キェエエエェェエ！！！ マ、マ、マ……、マケタァアア……！！！！
はい。負けました。ちくしょー、こんちくしょー。僕たち番長グループが一週間かけて蝶よ花よと育ててきた最強戦術「トリカゴ」は血も涙もないゲームキーパーのファッキンダイスロールに破れて散りました。いや、うん、まあ、ゲームキーパー悪くないけどさ……。70％の確率で勝てる戦術を作って、残り30％が出て負けたんだから仕方ないんだけどさ……。ちくしょう……。ダイスで失敗しただけで僕たちの叡智の結晶が砕け散るなんて……。「なんだ、このクソゲー！ 作ったやつ出てこい！」って思ったね。――作ったのオレだよ！
まあでも、良いのです。何も努力をしなければ５割以下の勝算しかなかったところを７割にまで持ち上げたのだから十分なのです。相手の戦術は読みきった。相手の配置も読みきった。相手の行動もこちらの思うツボだった。僕たちの努力で、「トリカゴ」実行に最適な条件は整ってた。で、ここまでやったのに、30％失敗のダイス勝負に負けた。ま、それも受け入れられる運命。しょーがない。
で、悔しいのはさ。「トリカゴ」が決まって慌てふためく相手の姿が見られなかったことですよ。対戦ゲームは基本的に相手を合法的に嫌な気持ちにして愉悦を味わうゲームだと思ってるんで。そのために莫大な努力と時間を割いてるわけですよ。あー、相手を嫌な気持ちにしたかったなー。相手が一週間かけて築き上げた戦術を思う存分踏みにじりたかったなー。「トリカゴ」さえ決まればそれができたのになあ。残念だー。
今後の課題としては、30％失敗の可能性がある場合は、それはもう失敗するものと考えてダメージコントロールをすべきなんですかねえ。失敗した時に被害を最小限に抑えられるような。でもまあ、言うは易しだねー。70％で成功した後、作戦を完遂するだけでもイッパイイッパイなのに、30％のミス後のことまでは考えてらんないなあ。
あと、今回は個人的都合で途中で抜けたのがすごい寂しかったです。皆で一生懸命作り上げた「トリカゴ」の末路は、最期まで看取ってあげたかったよ(´・ω・`)
《以下、箇条書き》
・トリカゴへの流れ
１、「春風の能力でアタッカー突撃すりゃ勝てるんじゃね？」
↓
２、「アタッカーもいいけど、タルジュが突撃してバリケード張ってもいいんじゃね？」
↓
３、「まてよ？ タルジュが突撃してバリケード張った後、中で動けなくなってる敵めがけてアタッカーが突撃すりゃいいんじゃね？」
↓
４、「それだ！ トリカゴと名付けよう！」
３の着想に至ったのは僕とヒッタさん。我ながらこれは良いアイデアだった。何より相手を絶望的な気持ちにさせられるところが素晴らしい。１ターンの間、何もできず中でジタバタする敵をニヤニヤしながら見守るはずだったのにー。まさに奇手というべき奇手だったんだけどなあ。残念……(´・ω・`)
・今回の勝ちパターン模索。
ドラフトの段階では「あっちん+デコイで終了だよね」みたいなことを言ってて、まあ流石に向こうもそれは分かっててやらせてはくれなかった訳ですが。それでも、今回は「何をすれば勝ち」かが明確に分かってて、スカラカーンとあんかけを殺し、できればシドも殺せば勝ってたんですよね。デコイを倒せるキャラがいなくなるから。そういう意味ではデコイの存在感は大きかったんじゃないかなー。僕も賛同した花園でのデコイ待機が痛恨のミスだった気がします。しかし、どうやってもスカラカーンはデコイを殺しに来ただろうし、しょうがなかったのかなあ。
・次郎丸弘美
番長グループ内での評価は二分されてて、超びびってる人と、びびらなくてイイんじゃない？って人に分かれてました。僕は前者で超びびってた。で、ギリギリで、「びびらなくてイイんじゃない？」に鞍替えして、それは戦術的には成功だったんだけど、能力的にはびびるべき凶悪なものだったね。計算では効果数値30％前後のはずだったから、おそらく１ターン移動不能だと踏んでたんだけど、まさか準即死級とは思わなかった。「ＧＫがミスってる可能性があるから50％くらいは睨むべき」とは言ったけど、これ、少なくとも60％以上の能力じゃないかなあ。まあ、今回に関しては文句はありません。こんな能力を作れた中の人がスゴかったということで。こっちにも安井とかタルジュとか、明らかに計算のおかしい能力者がいたので負けた理由にはならんね。
・ぽぽさんスゲー
希望崎封印で凝り固まっていた僕たちの目を覚まさせてくれたスゴイ人。正直、最初は「おいおい、ぽぽさん。何いってんだぜー。希望崎封印しかねーじゃねーかよー」とか思ってたけど、ぽぽさんの堅固な主張により、考えれば考えるほどぽぽさんが正しい気がしてきて……。結局、アキカン封印で正解だった訳ですね。ほとんど一人しか主張してなかったのに皆が納得するまで説得し続けた意志の強さはスゲーです。尊敬します。
・希望崎十八鋼人
ドラフトの時からずっと推してて、実際に使えた（？）っぽいキャラ。後半戦に参加できなかったので分からないけど、十八鋼人の存在は向こうにとってもかなりのプレッシャーになってたんじゃないかな？ 逃げ回ってれば一人勝ちできるからね。十八鋼人はいわば「トリカゴ」の保険で、勝つための選択肢を増やすという意味でちょっとしたキーキャラだったと思ってます。お気に入りなので絵も描いたよー。
・出鯉舞
今回の僕の作ったキャラ。詳細はこちらから。最初はバリケード能力を作ろうと思ってたんだけど、今回あまりに純ダメが強かったので悩んだ挙句、純ダメ能力者になりました。「毎回デコイを作る」という趣旨とは裏腹に、今回は明らかな主力級能力者。発動率を64％に抑えた辺りがデコイとしての一線を保てたかな？
制約の「引火自爆」は、過去のキャラを調べて炎を能力原理にした能力者が少なかったこと（みんなそんなシンプルな能力作らないんだよね）、たとえ一人二人いてもドラフトで取っちゃえばいいやと思ったので採用。引火率を50％にすることで、敵のコンボに組み込ませない工夫もしてみた。天敵、浅宮ミズキの存在は想定外もいいところだったけど、まあ結果オーライ。
今回は狙い済ましたエロキャラなので、esさんは暇になったら絵を描いてくれませんか？ だって服がダイナマイトになるんですよ。常時チラリズムが実現できるんですよ。
・転校生
「ちょっと今回の転校生強すぎね？」みたいなことをＧＫ言ってたけど、その強さもちゃんと戦術に組み込めたので問題ないと思う。転校生の第三能力は両陣営共に戦術の要として組み込まれてたんじゃないかな？ 結果的には転校生大殺戮だったけど、そこまで計算してどっちも動いてたんだし。行動が読みやすくて良かったと思う。
・情報操作
今回は敵の情報操作がキツかったなー。一番キツかったのが「勝負はもう詰んでる」発言の連続で、mixi日記で言う程度なら「ハイハイ、情報操作乙」で終わりなんだけど、あっちんさんがリアルでシュガーちゃんに会ってまで、「勝負詰んでますよ」って言ったのが大きかった。あれで信憑性がいや増して、僕の心の中に「次郎丸恐るべし」が根強くなったよ。マジで１ターン目先手で終わるのかと思ったよ。
あＪさんの「アキカン封印しかねーだろ」も強烈だった。敵に最適選択肢をずばりと言われるとウソだとしか思えなくなっちゃうぜ。大分、騙されてた。最後の方で、「これはあＪ一流の情報操作ではないか」と気付き、逆にアキカン封印に確信が持てたけどね。巧すぎる情報操作も功罪両面かな。
・自分的反省点
自分、テンパりすぎワロタ。いや、もう本当に正気を見失ってた。土壇場に弱い自分の性格を再認識。こりゃ、最終チェック係とか絶対できねーわ。混乱して訳の分からんことを書き込んだり、頭が猛烈に痛くなったり、動悸息切れなど諸症状に見舞われた。いや、自分が土壇場に弱い性格だってのは分かってたことなんだけどね。分かってるからこそ、システムを整備することで混乱を最小限に抑えるのが僕のやり方なんだけど、今回の混乱は自分で作ったそのシステムすら破壊しかねないもので、本当に僕は頭を冷した方がいい。混乱した僕を華麗にスルーしてくれた番長グループのみんなには感謝です。
【まとめ】
今回は「トリカゴ」という、繊細、かつ、最強の戦術があったため、ただならぬ緊張感が楽しめました。王宮突入前のハンターの気分でしたね。相手の動きが推測でしか分からない辺りもハンターっぽかった。そういえば、春風の能力でワープして敵を分断する辺りもハンターだったなあ。
次回はいよいよ出鯉家長女、出鯉真名の出陣予定。今回、あまりにも作るのが面倒臭かったのでスルーした最悪のシークレット能力者です。強くはないけど、プレイヤーにもＧＫにも僕にも最悪の能力者。お楽しみにー。
