【12/11】2008年2号のジャンプ感想(2)


To LOVEる

 これは「良く分かってない人がツンデレの真似事をすると狂女にしか見えませんよ」という、ナルトの香燐に対する警告なのでしょうか。


勇者学

・「これツンデレって言わないだろ! これただの情緒不安定だろ!」

 ……なんというシンクロニシティ!


アイシールド

・峨王「16年待っていた、この俺に対抗しうる、お前のような男を…………!!」

 疑いもなく、この上なくシリアスなシーンなのに、「16年」で吹いちゃったぜ。「こんな高校生いるわけねー」とは思っていたけど、改めて「16歳」と書かれると、ものすごい違和感です。ていうか、峨王くん16歳か。せめてギリギリ高校生の18歳かと思ってたんだけど、ウン、16歳か……。すごいな、16歳。


エムゼロ

 魔法学校、一時の夢かよwwww 

 うーん、まあ、魔法持ったまま社会に出るわけにもいかないし、妥当なところではあるんだろうけど……。それだと何のために魔法の勉強してるのか分かんないよなぁ……。卒業時に願いを叶えてもらえるから、努力が無駄になるってことはないからイイのかな?

 それと、転校したら記憶が消えるってことは、卒業しても記憶は消えるんでしょうか。

「アレ……? オレ、高校生活、何かに夢中になってて、毎日毎日そればっかりやって、すごく充実してた気がするんだけど、思い出すことって言えば、学校行って宿題して寝てただけだ。……おっかしいなあ」

 みたいなことにならないのかな。同窓会でも、

「おお~、よっちゃん久しぶりー! 今なにやってんの?」
「オレ? しがないサラリーマンだよ、アハハ。でも、今度常務になるんだ」
「オッ、もう役付きかよ! 流石だなあ。よっちゃん、高校の頃からマジですごかったからなあ!」
「だよなあ、よっちゃんは高校のとき……、高校のとき……。アレ……? よっちゃん、なにやってたんだっけ??」
「あれ、オレも確かにクラスで一番の実力があったような気がするんだけど、何の実力だったっけな?」
「んー、なんだろう?? よっちゃん、ゴールドがどうとかでスゴかった気がするんだけど……」
「ゴールド……? これかな??」
「あっ、ゴールド免許!」
「でも、高校生がゴールド免許取れないよな……」
「ん~。ま、いいじゃねえか。とりあえず、よっちゃんの昇進に乾杯しようぜ」
「お、オウ。……か、かんぱーい!」

 って、ならないのかなあ。結婚式でも、

「新郎の義男君は、新婦の由香里さんと聖凪高校の、えー、詳細は良く分からないのですが、とにかく同じ執行部で活動を共にし、えーと、なにをしていたかは良く分かりませんが、とにかく、事あるごとに交友を深め……、えー、特にこれといったドラマもなかったようですが、あー、何か分からない間に恋愛関係へと発達し――」

 みたいなことになるのかなあ。「オレたち、執行部でどんな活動してたっけ?」「時にはケンカもした気がするけど全然内容を思い出せないよね」「うーん……」ってなったりとかね。


ムヒョ

 さすがは魔法律協会。西先生は魔法律協会を貶めることに本当に余念がない。打ち切りになる前に、真の巨悪(協会)を倒して欲しいなあ。しかし、その一方で、「魔法律協会が命を賭けて戦うのを本当の聖戦って言うんだろうね!」とか本気で言っちゃうんだよなあ。西先生は一体なにを考えているんだろうか。

「協会軍なんぞ30分で全滅だ」のセリフは、具体例が全く示されていないにも関わらず、「ウン、きっとそうだよね」とすごく納得させられました。こんなところばかり説得力あるよ!


ブリーチ

 秘技「やられたフリ」でビックリさせて、ザエルアポロさんを動揺させOSRを激しく奪ったマユリさま。どうやら相手の情報を事前に入手していたために、苦もなく対策が打てたようです。そういえばザエルさんも、相手の情報を事前入手して作戦を立ててから動くタイプの人なのに、今回、自分と似た性格のマユリさまが同じ手を打つことは全く読めてなかったようです。この点はOSRで考えても、なお不思議ポイントですね。恋次相手には卍解封印してから戦ったのに、マユリさまの時はノーガードだったのも不思議。

 そういえば、「やられたフリ」もザエルさんの得意技だったような……。もしかすると、今回の展開も「やられたフリ」なのかもしれません。来週、ザエルさんが「なーんちゃって」とか言いながら復活して逆転するけど、再来週でマユリさまが「なーんちゃって」と言って復活して、以下、繰り返し。エンドレスはないだろうけど、あと1~2回はあってもおかしくないと思います!

 そして、いつの間にか菌を観戦させられていた石田は大慌て。健康上の問題、プライバシーの問題、そもそも、あの戦いの最中にそんなヒマはなかっただろうという純然たる疑問。それらをマユリさまに投げかけますが、そんな質疑にまともに答えていたらOSRが下がってしまうとマユリさまは考えたのでしょう。変な顔をして石田をバカにし、相手にしないことにしました。石田は恋次からも「やめろ石田! (せっかく助けに来てくれたマユリのOSRが下がるから)もう喋るな!」と諭されてしまいます。

 慌てふためきOSRを下げたザエルさんは、さらに婦女子を人質に取るという、あまりに非オサレな行動に出てしまいます。これは彼にとって致命的なミスでした。人質を取ったとして、そんな低いOSRで何ができるというのでしょうか。これにはネムも憐れみを堪えきれなかったらしく、「私を捕えても(そんなOSRでは)人質にはなりません」と忠告しています。

 ザエルさんの非オサレ行動により、相対的にOSR優位に立ったマユリさまは早速卍解し、辺りに致死毒を撒き散らします。「くそっ、くそっ」と慌てるザエルさん。これは相手が慌ててOSRを下げれば下げるほど効くタイプの毒ですから、ここで醜態を晒したのは非常にまずいですね。ザエルさんは毒を受けた上に、地蔵に押し潰されてしまいました。まあ、来週、「なーんちゃってー」と復活するかもしれませんが。


 ***

 ところで、今回のザエルvsマユリ戦ですが、何かに似てるなあと思ったら、安能版「封神演義」でした。崑崙十二仙も十天君の十絶陣を破るべく、まずは味方のザコをけしかけて十絶陣で殺させ、ザコの死から敵の陣を把握した後に、自分で陣が破っていました。死神たちも、まずは自分たちと関係ない旅禍を使って敵陣を探らせ、しかる後に本体突入させています。外道ではありますが、長い歴史に裏づけられた有効な戦術なのですね。


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