【7/25】2007年34号のジャンプ感想(まとめ)


 僕の愛するまゆたんがこんなの出すみたい。でも、まゆたんにこう言われたらなんだか説得力があるなー。いや、決してまゆたんのことをバカにしてるわけじゃなくて、まゆたんにはそういう不可能を可能にする特殊な才能があると思うんだ。主にストーリー面において。僕でもまんがが描けるのかしらー。


テニス

・「うっ血して紫色に腫れ上がってる!?」

 手塚ファントムと零式サーブで大変なことになった手塚部長の腕ですが、しかし、うっ血して腫れ上がるのは、まだギリギリでテニスの範疇ですよね。河村先輩が全身血まみれになってたことを考えると、手塚部長がこれだけの惨事を迎えても、「騒ぎすぎじゃね?」くらいに思えてしまいます。乾先輩いわく「99.9%の選手は今ので再起不能になってもおかしくない」とのことですが、河村先輩の状態は100%再起不能、それどころか死んでもおかしくなかったもんなあ。


・手塚「プロになるためドイツに行こうと思ってる」

「プロになるならドイツ」という理屈は良く分かりませんが、ドイツは日本以上のテニス妖怪どもの巣窟になっているということでしょうか。恐ろしい。そりゃあ太平洋戦争も勃発しますよ。そんな国と同盟組んだら、そりゃあ米英にも勝てると思いますよ。


・幸村「流石の真田も『雷』の光速移動は人の限界を超えた神業」

 すごく疑問なんですが、今の「手塚ファントム」に雷の光速移動は必要なんでしょうか。必要なのは手塚部長のガットをブチ破るパワー(もしくはボールに雷属性をまとわせる力)であり、真田皇帝本人が光速で移動する必要はないと思うんですが。それとも光速で移動すること自体が、ボールに雷属性を付与する条件なのでしょうか??(※1)

※1……先日、マルコさんと話し合った結果、テニス世界のガットはパワーショットで破れるものではなく、特定の「ガット破り技」で破れるものではないかとの仮説が生まれました。例えば、師範の波動球でも河村先輩のガットは破れませんが、雷ならばガットは破れます。これは、雷が「ガット破り技」であり、ボールに雷属性を付与しているためガットが破れるのだと考えられます。


・「どこまでこの2人、真向勝負なんだ…」

 確かにこの文脈では真向勝負で間違いないんですが、でもこれって、テニスで真向勝負というより、我慢大会で真向勝負だよね。


・真田「真向勝負を捨てろと言うのか…?」

 うーん、真向勝負を捨てるとしても、何をどうしたら捨てられるんでしょうか。手塚部長にたくさん手塚ファントムを打たせるのがベストなんだろうけど、手塚ファントムはラリーを拒絶する技。リターン一回で終わらせちゃいますからね。皇帝がドロップショットを打てばいいんだろうか。でも、手塚ゾーンはドロップショットも引き寄せるんだから、逆にドロップショットもアウトにできそうです。

 あ、そういえば真田皇帝も無我の境地使えるんですよね。てことは、ここで無我って、皇帝が手塚ファントムを使うというのはどうだろう。皇帝は足は痛めてるけど、腕はまだ無傷ですし。一方の手塚部長も無我って雷を使えばいいんですよ! そうすれば、お互い四肢を余すところなく痛めることができます!


 ……やっぱり我慢大会か。


ワンピース

 10周年おめでとうございます! その三分の一弱がウォーターセブンだったことを考えると、少し微妙な気もしますが……

 そんなウォーターセブン編を反省したのか、スリラーバーク編は本当にサクサク進んでます。尾田先生とは思えないくらいスピーディーです!

 今回のサンジ戦は「本当にスリラーバークはスピーディーに終わるのか」という試金石の一戦として注目されていたわけですが(今週でサンジが勝てばスリラーバークは本当に早く終わるのかもしれない)、ビックリするくらいサックリ終わりました。

 でも、フクロウvsフランキー戦も、何度も「決まった!」と思ってから、フクロウが立ち上がってましたからね。僕はあんまり信じないことにしよう。けど、願わくばアブサロムさんにはもう立ち上がらないで欲しいです。今回はギャグもいっぱいで展開もスピーディーで、ワンピースとは思えないほど素晴らしいバトルだったんだから、お願いだから立ち上がらないで欲しいです。主人公チームが敵キャラを倒すことを、こんな形で真剣に期待する漫画も珍しいなあ。


 ***

 それにしても、心臓のあたりを貫通するまで刃物で刺して、それでもまだ活動してるサンジには、アブサロムさんとしてもやってられない気持ちでしょうね。まあ、こんな話も今更ですが……。心臓を刺されても動き続けてスパルタカスを倒した大豪院邪鬼ですら、さすがに自重して戦闘後には死にました。サンジにも、せめて行動不能になるくらいは自重して欲しいなあ。


ナルト

 本当にトビは巻き添えだったのかー! デイダラさん、あなた「すまんなトビ」じゃないですよ。デイダラさんが自爆しなければ貴重な暁メンバーを失わずに、しかもトビが来るまで待ってれば、トビがサクッとサスケを倒して死亡確認もできたのに。これは謝って済む問題じゃないなー。ちょっとダメな人だぜ、デイダラさん。

 そして、不幸にも巻き添えにされたトビですが、仲間からあれだけ死んだ死んだあの程度の男と言われてたら、逆に死んでない気がしてきますね。彼は仮面を付けてたこともあるし、最後に出てきた黒幕がトビっぽく思えてきました。黒幕のセリフは、サスケの写輪眼を間近で見てきたことによる発言とも取れますし。死んだといわれたら死んでない気がするし、あの程度といわれたら実力者な気がする。まったく漫画読みってのは偏屈な人種だぜ。


 ***

 チャクラがほぼゼロのはずのサスケが口寄せやら幻術やら使ってたことは、マンダという損失もあったことだし、ギリギリ許容範囲でスルーしてあげたい気がします。でも、マンダの損失は「サスケの武器が一つ失われた」というよりは、「誰も持ってるとは思わなかったサスケの武器が失われた」だけなので、読者的にはあんまり損失という感じもしないんですけどね。「マンダはサスケの最終兵器」的な描写が少しでもあれば良かったんですが。そういえば、サスケがデイダラさんに言ってた「披露する機会がなかった、もう一つの手」ってなんだったんでしょう。それがこのマンダなのかな??

 あと、香燐は相変わらず二重人格にしか見えません。ツンデレじゃないだろこれー。


アイシールド

 マフィアっぽさを醸してたマルコさんとか、野蛮人っぽさを醸してた峨王さんとかが出てきたけど、女マネに制裁とか、そういう展開にならなくて良かったです。そういう無駄なバイオレンス展開は、アイシールドとは違う気がしてたので。「スポーツしてる高校生の範疇」で収まってくれて良かったです。

 あと、主人公以外のチームが、他の強豪チームと、勝ち負けの分からない戦いをするってのはやっぱり面白いですね。バキの最強トーナメントなんて、バキの試合が一番つまらなかったくらいだもの。


・「峨王が止まんねえ!」

 たったこれだけのセリフで、「向日が止まらねーっ!!」を嫌でも連想してしまう辺りが、我ながらテニスに毒されすぎだと思います。

 でも、ここらへんを見ると、毒されてるのは僕だけではないとも思うのです。


To LOVEる

 高校生の時分を考えると、放課後に女の子5人と一緒にお買い物に行くだけでなんと羨ましいことだろうか。でもリトくんだから許す。許せる。


・着せ替え人形イヴ

 連載が始まった当初、ペケの衣装チェンジ能力を見て、「なーるほど、これでララに色んなコスプレをさせるわけかー」などと思ったものですが、長谷見先生がその気になればペケのような惰弱な設定に頼るまでもなく、好きな女の子を好きなように着せ替え人形化できるのだと分かりました。


・イヴ「えっちぃのは嫌いです」

 ちがう! キミがここで言うべきは「きょうじんは嫌いです」のはずだ。リサ・ミオの「どりゃー!!」は凄まじい狂気を孕んでいました。二人の満面の笑みがとにかく恐ろしい。

 そして、狂人の行為が巡り巡って、鉄拳制裁を受けるハメとなったリトくん。着替え中の鉄拳制裁もそうでしたが、古手川さんがエロ避雷針だとすれば、リトくんは暴力避雷針なのかもしれません。女性キャラは超常的な力によってエロにまみれ、男性キャラは非論理の結果として暴力に晒される。To LOVEる、それは性と暴力に満ちた世界。


ベルモンド

 クロエたんが容姿も状況もニコ・ロビンに見えた。


 ***

 しかし、彼女はなかなか強烈なキャラクターですね。ヤラレまくりで残飯食べてるヒロインなんて流石は拷問漫画。拷問要素はこけおどしだったけど、こっち方面は地味にハードです。ちょっと欲情しちゃうぜ。ぷにぷにの萌え絵で「すきなごはんはざんぱんです」とか言って欲しいハァハァ。

 そして、クロエたんの登場により、第一話以降、何の活躍もなく個性も発揮できてない貴族令嬢さん(名前も思い出せないくらい)が、今後、サクラ化しそうで心配です。あの子じゃ残飯食べてるクロエたんには勝てないよー。ロランにはイジラレ役としての居場所があるけれど、貴族令嬢さんは何のためにいるのか分かんないですし。

 そういえば、この子、本当に何のためにいるんでしょうか。ロランは職務上、ベルモンドの拷問に立ち会ってるわけだけど、この子は何をしてるんだろう?? その場にいる必要のないキャラクターが、やっぱり物語上もいる必要性がないというのは、これはある意味当然のことなのかもしれません。


リボーン

 感動した。雲雀さんが二十歳を過ぎてなお、風紀委員してることに感動した。

 そして、これまで最強として描かれてきた雲雀さんが、ただ一人子供に戻らず大人のままでいるんだから、当然のように強大な敵幹部に圧勝してくれた辺りは素晴らしかったと思います。最強のキャラクターが子供になるでもなく、負ける要素のない状況で戦ってるんだから、そりゃあ勝ちますよね。とても納得のいく結末でした。

 リボーンは雲雀さんのカリスマ性を減じないことだけは3シリーズ続けてしっかりキープしてると思います。獄寺・山本がボロ負けしたγさんにここで圧勝したのは、単なるキャラ贔屓という域は超えてると思うので。雲雀のキャラがしっかりしてるんだと思います。


エムゼロ

 なんだこの既視感は……。叶先生、これは領空侵犯なんてモンじゃないです……、これじゃまるでTo LOVEるの再放送ですよ!


・「事務室に女子用の短パンがあったよ」「それだ!!!」

 ちょっと待てーい。

 今週のお話は、すごく色々置いといて、この一点だけは間違いなく変態だったと思います。この行為は間違いなく一線を越えてると思うのです。しかも、九澄本人に、この点に関する罪悪感がないのが問題だと思うぜ。ちくしょう、いいなあ。僕も女子高生の短パンはきたいぜ。はきたいんだぜ。


・男子禁制女子オンリーのプールデイ

 なぜ学校側が先生を動員してまで、女子に自由な水着で泳げるようプールを開放してるんでしょうか。普通の学校でも私服水着でのプールなんてしてないと思うんだけど。ていうか、おまえら市民プールいけよ。市民プールなら男子も魔法使えないよ。 


・九澄「こんな間近で柊の水着姿を~~~~!!!」

 いや、それ以前に胸に顔がGEKITOTSUしてたと思うんですが。短パンの件といい、九澄くんは何かズレてる気がします。


・「ギャ~~~、男よ!!」「九澄!?」「ヘンタイ野郎ー!!」

 今回の九澄は「魔法で女子になってる」「忘れ物の女子の短パンをはいてる」「女子の水着姿を堪能したいとは思っていた」ということで、なんら言い訳ができない状況です。しかも、彼はゴールドプレート設定なので「透視ができない」なんて信じてもらえないでしょうし、「有り余る魔法の才能を使い、魔法で女子になりすまして透視しようとした」という、ものすごくロクでもない人間になってしまいます。これは見つかればギャグでは済まされません。

 To LOVEるも、パンツ漫画でさえも、こういうシーンでは何らかの言い訳ができる余地がありましたが、今のエムゼロには言い訳の余地がありません。必然的に九澄の現在の状況がとてもスリリングなものとなっています。九澄をホンモノの変態にすることで、お馴染みの展開に緊張感を持たせた叶先生の技量は見事です。


 ……と、いっていいのかなあ。


ディグレ

 なにがどうなって、チャオジーが獄悔房で吊り天井の刑にされた虎丸のような状況になってるのか理解できませんでしたが、これは、自分より先に落下した石片よりもチャオジーが速く落下して、落ちてくる石片を全て支えたということなんでしょうか。

 唐突にゆで物理学されても困る。


サムライうさぎ

・「しかし、もはや九割は…、立ち上がる事すらままならぬ…」

 普通にサムライうさぎを読みたいのに…でも、笑っちゃう…くやしいっ…!

 ちくしょー斬の呪縛が強すぎです! 「峨王が止まんねえ!」で向日を連想させるテニスはともかく、まさか斬までもが僕の心を捉えて離さないなんて! 剣術+「~ことすらままならない」という、これだけの組み合わせでもうアウトです。なんでこんな何の変哲もないセリフで爆笑しなきゃならないんだよー。すぎたんのばかー。


・良成「もう誰にも気を遣うことなんてないですよ」

 ここの「マロの動きがヘンな理由」が全然理解できなかったんですが、どーいうことなんでしょうか。良成に気を遣って、「自分が倒し損ねた敵が背後から隙を突くところを、ナイスタイミングで弟が自分を助けられるように、敵を適度に倒し損ねるためのヘンな動き」ってこと?? んなわけないよなー。わからん。


・しゃちほこの舞

 剣をエックス字型に交えることで、本来交差することのないしゃちほこをイメージしろというのは、なかなか難しい注文だと思いました。


カトブレパス

・銀星

 妖魔呼んで石ぶつけるんだ……。

 前にも書いたけど、この妖魔さんたち、物理攻撃が普通に効くことはかなりネックな気がします。石ぶつけて倒せるなら、警官呼べばいいと思うんですよね。アメリカの片田舎とかに妖魔が現れたら、ショットガン持った農夫に撃ち殺されると思うんですよね。


・妖魔階級

 死ぬほど覚えにくいです。これ、毎回表出してくれないと力関係が全然把握できそうにないなー。破面の三階級ですら覚えにくかったのに十階級だなんて……。

 あ、でも、これよく見たら、いちにっさんしーごーろく~の順になってるんですね。これ、アレか。大字ってやつか。であれば、アルバレストとかギサルメとかの読み方をガン無視して漢字だけ覚えておけば、なんとかなるかもしれません。タビルジンとかは漢字の中に七って字が入ってるし、コラムビもりっとうを「八」と見るように脳内変換すれば覚えられそう。むむむ、なんだか連想式記憶術みたいだ。


・トウテツ「…以上のデータから結論を言う」

 10ランクが示された現状で、「あなたが5ランクで私は4ランクの状況でしたが、今から私が3ランクにパワーアップするので、あなたの勝つ確率は0%です」とか言われても、「ハァ、そういうもんなんスかねえ」くらいにしか思えません。「私の戦闘力は530000です」とか、「ワシの波動球は百八式まであるぞ」とか、そういう読者に絶望的なインパクトを与える数字でないと、確率0%は信じられないのです。この2つは、わざわざキャラが「勝つ確率は0%ですよ」とかいわなくても、読者の方で「100%勝てねー!」って思えちゃいますからね。2ランク差をつけたくらいでは「スゲー!」「勝てねー!」とは思えないです。


ネウロ

 髪飾りを取ったのは、読者への便宜のためかと思ったら、それ自体がトリックでした。便宜のためだけの行動だとしたら、それはどうかと思ってたんですが、これは松井先生に対する信頼が足りなかったですね。松井先生ごめんなさい(´・ω・`)

 魔界への門は、ちょっと考える気力が湧かないのでパス。サーセン。掲示板の方で答えは出揃ってるみたいですよ。


ムヒョ

・ムヒョ「魔法律第13条、『超長期現世無断滞在』及び、『呪術無断行使』及び、『転生術継続行使』の罪により、『魔王降臨』の刑に処す」

 魔法律は1条に付き、ものすごくたくさんの情報が盛り込まれてるようです。刑法の第13条なんて「第13条 禁錮は、無期及び有期とし、有期禁錮は、1月以上20年以下とする。 2 禁錮は、刑事施設に拘置する」これだけのもんですよ。

 それと、悪魔長降臨の時にも思ったけど、降臨が刑ってどういうことなんだろう。アントニオ猪木降臨の刑。


・ティキ「フリ…オ、今呪えば…!!」

 わざわざ怠惰な性格にしたフリオに、ティキは一体何を期待しているんでしょうか。


・八世紀もの間に千偏もの転生

 800年で1000回ってことは、0.8年に1回転生……? ムヒョにおける転生ってのが何のことだか分かりませんが、すごく多いですね。転生って言うからには赤子からリスタートみたいなイメージだけれど、それだとティキは常に乳児ってことになっちゃうから、人の肉体を渡り歩いてきたって感じでしょうか。でも、それだと転生というより憑依だよなー。


バレーボール使い

・田中ブラックホール

 これは考えようによっては、手塚ゾーンと言えるのかもしれない。全国のうんちの小学生諸君は、手塚ゾーンを使えるチャンスなのかもしれないよ。


ブリーチ

 前回、織姫の「応援」により莫大なOSRを手に入れ、グリムジョーさんを圧倒した一護。しかし、グリムジョーさんもこれだけでは終わりません。ついに、、彼は奥の手である「回想」を繰り出してきたのです。

 OSRバトルにおいて、「回想」の絶大な効果はよく知られているところです。回想さえすれば、瀕死のイチ死神ですらエスパーダを倒せるまでにパワーアップすることができるのです。事実、回想によりOSRを高めたグリムジョーさんは、先週受けた傷などなかったかのように元気に跳ね回り、一護を圧倒しはじめました。

 ところで今回の回想シーンですが、これは非常に論理的整合性のとれたものでしたね。ギリアンには個がないとのことですが、個がないということは、つまりオサレではないということです。個がないギリアンが戦闘中に服を着替えたりしませんよね。だからギリアンは、戦闘力だけは高くてもOSRが低く、総合的な実力では「下級」扱いなのです。ギリアンは相手のOSR次第では、イチ死神や(個を持っている)普通の虚にもやられてしまう存在と思われます。

 そして、ギリアンから進化して個を得た存在がアジューカスなのだそうです。個を得ることによってOSRを扱うことが可能になり、戦闘中に着替えをするなどの高等テクニックが使えるようになります。また、個を得ることにより、「回想」という奥の手も手に入れることができます。ギリアンとアジューカスの実力には天地の開きがあるといって過言ではないでしょう。ギリアンへと退化し、オサレを失うことを恐れるのも分かる話です。

 アジューカスに進化したグリムジョーさんですが、彼はかなりの幸運に恵まれていたようです。進化した形態が豹型でカッコよく、かなりの潜在OSRを持っていたのです。シャウロン一行がグリムジョーさんを王としたのも、おそらく彼の潜在OSRにヴァストローデへの可能性を見出したからでしょう。人間形に近く、そこそこのOSRを持っていたであろうシャウロンさんも、スリムな豹型のグリムジョーさんを見て、自分とのOSRの差を感じたのでしょうね。


 ***

 しかし、こうなると、ギリアンなのに個を持っていたアーロニーロさんは一体なんだったんでしょうか。もしかすると、「破面」には個を固定するという意味があるのかもしれません。だとしたら、個を固定することによりOSRを生み出せるので、「仮面が割れるとパワーアップ」というのも(ギリアンには)理に適った話です。

 それから、アーロニーロさんは「たくさん虚を食べたから僕つよいですよ」という話だったけど、なんか今回の説明では、どの大虚もたくさん他の虚を食べてるようですし、アーロニーロさんの大食は別にいばるようなことじゃなかった気がします。他の大虚が単なる捕食(?)であるのに対して、アーロニーロさんは吸収した虚の技が全て使えるという点にメリットがあるのかもしれないけど、少なくとも食べてきた数(3万くらい)には、それほどびっくりする必要はなさそうです。
 
 


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