「キルアがゼノの龍星群知ってたのはおかしいじゃない! キルアは念を習得してから、いつ龍星群を知ったのさ?」という問題です。
まあぶっちゃけ凡ミスだと思いますが、敬虔な冨樫信者である僕たちは、何とかしてこれに論理的整合性を見出したいと思うのでした。
仮説1:ゼノは技を使うときに技名を叫ぶタイプの人なんだよ!
リンドウさんが提唱した後、一瞬で撤回した説で、以前にゼノ自身が「ドラゴンダイブ!」と叫ぶのをキルアが聞いていたというもの。でも、確かにこの漫画の人たちは技名叫ばないのよねー。ゴンのジャジャン拳だって、キルアから「お前、毎回、技名を叫ぶ気か?」とつっこまれてましたし。
これを見て思ったのは、この説の亜流として、ゾルディック家の地元で伝承とか童唄としてドラゴンダイブが伝わっているというのはどうでしょう。イメージ的には「むーざん むーざん」な感じで。ゾルディック家に狙われたら地面に穴が空くんですよ。
仮説2:ドラゴンダイブは念能力者じゃなくても見えるんだよ!
掲示板に寄せられたご意見。この説に説得力があるのは、ゼノと会長はドラゴンダイブに身を隠して降りてきたことですね。もし、ドラゴンダイブが念能力者にしか見えない技であれば、ピトーは一瞬絶状態にすることで、「オーラが見えない状態」=「空中にジイさん二人だけ見える」状態になり、ドラゴンダイブが目隠しの意味をなしません。となれば、これは誰にでも見える技なのではないか、と。
しかし、掲示板に書き込んでくれた方も言っている通り、そんなピカピカ光る飛び道具に幼い頃のキルアが興味を持たぬはずもないだろうと。また、一応暗殺家業のゾルディック家があんな派手なことをするだろうか、と。ニュースで、「光り輝く群龍が先日の夕刻確認されました。山田さんの死因はゾルディック家と思われます」と報道されちゃうよ、といった弱点があります。
仮設3:キルアはG.I.の途中で一回おうちに立ち寄ったんだよ!
冨樫世界さん、他多数の人が指摘しているポイントです。G.I.編の途中、ハンター試験を受けに行ったキルアはついでに実家に帰ってゼノじいちゃんと話していたかもしれません。冨樫世界さんの鋭いところは、前回の「メシを食いながら会長について話すゼノじいちゃん」の対話相手が、実はキルアではないかと推察したところ。確かに、ハンター試験合格直後の孫とメシを食いながら会長の話をするのは自然です。
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上記、3つの仮説の中では、やっぱり3番目のものが一番整合性が取れてて綺麗ですね。正直、凡ミスでも全然構わないんですが(信者だからこのくらいどうってことないぜ!)、3番目だと美しくてグッドだなー。