【6/9】2008年28号のジャンプ感想


 テニス最終巻買ったよー。許斐先生の書き下ろし小説(手塚卒業式)も読んだー。うん、あれだ。この学校はテニスに支配されている……! たぶん立海も立海で真田の卒業生代表挨拶中にデビル化した赤也のナックルサーブが飛んでくるんだぜ。「テメーも赤く染めてやるよ!」「上等だ。オレの卒業式は貴様の血で飾ろう!」ってな具合ですよ。(僕のテニス同人誌もよろしく!)


ブリーチ

 完全催眠強すぎるだろコレ! でもさー、「僅かな癖や動きの違いに違和感を覚える」って完全催眠とは言わないと思うんだよね。完全催眠っつーか、「視覚を狂わせる」くらい? まあでも、そんな些細なことはいいです。前回、「平子さんみたいに催眠くらいサクッと破って下さいよ!」と書いたけど、その平子さんにしても術中であったというのは巧い展開だったと思います。上述の通り、藍染さまの「もし僕に心を開いてたら~」ってのはちょっと微妙だけれど、説明を付けようとしただけで十分エライ。さらに、「ぼくのおかしたあくじ」にも「興奮させて虚化を促進する」というちょっとした理由をつけており、久保先生がんばってるーって感じ。特に意味もなく敵陣で戦力分散してたブリーチとは明らかに違う……! どうしたことだろう、久保先生にすごく好感が持てるよ。

 しかし、全く主観的な意見だけれど、藍染さまは今の悪者ぶってる姿より、この頃のメガネ姿の方が遥かにカッコイイね。柔和さを残した容姿と落ち着いた物腰で淡々と悪事を語る辺り、その見た目とのギャップが悪の魅力をグイグイ引き出してる気がします。


 …………と、いうのは全て僕の幻想で、単に僕の大好きな内海課長をオーバーラップさせてるだけかもしれませんが!


ナルト

・イタチ「サスケはまだ純粋だ、簡単に何色にでも染まる」

>> イタチ「俺が一族を殺した。俺を憎め」
>> サスケ「クソヤロー!!!今に殺してやる!!」
>> 大蛇丸「うち来るともっと強くなれるわよ」
>> サスケ「行く行く!里抜けてでも行く!」
>> マダラ「お前の兄貴は悪くない。木の葉の差し金だ」
>> サスケ「木の葉ぜってー潰す!!!」
>>
>> サスケはラッセンの絵とか旅行券とかホイホイ買っちゃう子なんですね。
(掲示板より)

 お兄ちゃん……、あんた弟のことがホント良く分かってるよ……! このセリフを見た瞬間、「弟思いのイタチ」像が言葉でなく心で理解できたね! だからマダラ避けの天照とかも仕込んでたんだなぁ。イタチお兄ちゃん、ホントいい人! このブラコンッ!


・サスケ「イタチが望んだ通りにはできない…………」

イタチ「でも、肝心な時には言うこと聞いてくれないんだなー(´・ω・`)」


ワンピース

・ラキューバさん

 死人が出ないことで有名な漫画「ワンピース」ですが、死ねないことがこれほどの悲劇と化すとは……。先週、掲示板に「巨人は首輪爆発しても死なねーだろ。気にせず逃げればいいのに」という意見がありましたが、もちろん死ぬことはないでしょうが、それはそれで痛くて失神しちゃうんだと思います。気絶したらまた首輪を付けられちゃうでしょうし。僕はかねてより、「不死身キャラは敵に捕えられたりしたら悲惨だよなあ」と思ってましたが、うん、こうして目の当たりにすると本当に悲惨だ。


・キッドさん

 チャルロス聖がはっちんを撃った辺りで、ルフィがキレるところまでは予測可能でしたが、ケイミーの件でブチキレるんじゃなくて、ここまで引っ張ってきた辺りは良かったと思います。なかなか説得力のあるキレっぷりでしたから。「うん、ルフィの臨界点はここらへんだよね」っていう感じ。

 そんで、この流れに関しては、僕はキッドさんの立ち位置がオイシイなあと思ったんです。前情報で悪人であることが知れ渡っており、今回においても何らかの問題を引き起こすであろうと思われていたキッドさん。そんな彼が、「まるでこの世の縮図だな。とんだ茶番だ、帰ろうぜ」と、一時は特に何もせずにこの場からの撤退を計ったり、ルフィが殴りかかる際にも、「本気か!?」と冷や汗を浮かべたりと、なんといいますか、明確な悪人なのに、事態に対する「少し遠慮した態度」が見られるというか、事件の中核に対してちょっと距離を置いてるんですよね。それが問題の核心にずかずかと踏み込んでいくルフィと好対照を成しており、いまのキッドさんは(本来は僕たちの共感を得られない悪役のはずなのに)人間臭くてとても好感が持てます。キャラクターとして、かなり魅力的。正直、いま最もこれからの動静が気になるキャラはキッドさんだね。願わくば「使い捨ての悪役その1」で終わらせず、良くも悪くも僕たちの予想とは別ベクトルの働きを見せて欲しいなあ。


トリコ

 う~ん、今回は微妙。ちょっといただけないです。せっかくのトリコのプロっぽさが損なわれちゃった感じ。壁を砕いて入ったのはトロルコングへの威嚇だとしても、これ、IGOの人たちにとっちゃ大迷惑だよね。

IGO「おいおい、トリコのやろう、これどうする気なんだ……。穴から毒蛇わんさか出てくるんですけど……(´・ω・`)」

 みたいな。でも、そこよりも、僕はサンダル履きで現地へ行くのがどうかと思った。前回はそれなりに探検用のファッションだったのに、今回ちょっと余裕見せすぎじゃね? ミッションの危険さの割にラフすぎね??

 あと、これは作劇の問題上しょうがないんだろうけど、小松くんがこれほどの危険ミッションに特に理由もなく付いていくのは流石に受け入れがたいなあ。まあ、トリコ的にはこんくらいのミッションでも、「サンダル履きオーケー、足手まといオーケー」な楽勝さなのかもしれませんが。


ダブルアーツ

 スイが食べているサクランボ缶が「あたし、チェリーくんをもりもり食べちゃいますョ」の隠喩であることはもはや常識であり、同様にシロップをごくごくと飲み干すのも、「あたし、汁まで飲んじゃいますョ」の隠喩であることは既に常識ではありますが、それを踏まえると今週のスイ関連の発言はなかなか過激なものだったと言えるでしょう。

スイ「さっきさくらんぼの匂いがしたんだ。買ってきたい」

⇒「さっき、童貞臭がしたんだ。買春したい」

キリ「あのなぁ……、ここはタームと違うんだから。食い逃げだとか通用しないんだぞ?」

⇒「ここはタームじゃないんだから、童貞を食ったら責任持って付き合わなきゃダメなんだぞ」

スイ「樽で買ってもいいかな、さくらんぼ?」

⇒「童貞を複数購入して、多人数プレイしてもいいかな?」

 少年誌ギリギリの発言がオンパレードですね。もちろん、これは万年発情期の僕たちの卑猥な妄想というわけではありません。というのは、次のキリのセリフを見て下さい。

キリ「まあ、あいつのことだ。腹が減ったら帰ってくるだろ…」

 おかしいですよね? スイは「さくらんぼ」を購入しに行ったのに、「腹が減ったら帰ってくる」というのは、どういう意味でしょう? やはり、ここでいう「さくらんぼ」とは果物としてのさくらんぼではなく性的な意味でのさくらんぼで間違いありません。


どがしかでん

 うん、なんか……、ダメなんじゃないかな…………。
 
 色々置いといて、仮にも中学時代三年間バスケをしてて、なのに普通のパスがまともに取れないって一体どういうことなんだろう……。全くの素人ならともかく、三年やって普通のパスが取れないって、そりゃ相方の彼もピリピリしますよ。全国制覇を目指して入ったバスケ部に、普通のそこらへんのバスケ部でもお目にかかれないような才能が致命的に欠如した人が入ってきてて、さらにそれが自分の練習相手だったら、ねぇ……。

 しかし、うん、なんといいますか、キャラにもストーリーにも、本当に驚くほど魅力がない……。キャラもストーリーもどちらも本当にどうでもいいと思えてしまう……。これに比べるとKOSENとか、やっぱ結構がんばってたんだなーって思えてきます。この漫画は上級生たちが帰ってきたら、もう少し面白くなるんだろうか……? スポーツ漫画は大抵、クセのある上級生たちが出てきてからが本番だしなあ(そして主人公の影が薄くなる)。

>>  ですが、それにしても、彼が十凌高校に入学して、あのキチガイみたいな主将や、強迫神経症の須藤くんと一緒にバスケをするというのは、あまり見たい気がしないのです。(2007年41号の「CLUTCH」感想より)

 あ、あれ……?? 少なくとも読切では主将はキチガイだったのか……(もう内容が全然思い出せない。「シュガーヒーロー」は思い出せるのに…)。ど、どうしよう……。本格的に期待できないぞ、これ……。


サイレン

「な、なんで定期的にPSI使いがやってくるんだ……??」

 ネメシスQに送り込まれたドリフトたちは、「ウワー、なんでこんな異形のバケモノに襲われなきゃならないんだー!」と大慌てですが、あっちもあっちで、「な、なにー、またPSI使いがきやがったー! どうなってんだー!?」な感じだったのですね。うん、事情は良く分からんが、なんか気の毒だぜ。この人もたぶん、それなりの努力と計算の末に、この荒野でも生き延びられるようがんばったのだろうになあ(荒野にしたのがこの人かもしれんけど)。

 そして、アゲハたちドリフト勢がサイレンの謎を解こうと必死になってるように、この人もこの人で、「ねえ、キミたちどっから来てるの? 教えて。教えてよ。……ダメだ、自我が抑え込まれてる(´・ω・`)」と苦労してたようですね。なんかもうこの時点で大分かわいそう。真の巨悪は彼の他に別にいるんじゃねーの?


こち亀

 須田カツオさんとブラックスペルのγさんは、女子中学生のために命を張ってがんばれるという点でとても気が合いそうな気がしました。

 どうでもいいんだけど、今週のこち亀は、昔、月刊ジャンプでやってた不良漫画を思い出しました(タイトル失念)。カリスマ性に溢れ人情に篤くケンカも得意な主人公が、口ばっかりのショボいダメ男を舎弟にして日本中を旅しながら各地で様々な事件を解決する漫画だったと記憶してます。で、その最終回では、旅が終わった数年後の姿が描かれ、主人公は(よく覚えてないけど)その人間性に相応しいそれなりの立場を手に入れて描かれますが、一方、ダメな舎弟の方はそのままニートになって、母親から粗大ゴミ扱いされてました。「ああ、カリスマ的な不良の舎弟となって、全国を駆け回りながら様々な事件を解決しても、やっぱりダメなやつは一人になったらこんな末路なのか」と思った覚えがあります。そんだけ。


バリハケン

・アキハバラで主人公を轢き殺そうとするタクシー運転手

 ちょ……、タ、タイムリーすぎる……。しかもナイフって……。鈴木先生は現代の堀部健和か! ※「逃げ続けてた逃亡犯が捕まって正直ホッとした様な心境です」


 ところで、今週のバリハケンはちょっと面白かったです。圧倒的数量による質の制圧って、2年ボスを撃破する方法としてはかなり良かったと思います。そりゃあ傘から針が飛び出してもオタク100人の突進には勝てないよなあ。至極納得。


勇者学

 初めて火野木さんがイイ人に見えた……。

 最後のオチは可哀想な感じに描かれていますが、まあ、確かにデートのはずがバイトになったのは可哀想なわけですが、でも、見方を変えると家業のお手伝いなんだから急速に前進したといえる、かも…………、いえないか…………。


スケット

 うげええ、なんだこの欝話は……。欝話として良くできてるだけになんだか辛いぜ。いや、ウン、良くできてるとは思うんですよ、ウン。でもさあ、いっつもあんなにホンワカはにゃはにゃしてたじゃーん。この落差は結構きちーよー。スイッチのおなか伏線もあるから、あと一週続くんですかね? クオリティ自体はぜんぜん悪くないんだけど、いつものスケットダンスに戻って欲しいな。生ぬるい読者でごめんね、篠原先生(´・ω・`)

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