【10/29】2007年48号のジャンプ感想


ハンター

 うひー。面白いまでに予想が全く当たらないwww

・プフは玉座の間へ

「二階以上にきちゃダメよ」との王の命令もあったし、最終決戦は王が単体で玉座かと思ったんですが、プフは気にせずそっちへ向かってしまいました。こいつらぜんぜん絶対服従じゃないぜ! 

 プフはあれなんですね、王から「人生に絶望したので余の首を刎ねよ」とか言われたら、直ちに自殺して「私、もう死んだから命令は遂行できません」とかいうタイプですね、きっと。


・テレプシコーラ

 女の人影?のようなものが浮かんでましたが、ピトーの能力は具現化に近いものなのでしょうか。以前は変な虫みたいなのを具現化させて傷を治してましたが、用途別に具現化させる像が違うのかもしれません。傷を治す手先が器用な像とか、死体を操る像とか、今回のように戦闘用の女の像とか色々あるんでしょうか。エンペラータイムみたいだなあ。同じ特質系同士だし。

 ちなみにテレプシコーラはどうもこれが元ネタみたいなので、やっぱり今週かすかに浮かんだのは女の人影で間違いなさそうです。


・ネテロ「そりゃ悪手だろ、蟻んコ」

 あのピトー相手に圧倒的な上から目線。ここのシーンの会長は王と同じくらい恐ろしいです。いまの会長なら王とガチンコで殴り合っても五分までいけそうな雰囲気。しかし、一流ハンターに違いないノヴ先生やカイトですら護衛軍相手ではあの有様なのに(ノヴ先生はオーラ見て心が折れた)、会長とその他一流ハンターの間にはどれだけの開きがあるんだろう……。


・心滴拳聴

 よく分からないんですが、「そりゃ悪手だろ、蟻んコ」は会長が実際に発した言葉ではなく、心滴拳聴現象によりピトーがそう聞き取った(?)言葉ということですかね。時間間隔がスローモーになる(これは何となく分かるし良くある描写)さらにその上に、読心術が使えるという意味なんでしょうか。ここで、急にこれが出てきたことに、一体何の意味があるのか分からないなあ。単なる作劇上のハッタリなのか、それともネテロ会長の念と何かかかわりがあるのか?

 どうでもいい話ですが、一回のストロークの間に凄まじいスピードで解説を繰り広げる乾先輩なども、実は心滴拳聴現象の一つなのかもしれませんね。


・ネテロはマハと同い年

 マハ(ゼノの祖父)の横に「オナイ」と書かれてて、これは何の意味かと思って考えたんですけど、やっと気付きました。「同い年」ってことかー。となると、マハもネテロも100歳前後になるんでしょうか。こんな強烈なジジイ二人が身近にいたんなら、そりゃゼノも「生涯現役」を考えますよ。


・ゼノ「アホッ、対等なわけあるか!」

 あー。対等じゃないんだ……。なんでこんなヤバイ仕事をゾルディックが引き受けたのかと少し疑問でしたが、今回も無理矢理気味に狩りだされたのかもしれません。結構なカネを積まれても、今回は割に合わない仕事だろうからなあ。


・百式観音

 つまり、まとめると、ネテロは次の動きが読めない上に、不意に出現する高威力の念で相手を攻撃できるということでしょうか。もっというならば、ネテロの強さとは、「強い一撃を確実にヒットさせる」とまで言ってもいいのかもしれません。これはシンプルで強いですね。

 百式観音はパッと見は放出系だけど、これだけでは判断できないか。


・吹っ飛んでいったピトー

 悪手といったのは、「空中で攻撃を喰らったら遠くまで飛ばされる、王宮に隙ができる、だから空に飛んだのは悪手である」という意味だったのでしょうか。ならば、逆に言えば、この一撃では倒せないってことですよね、吹っ飛ばすだけで倒せない。

 じゃあ、必死になって戻ってくるピトーをゴンキルが止めるんですかね。でも、なんかもうここまで予想が外れちゃうと、ゴンキルがピトーと戦うという当初の線も怪しくなってきた気がします。


テニス

・「来た打球を素直に返しているだけなので、相手に次の手を読ませていません」

 ゲゲェーッ、また許斐先生がムチャなことを……。「データを捨てた乾」のように、今回も一周回って解決させてきましたよ。でもさあ、才気煥発って、あらゆる状況を計算して試合を決定する能力なんだから、素直に打ち返す状況も当然計算に入るんじゃないかなあ。それにこれ、「眼をつむったから素直に打たざるを得ない」って、「前日に足を捻ったから、才気煥発を破れた」みたいなことにならないんでしょうか。

 しかし、「素直に返せばOK」が出てきちゃうと、越前少年の記憶喪失はあれ自体が「天衣無縫の極み」という可能性が本気で出てきちゃいますね。「え、僕、テニスなんてできませんよ」→「そこまで言われたら仕方ないなあ。よく分からないけど、飛んできた球を素直に打ち返してみます」→「あ、勝てちゃいました♪」みたいなことになりかねん。


・仁王「おいおい…、手塚国光ってのも意外と使えんぜよ」

 観客がスゲー驚いてます。手塚から仁王に戻っただけでスゲー驚いてます。やっぱり仁王の外見は、誰の目から見ても完璧に手塚になっていたようです。これ、演出でもなんでもないんだ、やっぱり外見も手塚になってたんだ……。

 ところで、この試合は週刊プロテニスの取材者とかどうするんでしょうね。

「デスク! 全国決勝のS2、不二vs仁王の写真届きましたよ!」
「ばかやろう、これのどこが全国大会決勝だ! よく見ろ、不二と戦ってるのは手塚だろうが、これは校内戦だ!」
「あっれ~、おっかしいなあ?」

 みたいなことにならないのでしょうか。いや、そこは数多の変態テニスプレイヤーを目の当たりにしてきた週刊プロテニスのこと。普通に写真を載せて、「左は手塚選手に変身中の仁王選手」と、しれっと注釈を付けるのかもしれません。


・「あ、あれは、四天宝寺中の白石じゃ!?」

 すごい。……これ、立ってるだけですよ、ホントに。手塚変身の場合はプレイスタイルから「手塚になったんだな」と判断したと考えることもできますが、今回は本当に立っているだけ。先のシーンと合わせて考えても、仁王は実際に外見が変化していると考えざるをえないです。

 毒手の謎がここで明かされたら面白いなあ。


・星花火

 ついにネーミングが想像上の生物枠を離れ、ぜんぜん関係のないところに着地した新カウンター「星花火」。思い返せば、不二先輩は全国大会に入ってからというもの一戦ごとに新しいカウンターを開発しています。まるで男塾のJみたいですね。


ドラクエ4

 最近、「世界樹の迷宮」をやってるんですが、いま思うと第四章「モンバーバラの姉妹」はかなり玄人向けのパーティですね。アルケミストとメディックだけで1シナリオクリアしろっつー話でしょ。よくバランス取ってたもんだなあ。ボス戦がすごく苦労した覚えがあるけれど。

 きっとドラクエ3発売後に製作者が、「なんだよ、みんな戦士と僧侶と魔法使いでパーティ組みやがって。勇者、商人、商人、商人とかでプレイしろよ」→「よーし、次回作では商人一人旅シナリオを用意してやるぜ。僧侶と魔法使いパーティもいいな」とか思ったんじゃないかな。


ワンピース

・ナイトメアルフィ

 でっかくて強くて伸びるオーズにどう立ち向かうのー? という感じでしたが、カゲ注入による一時的なパワーアップで解決を図りました。力技ながらこれは結構良いアイデアかも。これでナイトメアルフィがオーズを倒しても、インフレは防げるし、オーズの株も下がりません。

 でも、それはそれとして、「いきなり協力者が現れてパワーアップ」という展開はどうなんだろうなあ。影を注入したらパワーアップってのも、後付ルールっぽくてあまり面白くはないし。まあ、それは、この後のバトルが面白ければ積極的に無視していいところだと思うので、次の展開に期待しましょうか。


・被害者の会

 うーん……。戦力を強化すればするほど、自分の船の中にアンチモリア勢力が増えていき、そして、彼らは打倒モリアのために日々研究を行うのかー。なんといいますか、モリアさんの食べた実は結構ハズレだったんじゃないかと思わずにいられません。よくこんな能力で七武海まで上り詰めたなあ。えらいよ、モリアさん。きっとペローナさまが一生懸命補佐してたんだろうなー。


・影革命

「常識的に考えてA=Bでしょ?」
「うん」
「じゃあ、B=Cになれば、A=Cだ。そうでしょ?」
「うん」
「つまり、影が動けば本体も動くよね?」
「う……。う、うん?」

 こういう強引な論理の能力バトルは好きです。

 でも、これだと、モリアさんは少なくとも敵一人を自在に操れるってことにもなるよね? ナイトメアルフィ一人がいかに強大でも、そのルフィを操ればなんとでもなりそーな。


ギャグマンガ日和

 聖徳太子や松尾芭蕉ではないギャグマンガ日和もジャンプに載って欲しいなあと思ってたので今回のは嬉しいです。

 うん、まあ、嬉しかったということだけ伝えておくよ。面白かったけど、ギャグ漫画は感想書きづらいんだ。今回のでギャグマンガ日和のファンが増えるといいなー。


SQ応援メッセージ

・久保「ジャンプSQ。最初に聞いた印象は「エスキューって略称がカッコイイな」でした。名は体を表す。名前が良いと、それ自体も自ずとそうなっていくものだと思います」

 なるほど。言ってることは全く間違っていませんが、異常に名前の長いブリーチの登場キャラなどを見ていると、何か別の感慨が湧いてきます。

 それにしても、「全漫画に両さん登場イベント」の時はあれだけやる気なかった久保先生が、今回のギャグマンガ日和への応援イラストは破格の扱いですね。久保先生は自分の作品に関わらないところだと、このくらいのサービス精神は発揮してくれる人なのかも。ちょっと好感度アップしました。

 ……もしくは、ネタ元の漫画に対するリスペクトの違いかもしれない。こち亀の歴史にはリスペクトできても、今のこち亀にはとてもリスペクトできないからなぁ。


スケットダンス

誤:「いやあー、なかなか遊べんなぁ、DVDカメラ!」
正:「いやあー、なかなか遊べんなぁ、いちご100%!」

 銀魂といい、もて王といい、あの漫画はよく遊ばれてると思います。


サムライうさぎ

 妻とお月見をしようとしていたら、キチガイみたいな人が家に来て刀を振り回したので必死になって身を守っていたところ、キチガイの仲間が来て、なぜか被害者である自分が危険人物と認識されてしまった主人公。危険人物はあなたの身内だと思うぜ、常識的に考えてさ。

 いやはや、なんという不条理な展開でしょうか。一体いかなる理由で「講武館に仇なす存在」としての認識が強まったのか、どうにもさっぱり意味が分かりません。「更正できない」という認識も一体どこから出てきたんだろう? たぶん清木さんには清木さんなりの何らかの事情があるんだろうけど、そんなこと知ったこっちゃねえ伍助にしてみれば本当に訳が分からないばかりだろうなあ。

 ……でさ。いくらなんでも菅谷さんにお咎めなしなのは本当にマズイと思うんだ。あの人、無礼だし、キチガイだし、素手の伍助に負けたし、講武館の理屈で言っても、彼を許す理由はないと思うんだけど。あれは切腹じゃね?


こち亀

 ここまで来ると逆にすごいなぁ……。秋本先生は本当にやる気がないんだな。

 なんといいますか、『両さんの漢字教室』とか、そういう方向の本みたいでした。キャラクター学習本とでも言えばいいのかな? ちょっと調べたらちびまるこちゃんのやつが見つかったんだけど、イメージ的にはこんな感じ。落とす気が全く感じられないオチなんかも、すごく学習漫画っぽいです。

 何が言いたいかというと、「これ、もう漫画じゃないよね?」ってこと。いや、漫画というフォーマットは取ってますけど、漢字問題が出て、それに答えて、交互にゲラゲラ笑ってるだけなんで、これを他のジャンプ掲載作品と同列に考えて良い物なのかと思うのです。笑いどころもなく、展開もなく、オチも作らず、これで漫画というのもなあ。難読漢字が紹介されているという以上には、何の存在意義もない。

 しっかし、最近の秋本先生は本当にラクしてるよなー。ディグレだってベルモンドだって、もうちょっと考えて漫画描いてるのにさー。秋本先生にも、そろそろ「努力する」という行為を思い出して欲しいです。まぁ、冨樫信者が言っても何一つ説得力はないんだろうけど。


To LOVEる

 あのスカートが……、パンツを見せるために穿いているとしか思えないミニスカートが、たった1センチ短いだけなのか……。この学校は校則通りでも、問題なく風紀は乱れそうな気がします。まあ、そもそも校長がアレだしなぁ。

 先週に続き、今週もTo LOVEるがパワー不足で悲しいのですが、それでも今週は天条院さんが出てきたので幸せな気持ちになれました。お付の者二人と登場したシーンには、まるでキングギドラのような迫力があったよ。今週のメインキャラクターを歯牙にもかけぬあの振る舞いは流石。天条院さんには大物の風格があるね。


勇者学&ムヒョ

 うわぁ……、盾くん可哀想。「文化祭で一番楽しいのは準備期間」とビューティフルドリーマーで言ってた気がしますが、これは酷いイジメだなあ。たぶん、「文化祭の催し物に対する驚き役が必要だから」という作劇上の都合なんでしょうけど、文化祭好き人間としては、彼のこの扱われ方は見てて心が痛んじゃうぜ。今週のムヒョの幽霊よりも可哀想です。

 あー、そう考えて、ムヒョの幽霊を盾くんに置き換えるとちょっと感情移入できるなあ。盾くん入水自殺して幽霊になって、それで、「わーい、友達と文化祭なんて初めてぇ」とか言ってたら地獄に落とされるんだね、可哀想に。しかし、前々からそうなんだけどムヒョもきっつい話だよなあ。不幸な目に遭った人がさらに地獄に落とされるなんて。でも、不思議なことに、ムヒョの幽霊を可哀想と思ったことが特にないんだ。


ブリーチ

 ネルを蹴っ飛ばし、一護を叩き付けたノイトラさんですが、もちろん自分では止めを刺しません。OSRが下がってしまうからです。止めを部下に任せるのは十刃の基本戦術。テスラさんに嫌な仕事は押し付けることにしました。

 一方、テスラさんは「ちぇ、またOSR下がっちまうぜ」と思ったのでしょうか。ヤケになったのか、ムキムキであまりカッコ良くない姿に変身しました。テスラさんはあのちょっとオサレな刀を抜くだけで解放ができるあたり、開放に必要なOSRも大分低いみたいですね。ノイトラさんなんて、あんなにオサレな武器を振り回してるにも関わらず、まだ開放に必要なOSRが集まってないというのに。

 舞台は変わって、みんな大好きザエルアポロさん。ザエルさんに融合虚閃は効いてませんでした。その理由は、戦闘中に彼らのデータを集めて何らかの対策を取っていたからだそうです。ザエルさんによると、彼らの敗因は「この戦いの始った瞬間に今の技を使わなかったこと」らしいですが、とはいえ、ノイトラさんが回想してくれなければ、二人はOSR不足で融合虚閃なんて使えなかったわけですから、それを言うのはあまりに酷ですね。

「御苦労様、諸君。愉快で冗長なこの舞台も、ようやく終焉を迎えられそうだ」

 愉快だったのは主にザエルさんで、冗長になった原因も主にザエルさんなのですが、なんだかカッコイイポーズをつけることで、自分の奇行を全てOSRへと変換しようという試みでしょうか。だとすると、いよいよザエルさんも本気ですね!

 最後に、一護を助けに現れたのは更木剣八でした。彼はまだ斬魄刀の名前すら知らないため、刀との対話や卍解などでいくらでもOSRの伸びしろのある護廷十三隊の最終兵器のような存在です。彼が対話や卍解を通してどれほどのOSRを獲得したのか、それが彼の今後の活躍の明暗を分けることになるでしょう。テスラ&ノイトラくらいなら、対話回想だけで十分倒せそうな雰囲気がありますね。


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