テニス
・赤也「雑魚じゃ歯応えが無さすぎるぜ!!」
こないだ、「雑魚は雑魚らしくしてろい」と言ったばかりなのに、舌の根も乾かぬうちに「雑魚では歯応えがない」と言い切った赤也少年。あなた、なにしても文句ばっかりね(´・ω・`)
しかし、ゲームが3-0まで進んでいたというのに、海堂先輩の出血が前回の左頬の一点のみというのは意外でした。もっと血まみれかと思ったよ。
・越前「皆さん、あんなに小さい球をお上手ですね」
「なんですか、あの人! 体が光ってますよ……!?」
「うわっ、目が赤くなった! 怖ッ!」
「桃城先輩、なんで僕の考えてること分かるんですか!?」
↑みんなが考えてた「越前少年が素でつっこむ」に近いものが出てきました。ていうかさ、これって「テニス」という球技自体を忘れてるってことだよね。越前少年の記憶喪失は「名人伝」(※1)の類ではないか、という推測がなされていますが、その可能性も強くなってきました。
「すいません、この器具は何に使うものですか?」
「ああ、越前が、――古今無双のテニスの名人たる越前が、ラケットを忘れ果てられたとや? ああ、ラケットという名も、その使いみちも!」
でも、そうなっちゃうと、「天衣無縫」の正体は「ラケットなしでテニスをする技術」、もしくは「テニスをせずにテニスで勝つ」類のメタテニス能力になっちゃいますが。
※1……弓の名人になるべく修行してたおっさんが、「弓を使わずに鳥を落とす」程の弓の大名人の下で修行して、その極意を掴んだ結果、弓という道具がなんなのか分からなくなった話。(参考)
・仁王「怖いねぇ、ウチの参謀は…」
まあ、読者にしてみれば、真に恐ろしいのは仁王の方なんですが。あらかたネタの割れている立海勢の中で、いま最も「何をするか分からんやつ」が仁王なんですよね。それほどペテン師という肩書きは恐ろしいものです。奈良も同類なんですが、仁王という男は「こいつとはきっとまともなテニス勝負はできないだろうな」という予感を感じさせるのです。
ただ、ここで顔出ししてるということは、今出ている幸村は仁王の変装ではなさそうですね。その一点の安全性は確保された。……ああ、いや、幸村が仁王の変装をしている可能性も考慮すべきか。
・ウォーターフォール攻略
どんなに速い球でも、飛んで来る場所さえ分かっていればリターンは造作もないこと。宍戸・鳳ペアではなす術なく見守るしかなかったウォーターフォールですが、データテニスによる攻略はすごく納得できました。
そして、手塚部長や真田皇帝と比べると、柳少年がワンランク落ちるのにも納得できます。「球の来る場所が分かる」データテニスは、「望みの場所に球を引き寄せる」手塚ゾーンに近いものですが、「雷」のガット破り効果はそのどちらも覆せますからね。さらに、「雷」のガット破りを覆せるのが、唯一「手塚ファントム」のみなのです。
・海堂「切原ぁーっ!! さっきのお返しだコラァ!!」
海堂先輩、絶対当てにいってるよね……。
・切原のトルネードスネイク破り
あの、首狩り族がライデイン使ってるようにしか見えないんですけど……
ウォーターフォールが初めて出てきたときは、「これ、直撃したら死ぬんじゃね?」と思ったものですが、ああ、やっぱり直撃したらこうなるんだなって感じでした。
師範の波動球で客席まで吹っ飛ぶのもたいがいでしたが、あのちっちゃなテニスボールで人が二人倒れるというのも相当なことだと思います。実際はたぶん、乾先輩が被弾してブッ倒れる際に海堂が巻き込まれたんだと思うんですが、エフェクトを見る限りだと地面に着弾したボールから何らかのエネルギーが発生して衝撃で二人が倒れているようにしか見えません。切原のライデインにジャッカル桑原も引き気味です。
しかし、あのけったいなトルネードスネイクを「効かないぞ」だけで無効化させちゃうのは良くも悪くも許斐イズム。説明する気が毛頭感じられませんね。
・メガネ破壊
今までぜんぜん気付かなかったけど、何気に「メガネ破壊」って重要な戦術じゃないでしょうか。これで、乾先輩の視力は奪われたも同然ですよね? 予備メガネ持ってきてても、赤也少年はきっとまた割るでしょうし。次回、目が「3」を逆にしたやつになってるのかな。
ところで切原少年は、確か関東大会決勝でも不二先輩の視力を奪ってましたし、クラウザー戦でも血を使って目潰ししてました。「まずは相手の視力を奪う」というのが彼のテニススタイルなのかもしれません。先週のショートスネイクも、本当は海堂先輩の目を狙っていた可能性があります。他のプレイヤーたちが「相手の体力を奪う」とか考えている中、ひとり「相手の視力を奪う」ことを考えた赤也少年の戦術も、またメタテニスのひとつに数えることができるでしょう。
ワンピース
・ホグバック「こんな天才の悩みがてめェにわかるか!?」
ホグバックの語る内容には具体的事例が描かれてないので読者は同情も共感もできないわけですが、「スカーフェイス」において、久しぶりの休暇をグレートバリアリーフの孤島で楽しんでいたら、「"また"花山が大怪我した」との連絡が入り、「休暇中だから聞きたくない」と言ってるにも関わらず、海パンのまま有無を言わさずヘリに乗せられて、東京へ着いたと思いきや街の人々から「ズボン履けアハハ」と笑いものにされた天才医師Dr.紅葉のことを考えると、僕はホグバックさんにも少しは同情したいと思うのです。
・ホグバック「普段は反抗的なシンドリーちゃんもこの通りだ」
続々と明らかになる尾田先生のアブノーマルな性癖はさて置き、「ただただ命令に忠実なゾンビのシンドリーちゃん」と、「普段は反抗的なシンドリーちゃん」の違いが良く分からないです。普段の反抗的なシンドリーちゃんに何らかの迷惑を感じているなら、命令して忠実にさせればいいのに、なぜそれをしないんだろう。ホグバックの性格からして、「何でも思いの通りになる人間に言い寄られても嬉しくない」みたいな唯一神思考はなさそうですし。「おれをフッた女の中身なんざどうでも良かった!! その美貌さえあれば」という台詞と、その大切な外見を蹴っ飛ばすという行動の一貫性の無さもイマイチです。
そういったこともあり、今回のエピソードでホグバックさんが急にショボく思えてきたことは否定できません。「悪人だった」というだけでグレードダウンしたのではなく、「底の浅い悪人だった」という点がよろしくないのでしょうか。個人的に特にマイナスだったのが、部屋いっぱいに飾られたシンドリーの写真の謎解きで、「ホグバックとシンドリーの間にどんな悲しいドラマがあったんだろう」と思わせておきながら、「単なるアイドルヲタでした」というオチは、悪い意味で予想を裏切りすぎたと思うのです。
ナルト
「今はお前を頼りに里が動いてる」
「お前以上の火影は、今、里にはいないんだからのォ!」
職務を放棄して昼間っから酒飲んでゲロ吐いてる人よりも頼れるリーダーがいないという事実が、木ノ葉の里の厳しい現状を物語っています。さらに、他に挙げた火影候補がカカシ、ナルトという辺りが、いよいよもって致命的ですね。失って初めて分かる三代目猿飛の偉大さ、というところでしょうか。
ギャグマンガ日和&ジャガー
こうしてジャガーとギャグマンガ日和が並んでると、「僕はギャグマンガ日和の方が格段に好きだなあ」と改めて気付いたり。増田先生のジャガーがすげえ面白いです。
あと、増田先生はストーリーものよりも4コマの方が冴えてる場合が多いんだけど(たぶんページ数余ったからやってるだけなんだろうけど)、今週の「当たった」もすげー良かったです。(「アクシンデント」の方はイマイチだった)
ムヒョ
・「エンチューに極刑!?」
協会の希望ということですが、協会もたまにはまともなことを考えるじゃねえかと思ったのは僕だけではないはず。本編の流れとしても、「罪には罰」の思想を忘れることなく、ちゃんと適応してくれたのは救いでした。しかし、まごうことなき狂人テロリストのエンチューはともかく、リオ先生の方には協会側に多分の問題があるので、情状酌量してあげて欲しいところ。エンチューに関しては死刑でいいと思います。あの屈折した精神が、再び世に解き放たれた時のことを思うと恐ろしくて仕方ありません。どうせ禁固中にまた「ムヒョが憎いー、憎いー」って言い出すよ、この子は。エンチューは本当にダメな子なんだから。
ところで、エンチューは「どんな処分も受ける」と明言しており、誰も特に弁護したりはしてないようですが、なんで極刑が無期禁固刑なんだろう。魔法律協会では死刑はなく、極刑とは「一番重い刑」を指す言葉なのかな?(極刑=無期禁固)
というか、そもそも魔法律協会に(霊を裁く権利はあっても)人を裁く権利があるのでしょうか。それに、裁判所ではなく議会で判決が下り、弁護人はなく、三日間というスピード判決。自分たちに迷惑をかけた禁魔法律連中には極刑を望むけれど、犯罪行為によって魔法律家が潤う道を開いた五嶺グループには罪を求めないなど、協会はいつもと変わらず元気に腐ってます。ティキの言うとおり、協会市民は選ぶべきですね。。
・七面犬「こんなに沢山の魔法律家がいたら、アッシごときの変身100%バレるでやんす…!!」
いやいや、相手はあの魔法律協会ですからー。結局、最後まで七面犬の変装はバレませんでしたが、流石は魔法律協会、そのことに何ら疑問を抱かせません。七面犬はちょっと協会を買いかぶりすぎだと思います。
僕的にはむしろ、容姿を完全に似せている七面犬よりも、全く年齢の違うナナの変装を見抜けない方がどうかと思ったのですが、よく考えてみれば協会のやつらは昔からリオ先生の胸しか見ていなかったわけですし、巨乳のナナならば十分にリオ先生の代役が務まるのだと思い直しました。流石は魔法律協会、納得した。
・警戒して様子を伺ってたファフニルさん
警戒して様子を伺ってた割には最悪のタイミングで特に策もなく飛び出してきた魔導大臣ファフニルさん。もうほんののちょっと早く出てくれば、ヨイチとビコしかいなくて超楽勝だったのに、なんで敵の最大戦力が来てから飛び出したんだろう。一体何のために様子を伺ってたんだぜ??
あと、リオ先生が絶賛契約中の黒火蜥蜴は放置なのでしょうか。