ちょっと宣伝。メカビ2007年冬号で映画「魁!男塾」のインタビューと、カブトボーグ脚本家インタビューを書いてます。特にカブトボーグの記事がオススメで、放送されなかった「本当の最終回」について触れてますので、ファンの方には是非読んで頂きたいです。
んで、紙幅の関係上、ばっさり切られちゃって伝えられなかった大事なニュアンスがあるのでここで補完すると、「次の日から、エイジたちはカブトボーグを手に取り、打倒リュウセイのため、厳しいボーグ練習に没頭する。そして、ボーガーとしての実力を付けたエイジたちは、ついに雪辱を果たさんと決意するが、あまりにも巨大な敵、天野河リュウセイは、不敵な笑みを浮かべながら彼らの前に立ち塞がるのだった! 『来い! ひよっこども!』」で終了です。なんのことやら分からんと思いますが、まあ、メカビ本誌と一緒にお楽しみ下さい。
テニス
・師範「…聞いたことがあるぞ。アイツと試合をした相手は全て、五感を奪われたようにイップスに陥ってしまう」
幸村の能力は「相手を強制的にイップス状態にする」精神攻撃テニスのようです。精神攻撃テニスというと、ラスボスのくせにショボいイメージを受けてしまいますが、イップスは一説には脳の生化学的変化に原因があるとも言われていますので、「相手の脳を直接破壊するテニス」と考えれば、なるほど、これはラスボスらしい凶悪無比のテニスといえるでしょう。しかし、脳破壊テニスの何をどうこねくり回せば「神の子」なんて二つ名が付くんだろうか。
それから師範ですが、あなた、さぞ恐ろしいテニスかのように冷や汗かきながら解説してますけど、たぶん他の中学のやつらは、「石田……、聞いたことがある。アイツと試合をした相手は全て、観客席まで吹き飛ばされて瀕死の重傷に陥ってしまう」とか言ってますよ。四天宝寺メンバーも「おまえがいうな」とか思ってますよ、きっと。
・田仁志様!!!!!
ああ、もう、田仁志様はいいなあ、田仁志様は素敵だなあ!!!! 相変わらずこんな目に遭わされちゃうのに、越前少年のため駆けつけてくれたあたりが素敵だ。許斐先生も変に優待しない辺りが素敵だ。友情のために駆けつけても、やっぱりノックアウトなんだね!
でも、もしかしたら、田仁志様も「なんだと、記憶喪失だと! ようし、あの時の借りを返してボコボコにしてやるぞ、クソ生意気なルーキーめー」と思って来ただけかもしれない。協力するつもりじゃなくて、私怨100%による行動。でも、それを言うと他のプレイヤーたちもみんな私怨100%に見えちゃうぜ。日吉は「協力」と口にしてるけど、こいつも私怨で動きそうだしなあ。
・手塚「越前……お前の全てを、この3ヵ月半をこの試合にぶつけて来い」
勝手に今までの人生の全てをここ3ヵ月半に圧縮されてしまった越前少年ですが、確かにここ3ヶ月半の彼の人生は、これまでの人生とは比べ物にならない程、濃密な時間だったといえるでしょう。これまで、「人よりかなりテニスがうまい中学一年生」に過ぎなかった少年が、オーラの存在に気付き、今では天衣無縫に目覚めて、神の子と戦おうとしています。実家でお母さんに朝ですよと起こされていた勇者が、数ヵ月後には大魔王ゾーマと世界の平和を賭けて戦うようなものです。確かにこれまでの人生など、どうでも良くなるような、あまりに濃い3ヵ月半でしたね。
・ツイストサーブ→ドライブA
ツイスト→ドライブAの辺りは、最近は「返されて当然」の流れになってますから、ギャラリーも今更何を驚いているんだという感じ。しかし、COOLドライブで当たり前のように審判台を蹴っているコマはすごかったなー。セリフに隠れてほとんど見えないけど、この人、大変なことしてるよ、地味に。
そんなCOOLドライブを「いとも簡単に返した」幸村少年。COOLドライブは零式ドロップのように、バウンド後は返せないショットだったような気がするんですが、ピカーと光って返してしまいました。バウンドした描写はないし、実はノーバウンドで返してるのかもしれませんが、それよりも、「その時、奇跡が起こった」で返したと見た方がしっくりきます。だって、神の子だし。なんか光ったし。そして、その身を犠牲にして協力(?)した田仁志様も、「こんなすぐに破られるならオレにぶつけてまで思い出すなよ(´・ω・`)」とか思ってるに違いない。
・神の子幸村
今週のこのコマを見て今更気付いたんですけど、ウェーブがかった髪と真ん中訳って、モデルはイエスなんですね。
信じがたいことだけど、許斐先生は昔から幸村を「神の子」設定にしてたってことかなあ。意外と先を考えてるんだなー。
ワンピース
モリア戦で疲弊しきった主人公たちが、まさかの七武海連戦……!
という、すごく緊張感のある展開なのに、ああ、まったく勿体無い。なんでこいつらは不死身なんだろう。直前でアブサロム&ホグバックが復活してるのも、「ああ、やっぱりこいつら不死身なんだよなあ」と再認識させられました。死ななくていいから当分寝てればいいのにー。七武海連戦は本当は絶望的なまでの緊張感を感じられるシーンなのに、今のままでは「単なる連戦」に過ぎなくなっちゃう。せめてルフィだけでも立ち上がらないで欲しい。ルフィが立ち上がったら本格的に連戦の意味がなくなっちゃう気がする。
リボーン
やや、これはとても良いのではないでしょうか。ええ、何が良いって雲雀さんの使い方です。雲雀、骸と、強者の威厳を損なわない点に関しては安心感のある天野先生ですが、敵の大部隊を引き付ける役は、なるほど雲雀さんの巧い使い方だなあ、と思ったのです。これで主人公たちも敵陣で相手の物量にビクビクしなくていいし(のんびりタイマンバトルできるし)、雲雀さんはザコ相手に大活躍できます。しかも、単なるザコいじめではなく、戦略上重要なザコいじめ(&雲雀さんにしかこなせない)なので彼のカリスマも落ちません。これは巧い使い方だなー。
ただ、今回はどこまでが「強襲されて」て、どっからが「罠に嵌めた」のか、よく分かりませんでした。時系列順に描写されていると考えると、敵の大群がアジトを出た辺りで雲雀たちは補足したんだろうか? 「敵の襲撃を知らずに酒を飲んでグースカ」→「敵が近付いてることに気付く」→「罠を張ろう。予定より早く出陣しよう」って流れかな? しかし、それだとグロさんのがんばりがあんまり意味なくなっちゃう。せっかく発信機を取り付けて強襲までかけたのに、「普通に気付かれてました」じゃ締まらないぜ。今週は読者をびっくりさせることには成功してますが、不可解な感が残るのも否めないかな。
銀魂
扉の写真の女性を見た瞬間、「げげっ、今回も長編&イイ話かよー」とゲンナリしてしまった辺り、銀魂はこち亀同様の悪いイメージが付いてきてるなあと思ったり。
でも、そんな予想も裏切り、本編はギャグに終始してくれてて良かったです。今週はサイコガンと酒瓶のフェイントが地味に一番面白かったなー。「読者の予想を裏切っても裏切らなくてもどうでもいい」ところでフェイントを入れる辺りが。こんなフェイント誰も期待してねーよw だが、それがいい。
こち亀
こち亀にしては珍しく、今回は普通にいい話でした。「世界に悪意がない」「展開に無理がない」だけで、こんなにもこち亀はまともに読めるようになるのか……。秋本先生に助言してあげたい。いっそのことサザエさんになればいいのに!
佃煮屋ですが、芝居の都合上、外部から急遽助っ人を連れてきたら、デパート店員に「味が良くなった」と言われたのは、両親的に複雑な気持ちなんじゃないかなあ。あれで、両さんが味を改善させたなら、我が子の才能に両親も諸手を挙げて喜べたんだろうけど。味を改善したのが親戚だったのがまだ救いか。
黒梟
う~ん……w
バキやらシグルイやら最近のハンターやらを踏襲しながらパロディも加えてみようという狙いなんでしょうが、どうにも成功してない気がするなあ。なんか「見よう見まねで真似てみた」感が否めません。山口先生の「四足獣の肝」のような、山口先生にしかできない言葉選びというか、黒鴉にはそういうのが感じられなかったです。澤井先生は別のベクトルで素晴らしい個性を持ってるんだから、こちらの方向を無理して真似る必要はないんじゃないかなー。
サイレン
頼りになりそうなメガネさんが前回であっさり離脱した辺りで、その予感はあったのですが、当初僕が思ってた以上にみなさん早々に脱落していきます。ちょっと早く絞りすぎな気がします。もったいないぜー。人員整理により話はシンプルになって焦点を合わせ易くなるんだろうけど、多様性と可能性も失われちゃいますよね。まー、一長一短かなー。
しかし、中ボス的なアルフレッドはもとより、刀を持っていても獣一体倒せないバランス感は個人的に良かったです。RPGって最初の殺るか殺られるかのピリピリした感覚が楽しいんだけど、ある程度進むと安定してきてキツくなくなり緊張感も失われがちなんですが、まあ、そんな感じで、硬派RPGの序盤みたいな感覚なのが良いです。もっと言うなら世界樹の迷宮の序盤みたいな感覚。
でも、彼岸島も昔はこんなバランスだったのに、今では丸太さえあれば一部のボスクラス以外は対応可能なバランスになってしまいました。サイレンには是非ともこのバランスを貫いて欲しいです。雨宮さんは既にバランスブレイカーな感があるけれど。
ニットの彼はボウガン一発で生死不明のレベルなんで、この人体の脆さもキープして欲しいなあ。それを言うと夜科くんがちょっと頑丈すぎる気もしますが、まあ彼はドラゴンなので良しとしましょう。なので、すいませんがニットくんには死んでて欲しいなあ。あれで死んでると(バランス的に)漂流教室っぽくて、個人的には丁度好きな感じ(のバランス)なんだよなー。死ねー、死ねー。
スケットダンス
「生徒会は学園最強の武闘派で構成されなければならない」という、僕たちボンクラの思い描くボンクラ生徒会が出てきてくれただけで、僕は一人のボンクラとしてお礼を言いたい。ありがとう。
さて、そんな本編とは無関係に、この際だからボンクラ生徒会古今東西を行ってみたいと思います。「学園最強の武闘派で構成された生徒会」が出てくる作品を、掲示板の方で適当に挙げていってもらえませんか。重複OK、ワンポイント解説もあるとベター。僕はとりあえず『九龍妖魔学園紀』を挙げちゃうぜ。ガスマスクを付けた生徒会役員や、真剣を振り回す生徒会役員、俊足でオカマの生徒会役員が出てきます。彼らは全員超能力を持ち、学園の地下に眠る大迷宮を守護しています。生徒会なのに!
ポセイドン
アストロ球団ネタ(アイアンカップル)だけ面白かったです。いやー、ダメだろー、アストロ球団だけじゃーw
ネウロ
「フッ、所詮、DRは我らの中では一番の小物」
ホントに来たよ、コレwww
ネウロはDR戦で魔力を大量消費してました。シックス側は数の力で追い詰めていくようです。ワンピースでは結局不十分な描かれ方になってしまった「圧倒的強者」vs「数の力」は、ネウロで逆の立場から描かれそうですね。
エムゼロ
>> 645 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/25(水) 22:09:16.79 ID:sNZcoCjc0
>> 人間がなぜ服を着るのかを哲学的に考察して4000字にまとめてくれ
>>
>> >>645
>> んー、機能の問題から派生して
>> それが一つの権力機構として形式化したから。服を着るってことは
>> 本来は機能性だったんだが、最近では完全に意味を着てるってこと。
>> ファッションは哲学でも結構重要な要素だよね。(ハムスター速報より)
というわけで、今週からルーシーの全裸は意味的な全裸となってしまいました。つまり、全裸であることがエロくなった。もう服を着る前の彼女には戻れない。
サムライうさぎ
・「なンのゴマかしも効かねェぜ、"真剣勝負"だ」
ちょっとシグルイ一巻が本棚の奥の方にいっちゃって取り出せませんので、すいませんがみなさん、各自脳内で冒頭部分のコラージュを適当に作っといてもらえませんか?
勇者学
今週の勇者学は漫画として面白い面白くないは置いといて、少しでもクリスマスに悲しみを覚えてる人には大ダメージとなりかねない内容だからよろしくないと思います。これは、なんだかとてもネガティブになりそうだ……。別にクリスマス悲しくないけど、それでもちょっと憂鬱になったもん。
あー、でも、下には下がいることを確認することで元気が出る内容とも言えるのかもしれない。あ、いやいや、でも、そんなことで元気を出してる自分に気付いたら、それはそれでまた落込みそうだよなぁ……。ウン、まぁ、そんな人は三千院家に拾われなかった場合のハヤテくんのことでも妄想して元気を出せばいいんじゃないかな……。
ブリーチ
忍法・魔界転生キタコレ!!!!!!
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白夜はゾマリさんを倒し、一護は剣八さんに助けてもらい、お互いちょっと余裕ができたので、とりあえず手軽にOSR稼ぎを狙います。回復の優先順位を他者に譲ることで二人は地味にOSRを高めました。どちらにしろ後で自分も回復してもらえるので、どっちが先でも別にいいじゃん、と思うところですが、ここらへんで手を抜かないからこそ、彼らは主人公であり、隊長なのです。
同じOSR稼ぎでも、それを逆手に取られたのがマユリさま。縛られた部下を放置することで、己のS度をアピールし、OSRに繋げようというアイデアだったと思いますが、セコく稼いでいるうちにザエルアポロさんの術中にハマってしまいました。ザエルさんのお楽しみ能力鑑賞会はまだまだ続きます。
ザエルさんの「受胎告知」は「臍から体内に侵入し内臓に卵を産みつける」と、ここまでは映画エイリアンとほとんど変わりませんが、「卵は母体の全て(のOSR)を奪って急速に成長し」と、ここで一気にブリーチらしい能力となります。OSRを奪われたネムはどんどん干からびていき、まるでミイラのようなオサレの感じられない姿へと変えられてしまったのです。
一方のザエルさんは触手と口だけというオサレの低い姿から、粘液まみれでオサレに復活。やはり、「受胎告知」とは敵のOSRを奪う能力だったようです。OSRが全てを握るブリーチのバトルにおいて、「敵のOSRを奪う」能力の有効性は今更語るまでもありません。なるほど、最も重要、かつ、最も誇るべき能力と本人が言い張るだけのことはあります。性能的にも、これがザエルさんの真のリーサルウェポンなのでしょうか――?