太陽のイメージをもった仏たち(1)
・仏の数は時代が下るにつれて多くなる。
初期仏教⇒お釈迦様一人(後は精々過去七仏)
大乗仏教⇒阿弥陀仏、薬師仏、毘盧遮那仏
密教⇒仏頂系譜尊、金剛界五仏、無上ヨーガタントラの本尊など、すごくたくさん
・大乗仏教⇒あんまり修行しなくなる、仏に救ってもらおうとする(なので王権と結びつく)
《阿弥陀仏》
・阿弥陀仏は光
・阿弥陀仏を月の光とすれば、地の湖には月の光が映る。このように阿弥陀は観音の姿でどこにでもいる。
・観音菩薩は阿弥陀仏の化身。観音菩薩の頭の上には阿弥陀仏の化仏がある(冠がそうなのかな?)
・千手観音とか、観音の手や目が多いのは困ってる人を同時にたくさん救えるようにするため。
・ダライラマは観音菩薩の化身らしい。暴れん坊将軍が「旗本の三男坊だと思ったら吉宗だった」みたいに、「ずいぶん立派なことをいう乞食だなあと思ったらダライラマだった」みたいな話がたくさんあるらしい。
・経典は『浄土三部経』
⇒『仏説無量寿経』『仏説観無量寿経』『仏説阿弥陀経』(観無量寿経はサンスクリット版、チベット版がないため中国産の偽経と考えられている)
・『阿弥陀経』の出だしは、「ずっと西方に極楽があって阿弥陀がいるよ」といった感じ。
・無量光仏(すごい光)であり、無量寿仏(無限の寿命)である。前者は無限の空間を、後者は無限の時間を象徴する。
・もう一度書くと、阿弥陀仏は光。
・死にかけると阿弥陀仏が来てくれるらしい。
・んで、臨死体験では「光」を見るらしい。
・さらに、臨死体験から復活すると、人間性が変化してダメ人間が立派な人になったりするらしい(死に際に悟れる?)
・阿弥陀仏の正体はここらへん??
《薬師仏》
・薬師仏は釈迦が医学を説く時の姿(薬師仏=釈迦は説の一つ?)。瑠璃色の光を放つらしい(瑠璃色=青色。人の身体を癒す光)
・七仏薬師⇒薬師如来の化身。一番メジャーなのが薬師瑠璃光如来で浄土は「浄瑠璃」。東の果てにあるらしい。
・『薬師経』の出だしは、「薬師の仏土は東方にあって、修業中に十二の誓願をたてたらしいよ」って内容。
・十二の誓願の第六願が「みんなが私の名を聞いて唱えたら病が癒えますように」ってやつで、こればっかりが有名になって、「薬師如来=病気を治す仏」になった(阿弥陀の誓願の「みんなが南無阿弥陀仏と唱えれば極楽に行けますように」ばっかりが有名になったのと同じようなもの)。
・薬師の他の誓願も所得格差の解消とかなので、商人とかに人気らしい。
・薬師仏とその眷属の意味するところ
日光菩薩→昼
月光菩薩→夜
七仏薬師→一週間(日本では北斗七星、輪王七宝と解釈)
十二神将→十二ヶ月
十二天→十方(東・西・南・北・西南・東南・東北・西北・上・下)+日・月
※十二神将は薬師如来のボディーガード
《薬師仏と阿弥陀仏の関係》
薬師仏 ←→ 阿弥陀仏
東方 ←→ 西方
浄瑠璃 ←→ 極楽
青(暁) ←→ 赤(夕日)
瑠璃光如来 ←→ 無量光仏(=臨死の光明)
生の世界 ←→ 死の世界
病を癒す ←→ 長寿を授ける
・薬師仏の青い身体は黎明を連想させる。癒しの性質。「生命エネルギー」の仏格化。
・阿弥陀仏の身体の色は沈んでゆく夕日を連想させる。死後の平安、臨死の光の仏格化。
・つまり、要はどちらも太陽の光のある時間の姿(太陽は東から昇り、西へと沈む)
・(おそらく阿弥陀のイメージがまず先に成立し、薬師はこの仏と対応する仏として生まれた)
・薬師と阿弥陀はセットで祀られることがしばしばある。(浄瑠璃寺、法隆寺など)
・真ん中に釈迦、東に薬師、西に阿弥陀を置く。
・中世の寺院に池があるのは極楽に池があるかららしい。
| 臨死体験〈上〉 (文春文庫) | |
![]() | 立花 隆 おすすめ平均 ![]() 面白い!! 生の事実満載でそれなりに説得力があった 大量の事例と研究、その検証の果てに辿りついた結論とは 労作と思います “死”への根源的な興味Amazonで詳しく見る by G-Tools |


面白い!!
生の事実満載でそれなりに説得力があった

















