ドラクエ8はじめました。
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パルミドは堪能したので、正規のルートに立ち返るべく、川沿いの教会から国道沿いに歩きます。そんで、アスカンタとかいう王国に到着。なんでもこの国では、お妃さまが亡くなってから王様がダメ人間になってるので、お妃さまの幻影を使って王様を叱ろうとか、そういう話になりました。この「ニート王社会復帰プログラム」は、お使いイベントではあるんですが、王様のせいで村人が迷惑しまくってるので、「なんとかしてやろう」って素で思えるのがいいですね。「~~して下さい、お願いします」の後の、「はい/いいえ」の二択で素直に「はい」が選べる状況作りがドラクエ8は巧いと思うのです。ゼシカの時は除いてな!
ダメ王様のため、「願いが叶う丘」とやらを目指すことに。情報では、メイドさんのおばあちゃんちの裏を流れている川を、上流に向かっていくとあるそうです。ああ、これ、昨日、放浪中に間違って入ったダンジョンだ。危うく全滅しかけて逃げ帰ったんだけど、これはストーリーに関係あるダンジョンだったのかー。ストーリーに関係のないダンジョンが、ノーヒントで存在してるゲームなのかと思って、かなりワクワクしたんだけどなー。残念。
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二度目の挑戦となるこのダンジョンは、しっかり心構えもしていたため、今度はたいして問題もなくクリアー。王様も立ち直ってくれて、「困ったことがあったら力になりましょう」とか言ってくれます。うん、これはたぶん今後何かのイベントで力を借りることになるんだろうな。それはそれとして、とりあえず、お礼代わりに部屋を漁らせてもらいましたが、王様の部屋には金目のものどころか書物の一冊もありませんでした。メイドちゃんが全部片付けたみたいです。ファック、現物収入が何もねーぜ! あ、そうだ、お礼ならメイドのキラちゃんくださいよ。代わりにゼシカ置いていくからさ。
城を出たら、トロデ王が「おまえらばっかりご馳走食って羨ましい。わしも酒を飲みたい」とか、ふざけたことを言い出したので、改めて悪徳の街パルミドへ行くことになりました。見た目が魔物のトロデ王は普通の街には入れないけれど、悪徳の街パルミドなら問題なく酒が飲めるらしいです。ふと思ったんだけど、ドラクエ5の主人公はどうしてたんでしょうね。ドラクエ5のパーティーは見た目も魔物だし中身も魔物だよ。
ちなみに、パルミドで女性の家に行くと、「キャッ、驚かさないでよ、強盗かと思ったじゃない」とか言われるんですが、実際、主人公たちは強盗みたいなもんですよね。結局、この女性の目の前で、家のタンスとか漁りましたし。どうもドラクエ8は主人公の空き巣・強盗行為を半ばネタにしてる気がするな。
馬姫さま盗まれる→馬姫さま売られる、という人身売買コンボの結果、馬姫の持ち主である女盗賊ゲルダさんと交換条件することに。条件は「剣士像の洞窟」へ宝石を取りに行くこと。この時、ゼシカは「ゲルダさんはおっかないから、逆らおうなんて思えないわ」とか言ってるけど、そんなことを言いながら、主人公たちは平気で彼女の部屋を漁ってるんですよね。「ヤクザこわいわ」とか言いながら事務所にズカズカ乗り込んでいき、金庫から金目のものを盗んでいくような感じ。絶対怖がってないよこいつら。
ボスのトラップボックスの強さにビビリながらも剣士像の洞窟はクリアー。このダンジョンを攻略するのに必要なのは知恵と力ではなく、人をナメくさったトラップに腹を立てない寛大な心と、何度天井に頭を打ち付けても耐えうる石頭だと思います。ゲルダさんに宝石を渡すと、「馬連れてとっととどっかいっちまいな!」とか言われますが、あなたの地下室に宝箱あったから、必要な鍵を入手次第帰ってきますよ。
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一行はドルマゲスを追うべく、船を手に入れることにします。
荒野に古代の船の遺跡があるのでそれを使おう
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この船をどうやって海に持って行くべきかトロデーン城で調べよう
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調べても分からないからイシュマウリさんにお願いしよう
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月影のハープ持ってくれば、イシュマウリさんが船を海に浮かべてくれるんだってさ。
というわけで、月影のハープを入手することになりました。たかが船一艘手に入れるだけになんと大げさなことでしょうか……。トロデ王が王のままであったなら、いや、ゼシカが実家に詫びの一つも入れれば、もっと簡単に船くらい手に入りそうなものなんですけど。金がないばかりに、古代の船を利用したり、滅びた城の図書室で調べ物をしたり、謎の人物(イシュマウリさん)の力を借りたり、良く分からないハープを手に入れなければならないのです。金があれば一発で解決するのに。
月影のハープは「主人公がこれまで立ち寄ったどこかにある」という話なので、「ああ、ここでアスカンタなんだな」と思い、アスカンタ城の王様に会いに行きます。「月影のハープはうちの国宝ですけど、あなたたちは妃の幻影を見せてくれたからあげます」みたいなことをいって、国宝をくれることになりました。この人、本当にちゃんと立ち直ってるんだろうか……。そんなことで国宝なんてあげちゃっていいのだろうか……。ていうか、国宝なんて大層なものくれなくてもいいから、六人が乗れる船をくれればいいんだけどな。
王様と一緒に、アスカンタ城の宝物庫へと向かう主人公たち。しかし、なんということでしょう! 宝物庫は盗人に荒らされ、宝箱は全て奪われていたのです。それを見て、王様が崩れ落ちます。うわぁ……、この人、すげえショック受けてるよ……。僕たちは今まで色んな街や城に勝手気ままに侵入して宝を奪ってきたけど、持ち主たちはみんなこんな感じでショック受けてたんだよなあ。「ない! オレの布の服がない! 誰だ、あんなもの取りやがったのは!?」とか思ってるんだろうなあ。「金目のものならともかく、あんなもの取ってもしょうがないだろう。なんであんなものまで取っていくんだ」とか思ってるんだろうなあ。しょうがないんですよ、つまんないものでも返すことなんてできないんだから。ふさぎこむ王様の姿を見て、すんごい罪悪感に襲われました。ああ、本当に免罪符が欲しいよう。
宝物庫に空いた大穴から、賊は侵入し宝を奪い去ったそうです。王様は、精鋭軍を組織して宝を奪還しに行くと言ってます。
王様「この穴の中は危険ですから、絶対行っちゃダメですよ! いいですか、絶っっっ対、行っちゃダメですよー!」
ダチョウ倶楽部か……。それでも一縷の希望を持って王様の精鋭軍編成の様子を見に行くと、やはり奪還作戦は遅々として進んでない様子。ハイハイ、僕が行けばいいのね。行きますよ……。
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その他、細々としたこと。
・変人から預かったメモ通りにモンスターを集めてくると、モンスターバトルロードができるようになりました。とりあえず、ジョー、スラリン、プチノンの初期三人組でGランクに出場してみるも一回戦負け。スラリンはカス。プチノンは強いけど真面目に戦いません。ジョーが単身がんばるけど勝てるわけがない。ダメだこりゃ。
・なので、代わりにトラペッタ近くにいたドランゴとリリッピを仲間に。ドランゴは炎は吐くし、2回攻撃はするし、とにかく強いです。リリッピは強くはないけどスクルトが使える。これにジョーを足したメンツでGランクは軽々とクリアー。Fランクは決勝戦で負けたので、今度はジョーとリリッピに代わる更なる戦力を揃える必要がありそうですね。ちなみにチーム名は「びしょくくらぶ」にしました。オーナーがゆうざんだから。
・僕の大好きなメダパニをククールとゼシカが覚えたけど使ってくれません。ククールはスクルトも使ってくれないです。でも、ザキを連発しないのは評価できる。
・今作はルーラのMP消費がたった1なのがありがたいです。街の奥深くにいて、入り口まで戻るのが面倒な時は、気軽にルーラで移動できます。
・トロデ王が夜なべをして錬金釜を改造してくれたよ。ついに、うしのふんが錬金可能にアイテム3つ錬金が可能に。いよいよ、「うしのふん」+「せいすい」でお下品アイテムが作れるかと思ったけど作れなかった。
・「うしのふん」と「ひのきのぼう」で、アラレちゃんが持ってるアレが作れるかと思ったけど作れなかった。うしのふんは何に使えばいいんだぜ。
・錬金の材料が3つになったことで、自力でのレシピ創作は非現実的になりました。そのため、書物の重要性が激しくアップ。レシピを一つ手に入れるのは、(直ちに、もしくは、将来において)アイテムを一つ手に入れるのと同じことですから。本棚を発見するのは宝箱を発見するのに等しく、とても楽しみです。
・主人公の素手格闘は普通に殴るだけならククールと同程度、正拳突き(MP消費2)を使えばククールよりちょっとだけ多くダメージが与えられます(ヤンガスには大きく劣る)。でも、主人公はそんなことより「しんくうは」を使えることの方が重要で、毎回「しんくうは」ばかり使ってます。格闘家というよりは、「武器を持たない制約を己に課すことで、強力なバギ系魔法が使えるようになった魔法使い」みたいな感じです。ちょっとしたゲッシュ気分。