【7/3】2007年31号のジャンプ感想(2)


クレイモア

 うーん、腰掛けなんだろうけど、腰掛けする理由が良く分からないぜ。次回は36・37合併号ということで一ヵ月後だし。月ジャンのクレイモア読者を手放さないために月一ペースでの連載を確保したいということなんでしょうか。それとも、新雑誌に移行するに辺り、週ジャン読者をいくらか掻っ攫っていこうという考えでしょうか。

 で、今回のクレイモアですが、こういう話、前にもありませんでしたっけ? なんかデジャブを感じてます。最近、クレイモア読んでないから、なんでテレサが再登場してるのか良く分かりません。時間軸としては、これはクレアに会う前の話なのかなー。

 それにしても、最近の対モノノケバトル漫画は、最初は人外の生物と戦っていても、すぐに敵が人間っぽい容姿のものに変わっていくんですが(ブリーチとかみえるひととか武装錬金とかカトブレパスとか)、クレイモアはずっとバケモノ的な容姿を保ってます。いや、むしろ人間体からバケモノへ変わることで、人間の時に個性を付与して、バケモノになるのも個性の一つに数えるという逆転の発想なのですね。


ボーボボ

 ハレクラニ、OVER、ギガを差し置いて、上座に座ってるところ天の助に惚れました。最終回で華を咲かせたね! 

 最終回にも関わらず、キーパーソンである魚雷先生が出てきませんでしたが、これは「OVERでいいや」という判断なのでしょうか。それはちょっと寂しいなあ。


こち亀

「わしは将棋が強いぞ」と両さんは言ってますが、両さんはそろそろ将棋が強い設定なのか弱い設定なのかハッキリ決めて欲しいところです。冒頭の寺井との勝負だけで「今回の両さんは将棋が強い設定です」とか言われても困っちゃうぜ。

 それにしても、現代日本で、しかも戦時中でもなく軍人でもない警察組織において、督戦隊が出動するのは、ギャグ漫画としても凄まじい話だと思いました。督戦隊って太平洋戦争中の日本軍でもなかったぜ。


To LOVEる

 矢吹先生の安っぽいクリーチャーセンスを見て、久しぶりに黒猫のことを思い出しました。To LOVEるにはこの安っぽいクリーチャーセンスもマッチしているけど、矢吹先生はこんなクリーチャーで本気でバトル漫画をやろうとしていたのか……。狂気に満ちた時代があったものだなあ。

 そして、リトくんを鈍器として用い、野良宇宙人を殲滅した春奈ちゃんですが、作用反作用の法則を考えると、倒れている宇宙人たち全員のダメージと同じだけのダメージをリトくんは受けてるんですよね。リトくんはすごいなあ、タフだなあ、もう人間じゃないよ。

 お静ちゃんに関しては、掲示板に寄せられたコメントが素晴らしかったのでコピペ。

>> とらぶるで何故宇宙人は怖くないのに幽霊だと怖いのかというと『自らの手で胸を揉んだり股間触ったり脱がしたりすることができない』という所だと思います。
>> 恐怖の対象として、理解が出来ないもの、もしくは対処しきれないほどの圧倒的な力を持つものの二つがあげられますが彼女は後者です。
>> お静ちゃんは幽体なので物理接触は無理ですから乳を揉んだり舐めたり出来ません。
>> パンチラさえも本人か神(作者)の手でしか起こり得ない。
>> 美柑でさえパンチラさせられるようなインフレ状況の中ほぼ絶対的な存在ですのでどうなることやら…。
>> 頑張れララ!君の発明だけが頼りだ!
(掲示板より)

 リトくんはララの発明で犬になることすらできたんだから、幽霊の股間を舐め回すことだって近い将来ありうると思うな。お静ちゃんは「これで私も静かに過ごす事ができます」といってますが、不幸にも彼女が美少女であったばかりに、その望みは叶わないと思います。幽体という特権に安堵していられるのは、たぶん今のうちだけだよ。


ブルードラゴン

 ううーん。なんともったいない……。「敵の居城ごと吹き飛ばせる火力を持った主人公」vs「視界に入っただけで敵を消せるラスボス」と、本来はインフレ能力者同士のハイレベルなバトルが見れるハズだったんですが……。とても残念です。小畑先生を起用して、メディアミックス仕掛けて、それでも30話ほどで打ち切るのか……。ジャンプって厳しいなあ。編集部も9割9分成功を確信していただろうに。

 あと、みんな言ってることですが、ビヨン含む五騎士のやられっぷりにはソードマスターヤマトを感じました。

スンス「このオレに生き別れた姉がいるような気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!」


ブリーチ

 グリムジョーさんの戦術によって、仮面をかぶってしまった一護。虚側が仮面を外すことで人間に近い容姿を手に入れOSRをアップさせたのに対し、一護は逆行して仮面をかぶり、OSRを消費しながら戦うスタイルです。仮面をかぶり続けている間、一護のOSRはどんどん下がっていきます。

 著しくオサレを失った一護の姿に、織姫も不安を隠しきれません。「こんな非オサレな黒崎くんで勝てるのかしら」と思っていたことでしょう。一護はそんな織姫を安心させるべく語りかけます。

「この(オサレではない)カッコで安心しろっつッても難しいだろうな……。でも、言わせてくれ。安心しろ。(このオサレではない格好は)すぐに終わらせるから」

 一方、グリムジョーさんも開放して、かなりのオサレを失います。しかし、姿形を変形させながらも、一護に傷付けられた胸の傷はしっかり残して露出させているあたりが、さすがは百戦錬磨のエスパーダです。その上、特に意味もなく雄叫びを上げてOSRを稼いでいます。戦闘巧者というやつですね。


 ***

 一護、グリムジョー、共々に本気モードに入り、これからはお互いのOSRを消費しつつ戦う展開となるのでしょう。これまでに彼らがどれだけOSRを培ってきたかが問われる戦いです。僕の個人的な見解では、虚圏に入ってからこれといって見せ場のなかった一護よりも、人質の織姫をわざわざ持ってきてくれたグリムジョーさんの方が現在のOSRでは上だと思います。しかし、仮面の軍勢と修行した直後の一護が11秒フラットしか虚化できなかったのに対し、今回は織姫と(明らかに11秒以上)のんびりと会話する余裕があることを考えると、僕たちが気付いていないだけで、実は一護のOSRはそれなりに貯まっていたのかもしれません。

 とはいえ、グリムジョー戦でOSRを使い切ってしまうと、続くウルキオラ戦でOSRが足りるのかどうかが心配です。グリムジョー戦では、ただ勝つだけではなく、明らかにとどめが刺せる状況で見逃すとかしてOSRコントロールをしないと、次のウルキオラ戦がヤバイんじゃないかなあ。
 
 


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