【6/16】2008年29号のジャンプ感想(1)


 DS版ドラクエ5の記事が11Pに載ってましたが、なんてこったい、僕たちのフローラたんがいたスト仕様かよ! ちくしょうエニックスめ、一貫性のあるキャラメイキングというか……、僕のフローラたんを汚さないでというか……。やっぱりビアンカを選んだら、「山おくの村で暮らす びんぼう人のビアンカさんに このわたくしが 負けるなんて!」とか言うんですかね。ルドマンさんも娘の成長にしょんぼりだ。


ワンピース

・サンジ「しまった、ケイミーちゃんが!」

 ちょっと麦わら一味のみなさんは注意力が散漫すぎやしないだろうか。「ケイミーを連れて直ちに逃げろ」ミッション中に、「クマがいたから気になって話しかけてたらケイミーが敵の手に落ちそうになった」というのは流石にどんなものか。そもそも遊園地でさらわれた時点で彼らの注意力不足を感じてはいたけれど、彼らはいくら強くても一緒にいてあんまり安心できないなぁ。


・もはや覇気というより魔法

 以前からその指向性の高さが指摘されていた「覇気」ですが、今回に至っては会場全体に覇気をめぐらせながら、かつ、麦わら一味だけを避けるという極めて器用な用いられ方をしました。これはもはや、覇気というか不可視エネルギー光線ではなかろうか。

 しかし、ルフィは「ビリ…」と感じていることから、別に覇気は麦わら一味を避けた訳ではなく、彼らに効かなかっただけかもしれません。しかし、この解釈を取った場合、少なくともウソップには衛兵以上の「覇気抵抗力」が備わっていることになります。確かに、ウソップもなんだかんだいって歴戦の勇士ですから、ある程度の覇気抵抗力が備わっていてもおかしくはありません。ま、この問題は、次週、ケイミーちゃんが覇気に当てられているかどうかで、その志向性の高低は解明されそうですね。


《今後予想される覇気攻撃》

『長距離覇気攻撃』:500m以上離れた敵へのピンポイント覇気攻撃。
『覇気絨毯爆撃』:トビウオを使った上空からの覇気による地上制圧。
『ゼロ距離覇気攻撃』:攻撃と同時に拳を通じて覇気を与える。
『超長距離集中覇気攻撃』:実力者数人が同時に遠距離の対象一人に対し集中的・継続的に覇気を発する。その際には敵対象の写真などが用いられる。限りなく呪殺に近い。

《具体例》

「グワッ……!」
「ああっ、また元帥が倒れた!」
「これで今週入って三度目だ! このままでは元帥の身体が持たんぞ!」
「おのれ、四皇による超長距離集中覇気攻撃か!」

 ハイハイ、妄想乙。


ナルト

 サスケがマダラを差し置いて、なんか偉そうに上座に座ってるのが非常に納得いかなかったんですけど、ちょっと考えたら分かりました。

 サスケって気絶してるうちにマダラに連れてこられてから、「ここがどこだか良く分からんが、今のオレは鷹のリーダーだ。よし、なんかリーダーっぽいイスがあったから座っておこう」と偉そうに座ってるんですよね。例えるなら、行き倒れの旅人を助けて家で治療してあげたら、元気になった旅人がいつの間にか上座に座ってふんぞり返ってる感じ。そこはお前の家じゃねえつーの。


アイシールド

・花梨「なんか全然話が噛み合わへん、この人~~~」

 大和くんに初めて好感を抱けた気がします。これは、完璧超人である彼にも欠点が見つかっていくぶん共感しやすくなったからではなくて、イケメンでさわやかでスポーツ万能でアメリカからの帰国子女でも別に女にモテるとも限らないんだなと分かったからに他なりません。いや、作中ではモテモテ設定だったはずだけど、そこのところは積極的に無視したい。


トリコ

・小松「こ、この蛇は…ゾンビタイパン!」

 なんでシェフの小松さんが蛇の名前を知ってるんだろう……?? この蛇も食用なのかなあ。あと、トリコがタバコを吸って、全身から煙が排出される現象がちょっと理解できないんですけど、これは一体なんなんだろう。ギュドンドンド族でもこんな現象は起こらないと思うんだ。


・トロルコングたくさん

 前列の四匹だけが身体に傷があるということは、彼らがボス争いに参加した「トロルコング界の四天王」みたいな位置付けで、彼らを倒したボスが奥の方にいるんでしょうか。それとも、「勝ったとはいえ無傷ではいれなかった」ということで、この四匹のうちのどれかがボスなのかな。

 それにしても、センター分けの彼は、あれはないよねー。「あれ? お前、なんか髪質おかしくね?」「ぜってー変だよ、なんでそんな長くてサラサラしてんの?」とか、絶対みんなからつっこまれてるよ。一体何を思って品種改良してたらセンター分けのゴリラが生まれるんだ。


キン肉マン

 今週最初2ページの解説で、「超人ってなんなのか」「なんで戦ってるのか」がはじめて分かりました……。キン肉マンって子供の頃からキャッキャと楽しんでいたのに、なんで彼らが戦ってるのか分かんなかったんですよね。悪魔超人が勝ったら世の中にどんな不都合があるのか、とかさ。これ、理解してた人、ほとんどいないんじゃないかなあ。

「なんで正義超人たちは戦ってるの?」「悪魔超人に負けたらどんな悪いことがあるの?」という疑問は僕が高校生の頃に芽生え始めて、そして、大学卒業した後くらいに、「ああ、彼らがやってるのはプロレスだったんだ。それで、ベビーフェイスとヒールに分かれて興行してただけで、悪魔超人が勝ったからって人間は特に困ることはないんだな」と、自分の中で結論を出したんです。でも、今回の説明を見るに、「超人=人間以上の戦闘力を持つもの」「正義超人=その力を悪から守るために使うもの」「悪魔超人=力を悪から守ること以外に使うもの(=悪事に使うもの)」ということで、悪魔超人が勝った場合は、その卓越した戦闘能力で悪事を行うということだったんですね。……しかし、スプリングマンとか悪魔将軍とかは一体どんな悪事を働く気だったんだろう。銀行強盗とか? それはそれでシュールだなぁ。


・「オレたちみたいな、いかつい格闘超人にプレゼントなんて概念、ハナっから持ち合わせていねえぜ!」

 今回のキン肉マンで一番面白かった1コマ。ナチと力士と中国人と牛男がゲハゲハ笑ってるシーンはすごく異常でした。特に気になるのがブロッケンJr.とバッファローマンで、片手を上げて湾曲させ、もう一方で腹を押さえるあのポーズは一体なんなんだろう。笑う時にあんなポーズする人いないよ! そんなところも相まってすごく不思議な絵面で面白かったです。あれだ、ちょっとテニスを思い出したよ。懐かしい。


・スグル「豪放磊落を売りにしてるが一人ぼっちが大嫌いな寂しんぼう」

 他キャラへの挑発が「スパーリングしたいがために思ってもいないこと」といった感じの上っ面の挑発なのに対して、なぜかバッファローマンだけ心を抉るガチ挑発です。ちょ、これ、バッファローマン傷付くよ……! あの子ホントに寂しがり屋なんだから……!

 しかし、それより酷いのはやっぱり……

「その他…、せっかくの友の結婚の儀に、出席しようともしない不届きなやつらめ!」

 と、「その他」でまとめられてしまったブロッケンJr.とウルフマン。といっても、ブロッケンJr.に関しては、「挑発文句はすぐに思いつくけど、アレはとても口にできない」のだから、まあしょうがない。少年誌の限界を軽く超えています。一方、ウルフマンの方は挑発に値するだけの個性が本当になかったんでしょうね。スプリングマンにバラバラにされた後の彼は本当にヤムチャだったから……。


・ウォーズマンから負け続けるスグル

 4人目から主人公が負けるってのはリアルでいいっすね。そういえば7人の悪魔超人との戦いでも、スグルは途中で疲れて仲間に助けてもらったんですっけ。ゆで先生にはちゃんと体力の概念があるんだなぁ……。そういえば、この漫画は戦いはメチャクチャなんですが(マッスルソルトとか)、誰が勝つのか負けるのか分からない展開だけは見事だったと思ってるんです。この点は今の漫画も馬鹿にせず見習うべき点だと思うなー。そんなことを言ってると、またテニスを思い出してしまうけれど。あれか、ひょっとしてテニスとキン肉マンは似ているのか……??

 今回のキン肉マンはウォーズマンに負けた後もバッファローマン、ロビンマスクと立て続けに敗北しますが、ラーメンマンに勝ったことで何とか主人公のプライドを保った感じですね。モストデンジャラスコンビ(ブロッケンJr.&ウルフマン)に勝つのは、まあ当然というか……。ザコ2人を倒して実力者1人に勝った後、善戦するも残り3人に敗れるってのは、主人公とその仲間達のパワーバランスとしては良い感じじゃないですかね。それにブロッケンJr.はモスト~の印象が強いけど、他の試合では結構活躍してて、あれはあれで実際強いですし。ウルフマンは、うん、やっぱりざんねんだけれど……。


・テリーマン

「オレはおまえとのスパーでは汗の一滴・血の一滴も残らないような後悔のない一戦をしたい」

                ↓

「テキサスファイトデスマッチ、受けるか?」

 テリーマン、キタァァアアア!!!!! この卑怯さ! このこざかしさ! まさにテリーマン……! 僕たちの知っているテリーマンそのものだァァ!!!!

 というのは、テリーマンってパンチ技が主体の超人なんですよね。パンチを得意とする彼が、「こざかしい投げ技なんていらない!」と、なんかカッコイイことを言ってるような雰囲気で、ひそかに自分の土俵に勝負を移してる訳です。だからテキサスファイトデスマッチは「(これはスパーリングだけど、オレが)悔いのない戦いをするために(オレが勝てるように)」挑んでるわけですね。まったく、実にこざかしい。しかし、それでこそテリーマン。テリーマンって昔から、「オレはいま足を怪我している」→「しかし、試合には出るべきだ」→「だが、出るからには勝ちたい」→「よし、反則をしよう」とか訳の分からん理屈で動いてましたからね。今回の彼のやり口も非常に納得できるんです。いやあ、実にテリーマンらしい。

 そして、スグルがクソ真面目に「ガードだと~~~~っ、男と男の勇気の競い合いにそんなもの使えるわけないであろう」とテリーマンの意気を汲んで戦っているのに対し、テリーマンは、


 めっちゃガードしてます。しかも、顔をかばったらボディーを撃たれていて、これは非常に情けない。その後、二人は友情モードに入って、この件は不問にされてしまいますが、その辺りまで含めてとってもテリーマンらしくて、非常に懐かしい気持ちになりました。今回の読切はテリーマンがしっかりテリーマンしてて良かったと思います。

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