ジョジョの奇妙な百人一首。いいんだけど、お届けが二月下旬かよ~。どうせなら正月にやりたいぜ。
「何を言ってるのか~、わからねーと思うが~」
「ハイッ!」
とかやりたい。
銀魂
宇宙規模でプレイされている大人気ゲームなのに、ゲーム中で出会うプレイヤーはほとんど身の周りの知人で構成されている世界の狭さ! ゲーマー星人見つけるのも案外簡単なんじゃねえの、これ? しかし、あれだけ引っ張っといてオチが真選組二人だったのは面白かったです。中二病患者なんてエッセンスまで加えてきたから、これはゲーマー星人本人で間違いないと思い込んじゃったよ。手ェこんだ引っ掛けしやがって~。すっかり騙されたなー。
それにしても不思議なもので、集まったのはこんなダメ人間どもにも関わらず、これだけ主要メンバーが揃うと解決できないことは何もなさそうな気分になってきますね。
ネウロ
冒頭の金八先生とランナー二人の意味がわかんないぜ。何の伏線なんだろう……。DRの仕掛けを手伝ってたとか、その程度のことなんでしょうか。それともこれが「謎が霞んで消えかかってる」ことに関係があるのかな。そういえば、「謎が霞んで消えかかる」ってのも良く分からないなあ。新しい血族が犯罪を未然に防いだりしてるんでしょうか。
しかし、準備期間一ヶ月で10万人を殺せる犯罪を犯して、それで、「新しい生態系」のナンバー2になれると考えてるのはなんだかスケールの小さなお話でした。シックス自体の器が思ったより小さいのでなければ、DRが巧く使われてるような流れなんでしょうか。洪水起こしたくらいで世界のナンバー2気取りってのは、どうも納得いかないよなー。偉ぶってるDRを横目に、葛西さんも「フフン」って感じだし、やっぱり、「フッ、DRを破ったか」「だが、DRは我ら新しい血族の中では一番の小物」みたいな展開になるのかな?
勇者学
剣も盾も耐久消費財じゃないですからねー。いや、本来は耐久消費財なんだけど、実際、日常生活で消費しないしなあ。もし、近くにこのお店があったとして、僕がどうするか考えてみたんですが、一度は間違いなく行きますね。で、カッコイイ盾があったら、すごく悩んだ挙句、一万円以下なら買うと思います。そんで、部屋に飾ったり、たまに持ち歩いてみたりするでしょう。……でも、やっぱり買い換えないなあ。「この盾飽きたから別の盾買おう」とか思わないよなあ。そう考えると、これはどうにも難しい商売ですね。
ムヒョ
受刑者を転落死させる気で作ったとしか思えない魔監獄内部。ソフィーの時はこんなんじゃなかったのにね。
他の受刑者は悪霊ばかりなので、このような奇妙な構造をしていても別に問題ないはず。なので、これはエンチューを転落死させるためだけの構造じゃないかなあ。ここの魔監獄は「死刑にできなかったけど、無期禁固刑のやつを事故に見せかけて確実に葬るための施設」なんだよ、きっと。だってこれ、階段下りてるときにクシャミしたら落ちるよ、間違いなく。
そう考えると、パンを食べたり本を読んだりと悠々自適に過ごしているであろうエンチューの境遇も、少しだけ不幸な気がしてきますね。あれだけの量の書物をあの部屋まで運びこむだけで、彼はきっと何百回と死線をくぐってるんだよ。美味しいパンを取りに行くのも命がけなんだよ。
ところで、「エンチューのおまじない」のあまりのキモさには、どう対処すればいいのか全く分かりませんでした。パッと見たとき、おまじないは目覚めのキスかと思ったんだけど、いっそのこと、キスの方が、まだキモくなかったかもしれない。読んだ瞬間、凍りついたぜ。ロージー乙女化にも程がある。
P2
主人公ではなく、川末先輩のキャラを立てて終わっちゃいました。まあ、赤マルで完結編もあることですし、話の流れをぶった切ってまで主人公の活躍で終わるよりはナチュラルだった気がします。
全体を振り返ってみると、今時珍しいくらいに正統派のスポーツ漫画だったなあという印象。最初は弱っちい主人公が、少しの才能とかなりの努力で成長していく丁寧なスポーツ漫画でした。努力量と成長スピードの釣り合いがちょっと悪かった気はするけれど(短期間で巧くなりすぎだよね)、それもまあ納得できる範囲。妙ちくりんな特訓や、中二センス溢れる技名などは悪い意味でスポーツ漫画してたけど、これもまあ許せる範囲でした。
正統派スポーツ漫画で、ゆっくり主人公を強くしていって、「主人公もようやく戦えるようになってきたかな?」というところだったので、ここで終わってしまうのはやっぱり残念。着実に準備してたのに準備期間中に終わってしまいました。破王三人組や相馬主将、晶ちゃんだけでは主人公の準備完了まで引っ張れませんでしたかー。みんな頑張ってたと思うんだけどなあ。個人的には夕陽をバックに馬に乗って敬礼していた相馬主将が一番面白かったです。あれは本当に笑った。
ブリーチ
相手に先手を取られ、左手、左足を失いながらも、「それでもまだ貴様と対等には程遠い」と断ずる朽木お兄ちゃんのOSR戦術は確かに別格……! 彼は勝利しましたが、左手、左足は失ったわけで、そこまでの痛手を負った以上、「天と地の開きがある」とはとても言えないハズです。しかし、彼は、「左手、左足は自分で捨てたんですー」「あなたにやられたんじゃないんですー」などと言い張ることで相手の力量を認めず、むしろ、「このくらいのハンデがあっても勝てるんですー」と、痛手を負ったことを逆に利用しました。これは見事と言うしかない。不屈闘志もびっくりです。
この問答で得た圧倒的OSRのおかげで、朽木お兄ちゃんは鬼道を詠唱破棄して用い、ルキアの窮地を救い、さらに余ったOSRで卍解までこなしました。今回のゾマリ師vs朽木お兄ちゃんは能力特性的にゾマリ師が不利すぎたので、卍解した時点で勝敗は決してましたね。たまに、千本桜の間からノーガードのお兄ちゃんが顔を出していますが、あんなわずかな隙を狙ってチマチマとアモールしても、きっとOSRが低くて支配できなかったのでしょう。無理と思ったら試そうともしない辺り、実に潔いですね。さすがエスパーダ。しかし、相手の視界を360度塞ぎつつ攻撃というのは、今回、びっくりするほど能力バトルしていたと思います。
なお、前回、左手で顔を隠したお兄ちゃんは、頭ではなく左手を支配されるだけで済みましたが、同様にうつ伏せになって顔を隠して倒れていたルキアはしっかり支配されていました。このことから考えるに、ゾマリさんは「支配したい対象」の前方にモノがあれば、そちらを必ず支配してしまうのでしょう(頭を支配したかったのに、頭の前方にあった左手を支配しちゃったように)。お兄ちゃんはルキアを庇って目の前に立ったつもりでしたが、きっと股の間からルキアの頭が丸々見えていて、そのためにルキアの頭は支配されてしまったんでしょうね。また、この理屈で言えば、彼らの目の前にハエが50匹ほど飛んでいれば絶対に支配されることはないのだと思います。