【1/6】2008年6、7合併号のジャンプ感想


 あけましておめでとうございます(^^)

 
テニス

「パワーはあるけど、打球が単純すぎる」
「ボールは分身などしない…。常に1つだよ」
「ボールは決して消えたりなどしない」

 やっべ、僕の「普通テニス」の予想、当たってんじゃないの、コレー? やはり、幸村少年の能力は「相手に普通のテニスしかさせない」能力なのでしょうか。

 しかし、「神隠し」を返した時の、謎の発光現象があります。COOLドライブをリターンしたときにも同じ発光現象が見られることから、幸村少年は「普通テニス」をさらに上回る「奇跡テニス」の使い手なのかもしれません。「おまえたちの起こしている奇跡は全てまやかし。本物の奇跡とは、今からオレが見せるこのテニスだけだ」という能力。そういえば、幸村少年のモデルと思われるイエスも、他の魔術師の起こす奇跡を否定してましたし、この線は何気にありえるんじゃないかなー。


・円卓ショット

 親切なギャラリーのみなさんは、一人だけ技名が付いていない白石少年を憐れに思い、「円卓ショット」という名前をプレゼントしました。手塚ファントムもですが、技名は早めに自己申告しておかないと周りのやつらは容赦なく名付けてきますね。乾先輩もギャラリーたちが何か滝にちなんだ名前を付けようとしているのをいち早く察知して、「ウォ、ウォーターフォールで……!」と決めたのでしょう。「まるで滝のような……、滝……、滝……、滝萩之介サーブ!」とか言われたら大変ですからね。

 どうでもいいけど、円卓ショットの神秘はボールが分身することではなく、"前に進みながらも後ろ"に戻るという異常な物理現象にあると思うんですが、幸村少年的にはそこらへんはどうなんだろう。


・SUGD大車輪山嵐

「雷」の使用目的は、SUGDの「あの動き」をするためだけなのか……。金太郎さんも後ろに逸れたボールに自力で追いつくだけの体術がありましたし、高速移動はSUGD発動の条件なのでしょうか。

1、高速移動で時間を稼ぐ(雷、体術など)
2、稼いだ時間で奇妙な動きをする
3、SUGD発動

 という流れ。

 しっかし、無我はSUGDまでコピーしちゃって、そのコピー性能の高さが如実になってきましたね。今後、テニス能力のシミュレーションをする際は、無我のコピー性能を常に考慮しなきゃなあ……。SUGD使いも波動球使いも、一撃で殺せないと今度は自分が喰らっちまうのか。波動球無効化を用意しといた師範は正しいな。無我使いと戦う上では絶対必要だよ。


・幸村スペシャル

「菊丸は分身なんかしない」
「大石はシンクロなんかしない」
「河村は観客席に飛んだりしない」
「赤也は悪魔になんかならない」
「赤也は磔になんかならない」
「仁王は手塚になったりしない」
「ジャッカルは肺が4つあったりしない」

 こうして並べてみると、現実から目を背けて生きてる人みたいですね。「現実を直視するんだ! 菊丸は分身してるし、シンクロも目の前で起こってるんだよ!」って言いたくなります。

 でも、今回、幸村少年は球が分身することや消えることは否定したけど、謎のオーラをまとうことや、「雷」で亜光速移動できること自体は否定してないんだよね。ボールに起こる不思議は否定できるのに、人体に起こる不思議は否定しないとは、一体、彼の目には何が見えているんだろう。


・越前「やっぱ楽しいなぁ…、テニスは」

 SUGDなんていう殺人以外に目的のない技まで繰り出しておきながら、「テニスは楽しい」か……。恐ろしい男だぜ、越前リョーマ……(ゴクリ

 天衣無縫のカギは、やっぱり「楽しいテニス」なのかなぁ。しかし、SUGDを出したってことは、「楽しいテニス=相手を殺さないテニス」というわけでもないってことか……。一週間前に命からがら逃れたSUGDをためらいなく相手に放つ辺り、越前少年の「テニス楽しい」は、剣豪の「真剣での命の奪い合いは楽しいでござる」的なニュアンスとしか思えないぜ。


ナルト

 ちょっぴりブリーチを思い出してしまいました。

サスケ「ようし、勝ったぞう」
イタチ「ざんねん、幻術でした(^^」
サスケ「僕も幻術でした(^^」
イタチ「わあ。やられたあ」

 でもまあ、このくらいだとスッキリしててイイ感じですね。というか、本当はこういう展開って面白いはずなんだよな。ブリーチがゾマリ戦、ザエル戦と延々これを繰り返してたもんだから、この手の展開が悪手かのように勘違いしてる僕がいる。うん、でも、このくらいで止まってくれれば、この展開は面白いのです。

 まあ、もちろん、次回でイタチが「それも幻術でした(^^」となる可能性はあるんですが……。


ワンピース

 肉球つええ。ワープ、近距離攻撃、遠距離攻撃、防御、範囲攻撃と応用力がスゴイです。これに比べると、モリアさんの能力は応用力はあるものの、敵(被害者の会)を身近で飼い殺しにしなきゃいけなかったわけで、やっぱりモリアさんは不遇だったなあって思います。ホントに強いのはシンプルな能力なんだぜ。モリアさんはあんな能力でよくがんばってたよ……


銀魂

 幽霊を見て「スタンドだ」と言い張る銀さんを見て、「そういえばジョジョ第三部の最初の方もスタンドのことを悪霊だって騒いでたなあ」と、懐かしくなりました。

 あと、柿ピーを幽霊に食べさせるところに、なんだかすごくスタンドを感じたんですけど、ジョジョの方にそんなシーンありましたっけ?


うろおぼえウロボロス

 周りから否定的な前情報ばかり聞く西尾維新先生ですが、今回のウロボロスは……、んー、なんといいますか、感想の湧きにくい話ですなー。とりあえず、剣道部の皆さんは、ガラは悪かったものの、自業自得というにはちょっと可哀相な目に遭っちゃいましたね。道端で女の子にぶつかったらボコボコにされて、退院後、その子に頼まれてなんかやってたらまた別のやつにボコボコにされるとか、ご愁傷様としか言いようがない。彼らはあんな目に遭うほど悪いやつらじゃないと思うんだ、たぶん。

 あと、主人公が仕返しを恐れて顔を見せずに戦う、という点は良かったんですけど、自筆のウロボロスシャツを着たままじゃ顔を隠した意味ないと思うんだよなー。そこは積極的に目を逸らすべきところなんだろうか。


スケットダンス

 浪漫ちゃんもですが、この漫画はメタ漫画ネタが出てくると面白いです。作中の分析を見て改めて思ったんですが、ボッスンは確かに人気が出ないだけの没個性要素が揃ってるんですね。うん、こりゃあスイッチの方が人気出るよ。良く分かった。

「性格は卑屈です」に現されるように、今回もメインでいじられたりと、ボッスンは別の方向での個性は十分出てきたんだけど、これは作中でも言ってる通り、2番手3番手の役柄だよなぁw なんか地丹クンみたいだ。


サイレン

 おお、杉田君、死んだ……。吹っ飛ばされた衝撃で死んじゃうなんて、人体が脆くてよい感じですね。最後に出てきたのが富士山で、未来の日本(?)ってのは、なんだか漂流教室を感じました。岩代先生好きなのかしら。ゲートにあるのが富士大レジャーランド天国なら完璧だ。

アゲハ 「ぼくたちは、 選ばれた人間なんだ!!」


マディ

 こ、これは……。

 会話はこなせるけれど、電車に対して乗るという概念が伴わない少年……。この子は心の科学を研究する上で、この上ない被検体になりうるのではなかろうか……(ゴクリ

 まあ、クレイはそんなことは考えてない訳ですけど、今週ので僕も「マディに知識を与えたい」という点に共感できたのでOKです。二人が旅をする目的は簡単には共感できねーだろうと思ってましたが、僕はコレでオーケーなのです。これは興味深いわー。


KOSEN

 全然悪くないんだけど、すごい打ち切り臭を感じます……。なんだろう、良くも悪くも、10週前後で終わって問題ない漫画なんだ。もう同年代の強敵との激闘もやっちゃってるし、これが一段落した辺りで、「オレたちのキックボクシングはこれからだ!」で終わっても何も問題ない感じ。漫画としては今のところ全然悪くないんだけど、ここからの広がりが(良くも悪くも)全然期待できないんだ。悪くないのにこの先の展開をまったく楽しみに思えないなんて、なんという不思議な漫画なんだろう。全然悪くないのに……。なんなんだろう、一体……。


こち亀

 中盤までの勘違い展開は良かったけど、オチが弱くてもったいなかったです。仲人とか言われてもなあ。んー、何がどうとはいえないんだけど、「なんだそんなことか」みたいなオチでした。

 あと、どうでもいいけど、見開きの檸檬の歩き方がおっさん臭くてまったく可愛くないんだけど、これは一体何を狙ったものなんでしょうか……。これ、両さんの歩き方じゃん……。檸檬は時代劇が好きで、態度がでかい設定とはいえ、この歩き方は幼女じゃないよー。


勇者学

 最高級みりんってどのくらいの値段かと、ふと疑問に思って調べてみたんですけど、思った以上に高いよ、コレ! 一本あたり5000円か~。それでも50000円相当とはならないけれど、元(10000円)くらいは取れてるのかもしれないですね。


エムゼロ

 魔法が使えない日なのに、「九澄を呼んでこい!」と頼られてる九澄がちょっと良かったです。どこぞのヤンキー3人が相手でも、九澄なら魔法ナシで立ち向かえるって、みんな考えてるんだね。これ、普通に考えて、ものすごい信頼感ですよ。

 九澄は魔法使えないことがバレても、特に問題起こらないんじゃないかなーと、今回のでも思いました。魔法抜きにしても、彼の存在はもうクラスに欠かせないものでしょう。前にクラスメイトもそんなこと言ってたしね。そう考えると、九澄はちゃんと主人公してるなー。頼りにされてる主人公は、なんだか気持ちよくて良いのです。


ブリーチ

 受胎告知で消費したOSRを「フェニックスの比喩」で回復させたザエルアポロさま。しかし、「死と再生を間断なく繰り返す」って、間断なく繰り返しちゃダメなんじゃないかな? それじゃディアボロさんだよー。

 一方のマユリさまは、自身のOSRブースターであるネムを使い、「心配したフリ」→「面白いネ」コンボにより手堅くOSRを稼ぎます。さらに、マユリさまはこの戦いの本質を見抜き、次の戦術に出ました。そう、ザエルさんの「完璧な生命」の正体は「受胎告知」ではないのです。

 この戦いは能力発表会です。これまでのブリーチバトルもそうですが、敵にまだ技が残っているうちは、基本的にその敵を倒すことはできません。相手の技を全て引き出させてからでないと、どんなに実力差があろうとトドメを刺すことはできないのです(例外はタコスケのディロイさんくらいでしょうか)。なので、技の引き出しの多いザエルさんは、それだけで他のキャラを上回る生命力を持っているわけです。

 そのことに気づいたマユリさまは、ザエルさんの生命力を削る(=能力を見る)ことにしました。「減るもんじゃなし、ケチケチせずに見せ給えヨ」と挑発し、ザエルさんに技を出させようと仕向けます。ホントは見えたら減っちゃうのにね。意地が悪いですね。

 無類の生命力(=豊富な技)を持っていたザエルさんですが、流石に能力もこれで打ち止めだったみたいです。操作した地蔵が潰れちゃってザエルさん大慌て。著しくOSRが下がり、死亡フラグ成立。後はイイトコなしでやられてしまいました。ザエルさんを食べた地蔵は操作され、ネムを食べたザエルさんも操作される……。展開としてもなかなか美しく良かったのではないでしょうか。

 ところで、エスパーダにも心臓があって、人間と変わらずそこが急所だとか、虚ってそんな存在でしたっけ??


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