ハンター
・キルア
ゴンがキレた時の回のラストは、「ゴンに呆れてキルアが出ていった図」かと思わせて、「実は神の共犯者で消えてただけ」と思わせて、結局のところ、キルアは移動して実際にあの場にはいなかったようです。うん、なんかここまで二転三転すると、あれはミスリード狙ってやってたのか怪しくなってくるなー。なんとなく描いただけじゃなかろうかww
で、これはちょっとビックリな展開ですが、キルアはゴンを置いていっちゃうそうです。うーむ、これはゴンをちょっと見捨ててるのか、それとも、あんなゴンであってもそれでもまだ信頼しているのか、どっちなんだろう。もしコムギたんに意識があったら、「ちょ……、行かないで、マジ頼むから……」「この子と残されるのマジこええ」とか思ってるよ、きっと。
しかし、キルアは神の共犯者で何をするんでしょうか。ナックルは戦術次第で一発逆転できるし、シュートも上手く殴れればそれが決定打になるかもしれない。ゴンはジャンケングーを思いっきり生身にブチかませれば、ひょっとすると倒せるかもしれない。でも、キルアは身を隠しても特に現状を打破できる気がしないぜ。ここらへんがパワーオンリーでもない、型にハマれば強いわけでもない変化系、放出系の微妙なところ。オールラウンダーではあるけど、コンボには向いてないよね。
あと、メレオロンさんが10秒しか持たなかったのは、「突然上から龍が降ってきて、ユピーが階段ブチ壊してビックリしたから」でFAみたいです。
・意外と賢かった(?)ユピー
ポットクリンが付いてるから、我も忘れてナックルを追いかけるかと思われたユピーですが、彼は意外とクレバーでした。そりゃそうだよなー。あそこまでガチで逃げる相手を追いかけたらバカだよなー。
しかし、それでも「シュートを殺さなかった理由」はちょっと弱かった気がします。あんな状態のシュートなら瞬殺なんだし、念能力バトルをやってる以上、ちょっと目を離したらシュートが生き返ってピンピンして向かってくるかもしれません。念能力バトルだからこそ、ここは確実に止めを刺すべきじゃないのかなー。(※1) もちろん、ユピーの目論見とは違い、いまシュートを殺しちゃうとホテルラフレシアがすっごく「死後強化されそう」だけれど。シュートは今もラフレシアを残すためだけに意識を保ってるくらいだもんな。「ウオオ、オレは死んでもラフレシアを残すぜー!」な勢いで死にそう。
※1 ピトーでさえ重傷者の回復には数時間を要することが分かってるんだから、シュートがそんなすぐに復活することはないと判断したのかも。
そういえば、意外といえばユピーまで玉座に上がっちゃったのは意外。玉座に上がったら王にアレされるって自分で師団長に伝えにいったのにね。ユピーもプフと同じで結構その場その場で柔軟に対処する人なのかな。しかし、あんまり本気で王の指示を守ろうとする人いないなーww
ピトー「玉座の間、上がっちゃってごめんなさいニャ(´・ω・`)」
プフ「ごめんなさい(´・ω・`)」
ユピー「ごめんなさい(´・ω・`)」
王「いや、うん、いいよ……(´・ω・`)」
・ナックル、タイマンへ
うわー。説得力あるからいいけど、ここらへん、冨樫先生の苦悩が垣間見えちゃうぜ。
「シュートの孤軍奮闘をナックルは黙って見てないよね」
↓
「でも、面と向かって戦うほどナックルはバカじゃないよね。逃げるよね」
↓
「とはいえ、ユピーもナックル追いかけるほどバカじゃないよね。引き返すよね」
↓
「あれ? シュート死んじゃうじゃん……(´・ω・`)」
↓
「しかも、ナックルは労せずハコワレ完成じゃん……(´・ω・`)」
↓
「そうだ、ユピーがシュートを見逃して、ナックルがそれに怒ったことにすればいいんだ(・∀・)!」
みたいな思考の流れが感じられます。うん、このアンサーも強引っちゃ強引なんですけど、でも、この流れにしっかりページを割いて、シュートの「止めるべきなんだけど、うっかり後押ししちゃった」とか、ナックルの「オレ達、バカなんです」とかがあるから、十分な説得力が生まれていると感じました。
冨樫先生はここら辺が非常に丁寧なんですよね。でも、そのせいで全体の進行はとんでもなくスローリーな訳ですけど。スピード感を重視するなら、「オレもシュートもただの蝿かよ!?」→「ブン殴る」で行けちゃうところなんですが、それだと大人の読者は納得できないんですよね。「ナックルはアホか」となってしまうわけです。だから、ここでナックルをアホの子にしないためには、やっぱり7ページが必要になるのです。
ハンターは能力バトルで多人数バトルで登場人物にアホの子がいないので(ヂートゥさん除く)、彼らが最適選択肢ではなく、物語上必要な行動を取るためには(ナックルが隠れずにユピーの前に現われるには)このくらいの説明が必要になっちゃうんですよね。ここら辺、ほとんど何の説明もせずに最後まで勢いだけで突っ走っていったテニスとは、漫画の作り方として対極にあるなあと思うのです。
・プフは何をしているのー?
思ったよりゆっくりしていたプフ。まだ殻の中でした。思ったよりゆっくり、といっても、たぶんモラウさんと邂逅してから、まだ1分半くらいだとは思うんですが。僕はプフはゴレイヌさんみたいなもので、殻に閉じこもった状態から瞬間移動する(殻は既にもぬけの殻)能力かと思ったんですが、今週はまだ「惚れ惚れします」とか言ってて中の人いるっぽいです。移動能力ではないのかー。あと、変態していると仮定しても、まだ口調が前のプフと同じなので、「理性を失って狂戦士化」とかでもなさそうな感じです。
今回、プフの行動で特に不可解なのがユピーの呼びかけに応じなかったこと。プフが「王いませんよー、探してきてくださーい」と答えておけば、少なくとも外にいるユピーは護衛の任を果たしうる訳です。教えてあげなかったから、ユピーは「みんなオレを置いてどこ行ったのー?(´・ω・`)」と、すごく寂しそうです。
たとえ、変態中は声を出せないのだとしても、「ここには王はいない」という情報は、いったん変態解除してでも知らせるべき情報ですよね。自分は変態が終わっても勝てるかどうか、外に出れるかどうか分からないのだし、それなら外にいるユピーに確実に伝えるべきでしょう。声を出せない理由があるのかもしれないけど(途中で変態やめたら中でどろどろになってるとか)、でも、それならもう少し慌てるよね。「ウゲー、変態してる場合じゃなかったー」って。プフの戦術は謎だなー。
サイレン
なんか今週のサイレンはテンションがヘンね。
朧さんがスーパーマンになるのではなく、むしろお荷物になったのは良かったです。しかし、「BIGミミズ&タツオ攻略作戦」が、「良いアイデアも思いつかなかったし、ちょっとあたし行ってくるわ」になっちゃったのは残念。なんだよー、こんな状況でも雨宮さん地力でなんとかなるのかよー。もっと頭使って欲しかったぜ。
タツオくんの武器はすごい効率悪いですね。チャージに少なくとも数十分を必要とし、総弾数は4発。着弾後は範囲攻撃ながらも、点の攻撃なので空中の相手には当たりにくい。狙撃とかには強いんだろうけど、白兵戦には向かないよなー。近距離戦はたぶんショットガン持ってた方が強いと思う。
・W・M・J
ヒリューくんの竜の尻尾に続き、W・M・Jでも変なアイテムが出てきました。んー、超能力が具現化するのは仕方ないのだろうか。超能力はモノの形を取らないところに趣があると思うんだけどなー。だって、モノが出てきたら、それはモノだからね。超能力の「よく分からなさ」が失われると思うんです。「なんかよく分からんけど相手が吹っ飛ぶ」とか、「なんかよく分からんけどボウガンを素手キャッチできる」とか、そういう「よく分からなさ」が超能力の趣だと思うんです。ミステリーがないというか。…………ウン、まあ、「ぼくのすきなちょうのうりょく」は、いいや。やめよう。
今週はカブトくんを引っつかんでポイするときのヒリューくんから本気が感じられて良かったです。雨宮さんが「脚・力・限・界・突・破」した時、ヒリューくんは絶対スカートの中を凝視してたと思うんだ。必要に迫られて、「視・力・限・界・突・破」のライズも獲得したと思うんだ。
ナルト
冒頭の目しか描かれてない1ページを目にした瞬間、「ウオオオ、すごい岸本斉史だー!!!!」という謎の高揚感に襲われてしばらく爆笑してました。他にもハァハァ言ってるだけのサスケのコマや、繰り返し表示される仮面のコマなどが、とても岸本斉史で良かったと思います。岸本斉史。
ワンピース
タコ「たてつくなよ! 絶対たてつくなよ! 絶対だぞ!」
ダチョウ倶楽部を彷彿とさせるはっちゃん。いやあ、こりゃあ、たてつくね。麦わら一味じゃなくても若手芸人なら確実にたてつくね。ポスタル2で、「キミは街中で銃を乱射してもいいし、平和に日常生活を過ごしてもいい」って言っておきながら、銀行で列に並んでたら人に横入りされ、自分が横入りし返したら、行員に「ちょっと、そこ。なに横入りしてんの!」って怒られるような、そういう展開です。「そうしないこともできるが、みんながそうすることを望んでる世界」。そりゃあ銃も乱射しますよ。世界貴族にもたてつきますよ。世界貴族には、ポスタルみたいな地味にイラッとする行為を期待したいな。アベックが外でイチャついてるとか。
勇者学
2話掲載、普通に嬉しいなー。この漫画のこと、僕はかなり好きになってるぜ。
・賢者学の方
エア会話はキッツイ。ハマーさんより地味にキツイかもしれない。「えー? 誰誰? あ、ハモった」が痛々しくてたまらないぜ。エア会話を「思ったより楽しい」とか言ってる辺り、憐れみを隠せない。しかし、河野くんはあれだけ斬新な自己紹介をしてクラスメートからの喝采を浴びておきながら、どうして友達ができないのだろうか。友達いないと思ってるだけで、実は人気者なんじゃなかろうか。人気投票したら地味にランクインされるんじゃないだろうか。とりあえず彼にスケット団を紹介してあげたいよ。
そして、今回出てきた「マジキモーイ」の二人の女子を見て、河野君はまさ子に好かれている自分が決して不幸ではないことを認識するべきだと思った。あの二人が麻生先生が描くところの「ブサイクな女性」だとしたら、まさ子は決して「ブサイク」の範疇ではないはず。彼女はまさゆきに似ているだけで、あの世界でも容姿は普通にイケてるんじゃなかろうか。ただ、まさ子のことを素直に「カワイイ」と言えないのは、それを言うとまさゆきがイケメンであるということになり、それは認められないからなのだよね。それに、まさ子の可愛さは多分に性格的なものかもしれないし。他の女性キャラが全員黒すぎるんだよな。まさ子はいい子。
ラストでサイレンのパロディ(現行連載作品のパロディ)が出てきたのには、なんだかもて王を思い出して懐かしくなりました。
・洞窟探検の方
すっげー、冒頭の「今日は普通の服じゃないか」がまさか伏線だったなんて。あと、「オレも読者もスッキリだぜ…」ってのは本当にその通りで、麻生先生も鋼野のポジションは分かってるんだなーって思った。これは認識修正が必要ですねー。
×「鋼野が出ない勇者学は面白い」
○「鋼野が出ないか、鋼野が酷い目に遭う勇者学は面白い」
ブリーチ
>> 山本「涅マユリ、能力、人格に申し分無しと結論した」
>> マユリ「申し分ナシ? 私は部下だって平気で爆弾にするヨ。問題あるダロ?」
>> 山本「………………ないもん(´・ω・`)」(19号のジャンプ感想(補足)より)
***
あ、やっぱりマユリさんは問題あったんだ。あのくらい派手に問題があると山本隊長も流石に気づくんですね。
蛆虫の巣の人たちは、少なくとも剣八さんより「問題がある」と見なされている様子。一体、日頃からどんな危険思想を振り撒いていたのでしょうか。いくら幽閉期間が長いとはいえ、それだけで、あんなゾンビみたいにフラフラしてるとも思えないし、別のベクトルで彼らは危険だったんじゃないかなあ。
死神1「そ、そ、砕蜂タンに蹴られたいお(;´Д`)ハァハァ」
死神2「ボ、ボキは卯ノ花隊長のミナヅキにパックンされたいにゃー」
死神3「せ、拙者は朽木白哉殿とのホモセックスを切に願うにゃりん」
↑たとえばこんな感じで。そう考えると、彼らの一人がひよ里に襲い掛かった理由も分かりますね。久しぶりにロリっ子を見て興奮したのです。さらに深読みするならば、
「…ひどいな。2日3日でもうボクの顔忘れちゃったんスか? あんなに構ってあげてたのに…」
という浦原さんの言葉にも、なにやら性的なニュアンスが感じられるではありませんか。檻理隊部隊長に求められる絶対条件とは、彼ら全員(の昂ぶる気持ちを)素手で満足させることなんですよ! まあ、なんていやらしい!! ヘンタイ! このウジムシ!!!
最後のマユリさんのスカウトは、吉原で言うところの身請けってやつですね。まあ、いやらしい!!!
ダブルアーツ
今週で自分内評価ガタ落ちですわー。まあ、スイが強いことは良しとしましょう。ポッと出の新キャラが特に理由もなく強くていきなり主人公たちの窮地を救ったのも、まあ良しとしましょう。まだ序盤ですからね。全員ポッと出な訳ですし。スイの強さの秘密などもこれから深めていくんでしょうし。
ただ、問題なのは戦いのプロフェッショナルであるガゼルさんたちが弱すぎること。彼らに何の脅威も感じられないのは問題じゃないかなあ。彼らが強いからこそ、スイの更なる強さが引き立ったり、今の二人の状況に緊張感が生まれると思うんだけど、肝心要の彼らが強いとは思えないので、どちらの点でも成功しているとは言い難いです。端的に言って、ガゼルを脅威と思えない。ガゼルさんたちは「超人的な強さではないけど、リアルなレベルで強い」というニュアンスかと思ってたけど、今週のスイは非現実的な強さだったしなあ。本当に彼らは強いんでしょうか。
エムゼロ
うえ!? いや……、うん…………。
叶先生に一体何が起こっているんだ……???
スケットダンス
椿君のコマがすげー面白かったです。「わ…訳の分からない事を言うなあ!!」はフォントの選択がすごくイイですね。主にフォントで笑った気さえする。
こち亀
そういえば、大昔のこち亀で4人将棋ってありましたねー。あれは小学生の頃、結構やった覚えがあります。誰かと同盟を組まないと勝てないんだよなー。今回の大々将棋も小学生とかは真似して遊ぶのかしら。
「両津がネットで勝負したいと言っとるで」
「どうする、春?」
「花見も終わったし、遊んでやってもええわ」
お ま え ら 仕 事 し ろ w w
ぬらりひょん
カキ氷と一緒におこもりしてる雪女タンが可愛かったです。
前回までスカスカだった物語が、ゆらちゃんがリクオ家を訪れることで大分繋がった感があります。学校パートと妖怪ヤクザパートがブツ切りだったのがこの作品の難点だったのですが、その二点が今回で多少なりとも接近してきた感じ。しかし、その流れを作ったのは主人公ではなく清継君なんだよなー。思えば旧校舎へ向かったのも清継君の発案だったし、ゆらちゃんが仲間に加わったのも清継君の勧誘。この漫画は清継君なしでは立ち行かぬのではなかろうか。
それでも作者としては、清継君はいけすかないキャラ、嫌われものキャラにしたいようで、なんとかして「いけすかなさ」を出そうと懸命ですが、でもこのセリフは逆効果だよ、これは面白いよーwww
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。しかし、このアメまずいっすねぇ!」
「おもしろきこともなき世をおもしろく。しかし、このアメまずいっすねぇ!」
「うれしくなんかない。これからもずうっとドラえもんと暮らさない! しかし、このアメまずいっすねぇ!」
さっきから一人でこんなこと言いながらゲラゲラ笑ってます。ちょっとしたマイブーム到来。
To LOVEる
彼らが空中にワープした瞬間に、「あ、股間に顔だな」と思ったら、股間に顔でした。いい加減、春菜ちゃんなんかは慣れてきたりしないのだろうか。
「なに、リトくん? あたしの股間に顔を埋めたいの? いいわよ、そんなことなら全然……。ほらっ、ほらっ……!」
ダメだな……。これじゃ痴女だ……。
あと、天条院さんの衣装には見てから数十秒間、笑いが止まりませんでした。だってこの衣装、「着用自体が性行為に等しい」よ。存在が性行為だよ。ギガププリンでおっぱいがプリンすることなんてどうでも良くなるほどに今週の天条院さんは存在が性行為だった。
サムライうさぎ
《千代吉の剣術》
1、鍬をふるって地面に大穴を空ける
2、鍬をふるって石を弾き飛ばす
3、鍬で穴を掘り、地面から襲う
4、鍬で地面を掘り、城を作る
《ウズラの剣術》
1、痩せる
2、脂肪を熱に変えて土中の水分を全て飛ばす
3、熱くなった体で抱きしめる
まとめてみるとスゴイ戦いです。「一方のサムライが地面を掘って城を作ると、また一方は脂肪を燃焼させ土を砂に変えた」。山田風太郎より奇天烈だぜ……。そりゃあ、こんな戦いをしてるんだから、真面目に剣の練習をしてた連兵館の人たちが勝てる訳がないよ。
千代吉「この風雲七菜城を破るには脂肪を熱に変えるしかないっスよ!」
連兵館「そんなことを言われても…………(´・ω・`)」
↑もし流人に乗っ取られなかったら、きっとこんな戦いになっていたんだぜ。進むも地獄、引くも地獄。連兵館が不憫だぜ。地区予選で青春学園に当たってしまった中学校くらい不憫だぜ。
ネウロ
・弥子「大丈夫、ケーキだから体にダメージはいかないよ。後で食べるし」
後で食べる……! ネウロの頬についた生クリームをぺろぺろと……!?
なんというエロス……! 今週のジャンプはあまりにいかがわしいので発禁処分にすべきだと思いました。
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