【2/25】2008年13号のジャンプ感想(1)


 今週の表紙裏広告は世界樹2。マイミクも、みんなやってる、世界樹2。なのに僕はオブリビオン始めました。いいんだ、オブリビオンも面白いんだ……。ガ、ガンナーなんて使いたくないんだからねっ!


テニス

・乾先輩による天衣無縫解説

読者「天衣無縫の正体がオーラ移動だったらイヤだなー」
             ↓
読者「ウオッ、天衣無縫スゲー! 良く分からんがオーラ移動じゃなさそうだ!」
             ↓
読者「えっ、オーラ移動なの? やっぱり??」
             ↓
南次郎「天衣無縫の極みなんてもんは最初っからねーよ」
             ↓
読者「………………………………………………(゚Д゚)ハァ?」

 しかし、乾先輩の言ってることは本人も意味が分かってないみたいだし、とりあえず置いときましょう。一年生トリオも「??」って感じになってますが、「無我の力」とか「百錬パワー」とか、本人もよく分かってないであろう未知エネルギーを基準にして説明してるんだから、そりゃ分からなくて当然ですよね。謎のエネルギーを前提に論理をまとめるなんざ狂人の戯言です。しかし、結局、無我オーラは何の解説もないまま終わりそうですが、一体なんなんでしょうね、これは。

 乾先輩の解説を信じるとしても、天衣無縫は原理的にはオーラ移動なのかもしれないけど、実質的な効果としては全身強化系の能力ですね。百錬自得のような論理能力かと思ってたんですが、意外とシンプルなところに落ちついた感じです。


・南次郎「勝つ為にミスを恐れて、安全なテニスを覚えやがる」

 なんという説得力のなさ。師範戦の傷が生々しい河村先輩に被せて言われてもなあ。それに若かりし頃の南次郎と戦った相手も、「肉離れ、捻挫、打ち身、鞭打ち」の諸症状に見舞われていたんですが。何がどう安全なテニスだというのか。

 ここ、許斐先生が何を考えてるのか本気で分からないです。作中の中学生たちと南次郎の間に認識のギャップがあるのか、もしくは僕たちと南次郎の間にギャップがあるのか、僕たちと許斐先生の間に生じたギャップなのか、さらには全て分かった上で許斐先生がこれをやっているのか。うーん……。


・南次郎「天衣無縫なんてもんは誰もが持ってるもんだぜ」

 いやいやいやいや。テニスを始めた頃、日が暮れるのも忘れて夢中でやったり、どんなにやられても楽しくてしょうがなかったりするのかもしれませんが、でも、そんな天真爛漫な子供たちでも、突然五感が奪われたら楽しくないと思うな。それを楽しめるのは、やっぱり「資質」じゃなかろうか。特に、乾・河村あたりはテニスで大怪我を負ったばかりで、南次郎の説明を聞きながらも、「楽しくねーよ、天衣無縫開けねーよ(´・ω・`)」とか思ってるんじゃないかな。

 あと、暗闇の中でイノシシを仕留めるスキルとどう関係があるのか真剣に分からない。


・幸村「ふざけるな! テニスを楽しくだと!」

 そういえば幸村少年は、皇帝に対しても「立海三連覇のため真向勝負を捨てろ」と言ってたし、自身の「五感剥奪テニス」も含めて、楽しいテニスを否定するキャラなんですね。楽しむためのテニスではなく、勝つためのテニスとして編み出したのが、彼の「五感剥奪テニス」である、と。「勝つための安全なテニス」の極地が「五感剥奪テニス」なのかもしれません。五感剥奪テニスって考えてみれば、「事前に相手を殺す」ってのと変わりませんから。幸村少年は「暗殺テニス」と同じくらい、テニスを楽しめないテニスを選択してたということでしょうか。


・サムライドライブ

 おそらくテニス最後の大技となるであろう新技「サムライドライブ」。その正体は居合いの構えからスイングを繰り出し、ネットを利用してボールを真っ二つにする技でした。ということは、金太郎戦でもSUGDを受ける際に、「ウオッ、死ぬかも! マジ楽しいッ!」とか思って天衣無縫の扉を開き、SUGDを無効化してサムライドライブで返した、ということでしょうか。それで金太郎は二つに別れたボールのうち、一方のボールだけを返球した……のかな?? で、ちゃんと返したと思ったのに、半分自分のところにあったから、「半分やんけ」と。

 しかし、この技は、なんていうか……。スゴイのかどうかさえも分からないな……。


・幸村「我、立海の三連覇に…、死角はない!!」

 ちょ……ww 

 チガウヨ、ソレ、テニスジャナイヨ。

 今週は丸々一話かけて、「テニスって楽しいよね!」という話を展開しておきながら、最後の最後で明らかにテニスじゃねーゲームが始りましたよ。ちょ、それ、一見テニスっぽいけどテニスじゃないから! 


 ***

 そういえば、掲示板に寄せられた最終回予想で

>> そして天衣無縫の二人によるラリーが始まり、ギャラリーたちも
>> 「あんなに楽しそうにテニスができるなんてうらやましいでヤンスー」
>> 「イップスに陥ったワシも今すぐテニスがやりとうなってきたでー」
>> 「ゾクゾクッ 手塚!ボクたちも今すぐ試合をしよう!」
>> みたいになって、みんなテニスを始めて大団円オチになるのではないでしょうか。

 と、いうのがありましたが、これにサムライドライブが加わるんじゃないでしょうか。次週、越前少年は2つに別れたボールをさらにサムライドライブで返して、ボールは計4つに。さすがの幸村少年も4つ全てを拾うことはできず2つを後逸。しかし、それを受け止める真田と仁王。

「幸村! オレたちもテニス、やりとうなったぜよ!」
「手塚ぁ! 今度こそ真向勝負だ! もう一度オレと勝負しろっ!」

 二人に応え、コートへと降り立つ手塚と不二。
 乾、赤也、桃城、ブン太なども次々とコートへ。
 
「ああーっ、越前のヤツ、さらにボールを8つに細分化したァー!」
「堀尾君、解説してる場合じゃないよ! 僕たちもコートへ行こう!」
「僕とテニスするでヤンス~!」
「樺地、オレたちも行くぞ……」
「…………ウス」

 こうして最後はみんなでテニス。「その時、僕たちはみんな天衣無縫だった――END」。美しいなあ。


サイレン

 むぅー。PSIの出現で急にハンターっぽくなったなあ。コーヒー訓練してる時は、すわ水見式か!と思ってしまったよ。

 個人的には「五感・身体能力を飛躍的に伸ばす」のところで止めて欲しかったかも。その次の「個人の資質で色んな応用」まで来ると、丸きりハンターの発になっちゃうから、サイレンのオリジナリティが損なわれるんじゃないかと心配です。「すごく強い敵に、わずかに人間を超えた程度の主人公たちがヒィヒィ言いながらがんばる」バランスを期待してるんだけど、能力バトルになっちゃうと機転ととんちの戦いになっちゃうからなー。「どんなに強い相手でも知恵を働かせば勝てる」というのはハンターでやってるから、別の方向を目指して欲しいな気がします。最初のドリフトの「運が良かったから、たまたま強敵に勝てた」ってのは個人的にはすごく良かったんだ。

 しかし、おそらく独力で頑張ってPSI習得までこぎつけたであろうマツリ先生のことを思えば、師匠と兄弟子(しかもJK)がいるアゲハ&ヒリューはとても恵まれた環境ですね。関西人のおっちゃんとか次回ドリフトで、「え……? ちょ、なに、それ……?? なんでキミらだけそんなん使えるん?? ワシ、教えてもらっとらんよ??」とか、納得いかない気持ちになるんだろうなあ。あの時、隠れてないで勇気を出して3人を助けてれば、今回もお声が掛かったかもしれないのにね。そして、長い目で見たら生存確率は高まったかもしれないのに。まあ、自業自得か……。

 あと、杉田ママはスルーなのかしら。まー、アゲハも他人事なんざ構ってられない状況だしなー。


・サイレンの飴と鞭

「じゃ、行こっか。私の部屋」

 また一つ魅力的な飴が加わりました。


ワンピース

・ナミ「なんでこういうの集まるの?」

 ↓仲間になった順。

剣豪⇒うそつき⇒コック⇒トナカイ人間⇒考古学者⇒サイボーグ⇒スケルトン

 こうして並べてみるとチョッパーで一線を超えた感がありますね。


・ブルック3300万

 いま、そげキングが3000万だっけ? ブルックの客観的評価はウソップと同じくらいなのかー。いや、これはむしろ、いち海賊団の船長代理まで務めたブルックと同じくらいの評価を受けているウソップの方を誉めるべきだろうか。……ま、船長もピンキリでバギーとか1500万だけどな!


・ゾロ復活

 うん……。まあ、いっか…………。

 と、一瞬思ったけど、やっぱ良くないよなー。ダメだろ、これー。だって、「あの時、ゾロに感動しなくて良かったー」って思うもん、正直なところさー。1シーズンリタイアするだけでも良かったのに、なんで二日で復活しちゃうかなあ。最低級の侮蔑的表現をしちゃうと、こち亀と同じだよ。子供を騙すためだけの感動エピソードだよ。


ナルト

 おおおおお、なんだかナルトすげえええ。「ただでさえ変わり身の術で緊張感がないのに幻術夢オチ合戦かよー」という読者の声もなんのその! 「まだまだだ! 幻術合戦の次は変わり身だぜッ!!!!」という、岸本先生の叫びが聞こえてくるようだ!

 でも、今回の変わり身はイタチ側が大きく消耗したので、幻術合戦に比べれば不毛という程でもない、かな……? 「視界に入れるだけで勝ち」という強能力も、「基本的な変わり身で防げますよー」という展開は悪くないです。しかし、次回サスケが奥の手を見せるようですが、それで決着が着くとも思えないんですよね。幻術やら変わり身のせいで、どれほどの決定打があってもすぐには信じられない感じ。なんだか夢の中で戦ってるみたいな印象です。


マンガ脳

・「怖いものを描くときでも、完全に変なものではなくて、見たことのあるものなのに、なにかちょっと変だな……というくらいにしておくほうが怖い気がします」

 なぜテニスのシンクロが怖いのか、少しだけ分かった気がしました。

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starsキレやすい現代っ子、要注意!!
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