シグルイ
・「漏れそうにござる…」
現在の自分の身体状況をありのまま語っただけなのに面白すぎる一言。ござる言葉のブシドーイズムと、「漏れそう」という惰弱さのコントラストが素晴らしい!
・牛股「今日という日は、おぬしが虎眼流を倒した日とはならぬ
馬廻り役の石田さんまで殺しちゃったのはクリティカルにまずかったと思ってたけど、全ては牛股師範の計算通りだったという驚きの展開。若先生たる藤木が敗れた以上、伊良子に虎眼流が敗れたという汚名は逃れることができず、それなら、「よりショッキングな出来事」を起こすことで、虎眼流の名を守ろうとした(?)といったところでしょうか。
藤木はまだ生きているので、藤木と伊良子の勝敗という点だけ牛股師範の大殺戮で霞めさせることができれば、「何はともあれ藤木は生き残ってる」ので、虎眼流の勝ちにできるという腹でしょうか。つまり、世のみなさんは「乱心した牛鬼が暴れまわって、あー、恐ろしかったべさ。んで、よう分からんけど若先生だけ生き残ったべさ」と認識するわけですね、たぶん。
しかし、こうなると、正気の牛股師範に計画通り撒かれちゃった石田さんが憐れだなあ。「相手が冷静である」とこまでは正解だったんですけどね。彼は相手が虎眼流だということを忘れていた。師匠も弟子も、正気・曖昧に関わらず恐ろしいよ、それが虎眼流だよ。
・牛股「伊良子清玄、敗れたり!」
かじき二刀流をチョキ握りして魔神モードに入ったかと思われた牛股師範ですが、なぜか急に「きれいな牛股さん」になって、「伊良子清玄、敗れたり!」と宣言します。この構えに逆流れ封じの秘密があるのかと思い、30秒考えた後でページをめくったら、さっそく構えが変わってました。考えた意味ないや(´・ω・`)
それにしても牛股師範は星流れ使わないのかなー。両手持ちじゃ星流れ使えないだろうし。死に物狂いで習得した最強剣のはずなんだけど、この技を使わずに勝負をつけることに未練はないんでしょうか。「虎眼先生が星流れ使って負けたから、たぶん星流れじゃ勝てないや」と割り切ってるのかなー?
追記:いま、No.5、ravenさんと話してて、「星流れは流儀の秘奥だから使わないんじゃないか」って言われました。そういえば、牛股さんは伊良子が使った時に「周りのやつらみんな殺したい」気持ちになってたんでした。最強剣を揮うべき時に揮えないというのも悲しい話ですね。