僕の愛するまゆたんがこんなの出すみたい。でも、まゆたんにこう言われたらなんだか説得力があるなー。いや、決してまゆたんのことをバカにしてるわけじゃなくて、まゆたんにはそういう不可能を可能にする特殊な才能があると思うんだ。主にストーリー面において。僕でもまんがが描けるのかしらー。
テニス
・「うっ血して紫色に腫れ上がってる!?」
手塚ファントムと零式サーブで大変なことになった手塚部長の腕ですが、しかし、うっ血して腫れ上がるのは、まだギリギリでテニスの範疇ですよね。河村先輩が全身血まみれになってたことを考えると、手塚部長がこれだけの惨事を迎えても、「騒ぎすぎじゃね?」くらいに思えてしまいます。乾先輩いわく「99.9%の選手は今ので再起不能になってもおかしくない」とのことですが、河村先輩の状態は100%再起不能、それどころか死んでもおかしくなかったもんなあ。
・手塚「プロになるためドイツに行こうと思ってる」
「プロになるならドイツ」という理屈は良く分かりませんが、ドイツは日本以上のテニス妖怪どもの巣窟になっているということでしょうか。恐ろしい。そりゃあ太平洋戦争も勃発しますよ。そんな国と同盟組んだら、そりゃあ米英にも勝てると思いますよ。
・幸村「流石の真田も『雷』の光速移動は人の限界を超えた神業」
すごく疑問なんですが、今の「手塚ファントム」に雷の光速移動は必要なんでしょうか。必要なのは手塚部長のガットをブチ破るパワー(もしくはボールに雷属性をまとわせる力)であり、真田皇帝本人が光速で移動する必要はないと思うんですが。それとも光速で移動すること自体が、ボールに雷属性を付与する条件なのでしょうか??(※1)
※1……先日、マルコさんと話し合った結果、テニス世界のガットはパワーショットで破れるものではなく、特定の「ガット破り技」で破れるものではないかとの仮説が生まれました。例えば、師範の波動球でも河村先輩のガットは破れませんが、雷ならばガットは破れます。これは、雷が「ガット破り技」であり、ボールに雷属性を付与しているためガットが破れるのだと考えられます。
・「どこまでこの2人、真向勝負なんだ…」
確かにこの文脈では真向勝負で間違いないんですが、でもこれって、テニスで真向勝負というより、我慢大会で真向勝負だよね。
・真田「真向勝負を捨てろと言うのか…?」
うーん、真向勝負を捨てるとしても、何をどうしたら捨てられるんでしょうか。手塚部長にたくさん手塚ファントムを打たせるのがベストなんだろうけど、手塚ファントムはラリーを拒絶する技。リターン一回で終わらせちゃいますからね。皇帝がドロップショットを打てばいいんだろうか。でも、手塚ゾーンはドロップショットも引き寄せるんだから、逆にドロップショットもアウトにできそうです。
あ、そういえば真田皇帝も無我の境地使えるんですよね。てことは、ここで無我って、皇帝が手塚ファントムを使うというのはどうだろう。皇帝は足は痛めてるけど、腕はまだ無傷ですし。一方の手塚部長も無我って雷を使えばいいんですよ! そうすれば、お互い四肢を余すところなく痛めることができます!
……やっぱり我慢大会か。
ワンピース
10周年おめでとうございます! その三分の一弱がウォーターセブンだったことを考えると、少し微妙な気もしますが……
そんなウォーターセブン編を反省したのか、スリラーバーク編は本当にサクサク進んでます。尾田先生とは思えないくらいスピーディーです!
今回のサンジ戦は「本当にスリラーバークはスピーディーに終わるのか」という試金石の一戦として注目されていたわけですが(今週でサンジが勝てばスリラーバークは本当に早く終わるのかもしれない)、ビックリするくらいサックリ終わりました。
でも、フクロウvsフランキー戦も、何度も「決まった!」と思ってから、フクロウが立ち上がってましたからね。僕はあんまり信じないことにしよう。けど、願わくばアブサロムさんにはもう立ち上がらないで欲しいです。今回はギャグもいっぱいで展開もスピーディーで、ワンピースとは思えないほど素晴らしいバトルだったんだから、お願いだから立ち上がらないで欲しいです。主人公チームが敵キャラを倒すことを、こんな形で真剣に期待する漫画も珍しいなあ。
***
それにしても、心臓のあたりを貫通するまで刃物で刺して、それでもまだ活動してるサンジには、アブサロムさんとしてもやってられない気持ちでしょうね。まあ、こんな話も今更ですが……。心臓を刺されても動き続けてスパルタカスを倒した大豪院邪鬼ですら、さすがに自重して戦闘後には死にました。サンジにも、せめて行動不能になるくらいは自重して欲しいなあ。
ナルト
本当にトビは巻き添えだったのかー! デイダラさん、あなた「すまんなトビ」じゃないですよ。デイダラさんが自爆しなければ貴重な暁メンバーを失わずに、しかもトビが来るまで待ってれば、トビがサクッとサスケを倒して死亡確認もできたのに。これは謝って済む問題じゃないなー。ちょっとダメな人だぜ、デイダラさん。
そして、不幸にも巻き添えにされたトビですが、仲間からあれだけ死んだ死んだあの程度の男と言われてたら、逆に死んでない気がしてきますね。彼は仮面を付けてたこともあるし、最後に出てきた黒幕がトビっぽく思えてきました。黒幕のセリフは、サスケの写輪眼を間近で見てきたことによる発言とも取れますし。死んだといわれたら死んでない気がするし、あの程度といわれたら実力者な気がする。まったく漫画読みってのは偏屈な人種だぜ。
***
チャクラがほぼゼロのはずのサスケが口寄せやら幻術やら使ってたことは、マンダという損失もあったことだし、ギリギリ許容範囲でスルーしてあげたい気がします。でも、マンダの損失は「サスケの武器が一つ失われた」というよりは、「誰も持ってるとは思わなかったサスケの武器が失われた」だけなので、読者的にはあんまり損失という感じもしないんですけどね。「マンダはサスケの最終兵器」的な描写が少しでもあれば良かったんですが。そういえば、サスケがデイダラさんに言ってた「披露する機会がなかった、もう一つの手」ってなんだったんでしょう。それがこのマンダなのかな??
あと、香燐は相変わらず二重人格にしか見えません。ツンデレじゃないだろこれー。
アイシールド
マフィアっぽさを醸してたマルコさんとか、野蛮人っぽさを醸してた峨王さんとかが出てきたけど、女マネに制裁とか、そういう展開にならなくて良かったです。そういう無駄なバイオレンス展開は、アイシールドとは違う気がしてたので。「スポーツしてる高校生の範疇」で収まってくれて良かったです。
あと、主人公以外のチームが、他の強豪チームと、勝ち負けの分からない戦いをするってのはやっぱり面白いですね。バキの最強トーナメントなんて、バキの試合が一番つまらなかったくらいだもの。
・「峨王が止まんねえ!」
たったこれだけのセリフで、「向日が止まらねーっ!!」を嫌でも連想してしまう辺りが、我ながらテニスに毒されすぎだと思います。
でも、ここらへんを見ると、毒されてるのは僕だけではないとも思うのです。
To LOVEる
高校生の時分を考えると、放課後に女の子5人と一緒にお買い物に行くだけでなんと羨ましいことだろうか。でもリトくんだから許す。許せる。
・着せ替え人形イヴ
連載が始まった当初、ペケの衣装チェンジ能力を見て、「なーるほど、これでララに色んなコスプレをさせるわけかー」などと思ったものですが、長谷見先生がその気になればペケのような惰弱な設定に頼るまでもなく、好きな女の子を好きなように着せ替え人形化できるのだと分かりました。
・イヴ「えっちぃのは嫌いです」
ちがう! キミがここで言うべきは「きょうじんは嫌いです」のはずだ。リサ・ミオの「どりゃー!!」は凄まじい狂気を孕んでいました。二人の満面の笑みがとにかく恐ろしい。
そして、狂人の行為が巡り巡って、鉄拳制裁を受けるハメとなったリトくん。着替え中の鉄拳制裁もそうでしたが、古手川さんがエロ避雷針だとすれば、リトくんは暴力避雷針なのかもしれません。女性キャラは超常的な力によってエロにまみれ、男性キャラは非論理の結果として暴力に晒される。To LOVEる、それは性と暴力に満ちた世界。