時代は盾に追いついたんだなあ。嬉しいよう。


こち亀

 部長、マイレージたまってるなら奥さんを連れて行ってあげて下さい……(´・ω・`)


ダブルアーツ

 なんていうか……。立場はまるで反対ですけど、陰獣の全滅を聞いた時のマフィアの人たちの気持ちもこんな感じだったんだろうなあ、と思いました。ファルゼン=陰獣、ガゼル=旅団ね。

 ところで、最大戦力であるファルゼン部隊が敗れた今、協会本部はどうやって安全を確保するんでしょうか。本部はすんごい見つかり辛いところにあるんですかね?? もはや本部に守りはないのだから、ガゼルさんたちはキリたちを泳がせて協会の場所を突き止めたところで、本部ごと襲うのがベストな気がしました。

 あと、薄々気付いてはいましたが、ファルゼン部隊は全員おねーさんだったようですね。ということは、キリはうまくファルゼン部隊と合流した場合、あの長い長い道のりを大人のおねーさんたちウン十人に囲まれて、エルーと手を繋ぎながら旅をしていた訳ですか。「片手じゃ不便でしょ。はい、あーんして」とかさ! うわっ、なんだ、そのハーレムは! けしからんぞ! 死ねっ! キリめ、死ねっ!!!


サイレン

「カブトはオジキの家に梅干しを置いてきて、年代物の梅干しを回収するんじゃね?」
「でも、サイレンの大気に汚染された梅干しってヤバくね?」
「そんなことしなくても、金塊を置いて未来で回収すれば、現代のものと合わせて2個になるよ」
「あれ? それって現代で金塊を回収したら、未来から回収してきた金塊ってどうなっちゃうの???」

 などと議論を交わしていた「カブトのお金持ち大作戦」ですが、今週の彼のセリフによると「未来の情報がたっぷりつまったお宝の山」とのことで、なんだか普通に、「別荘に着く」⇒「新聞が読めない(´・ω・`)」な展開になりそうでカブトくんが今から可哀想です。やっぱり先輩(マツリ先生)の言うことはちゃんと聞かなきゃダメですね。

 それとも読者の意表を突いて、彼は何かしっかりと工夫してるんですかね?


どがしかでん

「ブルースはもうアメリカで聴き飽きてんだよ」

 というOSR高めな須藤くんの回想はともかく、HIPHOP先輩が実はすごくイイ人だということが分かってビックリしたというか、うん、なんかちょっと面白くなってきてしまったんだ。HIPHOP先輩、あなた、いま一番輝いてるよ。いま一番「いい先輩」してるよ。尻が固いだけじゃなかったんだね! しかし、あなた結構マトモなのに、なんで最初はあんなだったの……?(´・ω・`)

 あと、部長に僅かながらフォローが入ったのも良かったです。このまま連載終わったら、「よくわからんがスゲームカつく部長」で終わっちゃいますからね(※1)。HIPHOP先輩ほど好転した訳ではありませんが、今回のフォローで部長も若干持ち直した感があります。須藤くんもエピソードはまったく共感できないものの(いきなり兄が死んだとか言われても知らねーよ)、主人公たちに協力しただけでそれなりのカタルシスがあったし、柴くんの地味ーな活躍も地味ーに存在意義を与えていました。うん、総じて、ちょっと面白かったんだ、今週のどがしかでんは。なんだか先週から突然クオリティが上がってきて嬉しいというか、むしろ、戸惑っているんだ。

※1……ちなみに、ユートはフォローが入る前に打ち切られたため、主人公は最後までただのムカつくガキでした。


ジャガー

 最近、エコという言葉が、スイーツとかロハスとかと同じニュアンスで(つまり、むしろ否定的なニュアンスで)感じられるようになってきたんですが、うすた先生も同じことを感じてたんだなあ、と思いました。

 それで、うすた先生とは別に、僕は最近「エコい」という言葉を勝手に考えてて、頭の中でナウイと同じ感覚でエコいエコいと言って喜んでたんですが、さっき「エコい」で検索したら、結構普通に使われててションボリした。

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