【10/22】2007年47号のジャンプ感想


 ちょっと宣伝。僕の作ったゲーム「戦闘破壊学園ダンゲロス」ですが、今度、新しいセッションが行われます。ゲームキーパーはesさんで、僕はプレイヤー参加の予定。10/24まで新規プレイヤーを受け付けてますので、興味のある方は一緒にプレイしましょうー。詳しいことは公式サイトにて。


ハンター

 もうひとりはゼノじいちゃんでしたー。この龍は龍頭戯画などから考えてもゼノじいちゃんの能力でしょうか。個人的には、二人が龍に乗って降りてきたことにすごく納得しました。なんかもう会長くらいのレベルになると高空から飛び降りても普通に無傷で着地しそうな印象がありましたが、そうか、そんなことはねーのか。すごい納得した。

 ゼノの龍とピトーの円が触れて、お互いが互いの力量を把握したということは、ゼノの龍にも円の効果があるということなのでしょうか。ゼノの円はそれほど広くなかったと思うんですが、ここはちょっと良く分からないなー。

 ピトーは一度円を引っ込めたけど、会長の龍が分散したことにより再度円を張らざるをえず、ここでゴンキルがピトーの円を補足してピトーに挑むという展開と思われます。ピトーはやっぱり二階以上には円を伸ばせないので、会長も王と問題なく戦える、と。消去法で(円の範囲内に会長がいないから)敵が王のところにいるのが分かっても参戦できないのはもどかしそう。

 ゼノの仕事はどこまでなんでしょう。ゾルディック家って「割に合わない仕事」も断らず受け付けるんでしたっけ? ゼノの仕事がここまでで終わりならゾルディック家としてもある程度気軽に受けれると思うんですが、会長と一緒に王退治までだとグッと難易度が上がります。まあ、でも暗殺家業なんだし、ただの運び屋で終わることはないかー。

 なんでこんなこと言ってるかといえば、王がすげー強えことは十分承知してるんですが、それでも会長&ゼノが組んだなら、二人が負ける気がしないんですよね。これは二人が並外れた力量を持っているということとは別に、あの二人が「二人で足る」と考えた以上、問題なく二人で倒せるんじゃないかというキャラクターに対する信頼によるものなんですが。ナルトの自来也先生あたりが「ワシ一人で十分よ!」とか言っても、「ハ、ハ、ハ、ウソだろ」みたいに思わざるを得ないのと比べると、ハンターの強者描写はかなり上手くできてます。

 一方、主人公のゴンは殺る気モードに入ってました。この子は主人公のくせに殺らざるを得ない時は本気で殺る気になれる子なので、読者はそこらへん安心して読めます。男塾とか、「敵が命乞いする」→「主人公サイド助ける」→「敵が不意を突く」→「ウワハハハ、馬鹿めー!」という展開多いですからね。ゲンスルーの時もそうだったけど、ゴンはそういう場面でためらいなくとどめを刺せる子。


テニス

 い、嫌な相手だなあ――!

 跡部様も、キテレツ部長も、樺地も、千歳も、真田皇帝も、みんなこんな相手と戦っていたのか。手塚国光、敵に回すとその恐ろしさが分かります。


・つばめ返しを倍返し

 百錬自得の「なんでも倍返し」って、改めて見ると本当にムチャクチャな技ですね。もはや技量やテクのレベルではない(=メタテニス)のがタチが悪いです。それに対し、不二先輩は「蜉蝣包み」を用います。一切の回転を無効化する蜉蝣包みは、いわば「相手に真っ当なテニスを強制する能力」ですが、恐ろしいことに、手塚は百錬自得のようなメタテニス能力ばかりか、まっとうなテニス力でも不二の上にいたのです。


・「ゲーム仁王 4-4!!」

 今週、仁王1コマも出てこないけどな。


・完璧に破られたヘカトンケイル

 ちょwww

 ちょっと、これは信者的にもどうかと思いますぜー、許斐先生ー。ヘカトンケイルをノー説明で破らないで下さいよww 

 まあでも、あえて言うなら、白石も「聖書だから」で破ったわけですし、ヘカトンケイルは「よう分からんが、なんか頑張れば破れる技」なのかもしれません。……いやいや、でも、なんか説明して欲しいなあ。しかし、白石の時には「聖書だから」で納得できたんだから、今回も信者力を働かせて、「手塚だから」で納得すべきなんだろうか。


・「ラストは零式サーブ4本で終わりだ!」

 僕が「ホントに嫌な相手だな」とつくづく思ったのがこの一言でした。なんだこの絶望感は。抗いようがない。「なんでも倍返しにする」とか、「理由もなくヘカトンケイルを破る」とか、あれだけ無体の数々を尽くしておきながら、その上、最後のシメまできっちり用意されてます。本当に嫌だぜ。真田皇帝はこんなの相手にホントによく勝ったもんだなあ。あれは快挙というしかない。


・才気煥発破り

 しかし、手塚部長の才気煥発が不二先輩に破られた様子。一体何をしたんだろう。単純に考えると、不二先輩も才気煥発に目覚めたか、もしくは、また別のロジックのメタテニス能力に開眼したということですが、今週の許斐先生はちょっとサボり気味なので、「天才ががんばったから破れた」みたいなことをやりかねません。ちょっと怖いなあ。


ワンピース

・ブルック「牛乳で骨折治りますよね!」

 ど、どうしよう……。肉で怪我が治ることと比べて、ものすごい納得できてしまいました。納得もクソも、そもそもブルックは牛乳飲んでも地面に垂れ流すだけだと思うんですけど。でも、なんか納得できちゃった。


・モリア「おれはただ乗ってるだけじゃねェ……!! 最高の悪夢を見せてやろう」

→「まだだオーズ! わずかに息がある。とどめを刺せ!」

 悪夢と言うのは敵に止めを刺すことかと思った。死にさえしなければどれほどの大ダメージを受けても復活するこの漫画において、「敵にとどめを刺す」という発想は確かに悪夢そのもの。

「オイ! まだやる気か!!」
「やめろ、もう動けねェ!!!」

 と、みんなも大慌てです。モリアさんは、自分のところのゾンビ兵は浄化されるのに、生身の人間はいくら殴ってもピンピンしているところから、「敵に止めを刺す」というアイデアに気付いたのかもしれません。我ながら何を言ってるんだろう。


銀魂

・京次郎「ワシも長いことこの世界で豪傑どもを見てきたが、鉛玉ブチ込まれて叩き斬られて帰ってきた奴を見るのは初めてじゃ」

 この手の文脈で語るならば、「野望の王国」の柿崎憲は外せません。最狂警察官、柿崎憲の不死身っぷりは今回の銀さんを遥かに凌駕するものです。

1、屈強な男に掘られる
2、世論の非難を集中的に浴びる
3、テレビの全国中継中にヤクザの親分を撃ち殺そうとし、エリート警察署長から一転して殺人犯へ。警察から追われる。
4、もちろんヤクザからも追われる。
5、重傷の身で増水した川に転落し、さらに何発も銃撃を受ける。

 まとめると、一般市民から総スカンを喰らい、日本中の警察とヤクザから追われ、本人は瀕死で、その上、掘られているという、これほど絶望的な状況から復活して、日本で最大規模の権力を後一歩で手に入れるところまで歩を進めました。柿崎は本当にすごいんですよ。

 と、まあ、野望の王国感想は置いておきまして今週の銀魂ですが、うん、まあ、二転三転して上手いことまとめてはいるんですが、やっぱりどうもサプライズばかりに気を取られて精細を欠いている感が否めません。空知先生、少し休んだ方がいいんじゃないかなあ、というのが正直な感想。銀さんが全てお見通しだったとか、芝居に付き合ってただけとか、ちょっといくらなんでも強引ですわー。それは納得できないよ。イイ話で読者を誤魔化そうとしてるように感じられちゃう。


サムライうさぎ

・清木「高みに登りつめた時、叩いた方が幕臣への影響が大きい」

 なんでこの人、斬ること前提なんだ……。百歩譲って彼の言うことに理があるとしても、それなら伍助を諭そうぜ。部下を律することではなく、部下を殺すことが目的になってるんじゃないか? なんか連合赤軍みたいだ。


こち亀

被害者「おまわりさん、聞いて下さい! 女友達が困ってたから善意でお金を貸してあげたのに返してくれないんです!」
婦警1「なによドケチ!」
婦警2「すぐにカネ、カネね!」
婦警3「人として貧しいのよ、顔も頭も貧しいわ」
婦警4「虫ケラと同じ、いえ、虫以下よ!」
婦警5「中川さんとは大違いだわ!」


 最近の秋本先生は何か女性に恨みでも抱いてるんでしょうか。なんでここの署の婦警は人間のクズみたいな人ばかりなんだろう。善意で掃除ロボットを貸してあげたら借りパクされて、じゃあカネを取るぞと言ったらケチだの虫ケラ以下だのと蔑まれるなんて、そりゃ左近寺も二次元に浸かるわけですよ。こんな三次元女相手にしたくないよ。ていうか、こんな非常識なやつらにホントに警察勤務が勤まってるのか??

 両さんがクズなのは、これは彼のキャラクターだから仕方ないのですが、相手もクズにしちゃうと目くそと鼻くそが争ってるような低レベルな世界になってしまい見ていてあまり良い気持ちがしません。悪いやつがいて、その周りにいるのも悪いやつだなんて、これじゃまるで魔法律協会ではありませんか。そういえば、両者共に本来は無辜の民を守る立場なんですよね。おいおい。

 まあ、それはそれとして女子寮侵入後のやり取りは少しだけ面白かったです。


ディグレ

 ポエムを読む→何らかのエネルギーが生じる→特定の事象が発生する。

 つまり、ブリーチと同じ理論と考えていいんですかね?


ベルモンド

 新しい剣術が出ちゃったよー。こりゃ、もう拷問する気ねえなー。でも、それでも正直に思うところは、「思ったより拷問してた」ですけどね。2~3話で拷問やめるかと思ってましたので。よく1クールも頑張ったものだ。

 しかし、これで本当にどこにも見るところのない漫画になってしまったので(これならまだ侵入者迎撃してた頃の方が面白い)、個人的にはもう終わっていいや。


ブリーチ

 真の力を解き放ちケンタウロス形態へと変身したネルはノイトラさんを圧倒します。この姿がオサレなのかどうかは僕には判断し辛いところですが、現に強いのだから多分オサレなのでしょう。

 ネルが投げた槍はノイトラさんへと深々と突き刺さりました。二倍返し虚閃を受けても平気だったノイトラさんは、防御力だけ突出したキャラなのかと思っていましたが、真ネルの通常攻撃が深々刺さっているところを見ると、どうもそうでもないようです。やっぱり、「通常攻撃>>>(越えられない壁)>>>虚閃」なんでしょうか。それとも、攻撃力は単にOSRにだけ依存するのかな?

 一方、ザエルアポロ戦ではペッシェが大活躍中。「常に練磨を絶やさなかった」=「エンドレス鬼ごっこ」ということで、どうやら鬼ごっこは彼らなりの練磨だったようです。ノイトラさんはネルに対して、「虚夜宮を離れていたお前と、今のオレとでは格が違う」といったことを言っていましたが、一方、虚夜宮を離れていたペッシェたちは虚夜宮にいたザエルポアロさんと格が違うようです。よく分かりませんね。虚夜宮にいれば藍染さんからのOSRを受け取りやすいけど、藍染さんに頼らずとも十刃レベルまでOSRを上げることも可能ということでしょうか。

 ノイトラさんを圧倒していたネルですが、しかし、前号から懸念されていたOSR切れが発生してしまい、やっぱり子供の姿に戻ってしまいました。危うし、ネル……! と言いたいところですが、これすらも全てネルの手の内に過ぎません。

 というのは、目の前の強敵が子供の姿に戻ったので、ノイトラさんは思わず無邪気に喜んで、高笑いしながらネルの頭を踏みつけてしまったのです。今まで手も足もでなかった強敵が、弱体化した途端に勝ち誇るなど、なんという小物くせー振る舞いでしょうか。これで彼のOSRが大幅に下がったことは間違いありません。

 そして、彼はこんな低いOSRで、この後、続けて一護と戦わねばならないのです。しかも、一護には「ネルを守る」という格好のOSR稼ぎのチャンスがあります。これで後は、一護に向かって放たれた攻撃を、一度避けた後にわざわざぶつかりにいって身を挺してネルを庇ったりすれば勝負アリ。ノイトラさん、チェックメイトです。

 今週のOSRバトルは、二手三手先を読んだネルが常に主導権を握っていましたね。ペッシェたちが駆けつけるまでもない圧倒的な強さです。さすが元No.3。


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