カトブレパス
一焔弾とか百焔弾とか微妙なネーミングです。身近な感じを出して低年齢読者へ親近感を持たせようとしてるんでしょうが、１円とか100円だと大人はナメちゃうんですよね。カッコ付けてもたかが100円だろー、みたいな。でも、大人でも福沢先生になると急に緊張するので、究極奥義「一万焔殺」ならグッとくるかもしれません。
こち亀
宝くじ大当たりパターンは以前両さんがやったので、今回は部長に当てさせてみました、というところでしょうか。両さんの場合が典型的な大当たり破産パターンだったのに対し、今回は堅実で破産しないパターン。しかし、どちらの場合でも、大金を手にしたらロクな結果にならないという、（必ずいつもの状態に戻らなければならないギャグ漫画の定めか）非常に夢のない話になった気がします。せっかく宝くじ当たったのに、何をしても幸せになれない。
宝くじ大当たり → 両さん豪遊、破産 → やっぱり計画的に使わないとね（＾ω＾）
宝くじ大当たり → 部長妬まれる → どうやってもダメなのね(´・ω・`)
うん。夢がない。両さんの破産パターンだけで終わっていれば、まだ「計画的に使えばいいんだよね！」と夢が見れるんですが、部長パターンも描いちゃったので宝くじが八方塞がりになっちゃったよ。でも、実際は4500億もあれば、嫌がらせくらいなんとでもなりそうなもんですけどね。電話は受付嬢を雇えばいいし、塀に落書きされても人を雇って消せばいいじゃない。なんなら堀を作ってもいいじゃない。というか、そもそも、嫌がらせする人たちも、よくあんなド田舎まで石を投げるためだけによく通うよなー。部長の住んでる土地って、カーナビも入らないくらいの辺境の地なんですよ。千葉県だけど。
バレーボール使い
元々、不条理ギャグから始まった漫画なので、このシリアスバトル展開は明らかに間違っているんですが、信じられないことになんだか面白いです。今までどれだけ仲間意識があるのか良く分からなかった人たちが、主人公不在の状況でラスボスに挑むことになり、その中の一人はかなりの実力者（前園）という展開が普通に熱いです。どこまで強いのか良く分からない杉越くんの存在も大きいですね。
この二人の実力はまだ未知数なので、それが対主人公戦ではなく、敵のラスボスに対して発揮される展開は巧いような気もします。が、対主人公戦で発揮されなかったのは、その頃のこの漫画が不条理ギャグだったからで、この展開は別に巧いわけでもないかもしれません。（だから、「信じられないことに面白い」感じがするんですよね）
あと、トイレのジョーの存在はさっぱり分かりませんが、この人、このパーティーに本当に必要なの？ この人、役に立つの？？
ムヒョ
夜明けの炎刃王は幽世だったんですね。
・ペイジ「執行人にしてあげられなくてすみません、とでも？」
「いや、お前のそれは逆恨みだから」と言ってくれる人がやっと出てきました。西先生は天然でやってるのかと思ったら意外と認識しているようで、しかし、認識していながらどうして、「ラスボスがただの逆恨み」とか、そういうことをやっちゃうんだろうなあ。
そして、読者の気持ちを代弁して、牛車娘さんを召喚したところまではカッコ良かったペイジさんですが、それだけで既に体力尽きている辺りが正しくペイジさんでとても良かったです。牛車呼んだだけで限界とかスゴイなあ。まあ、初期のムヒョも魔法律一回使っただけで限界だったわけですが（今は何故かポイポイ使ってるけれど）。
ところで、牛車娘さんはどういう魔法律に基づいて召喚されたのでしょうか。久しぶりに思い出したんですが、使者って魔法律で有罪にした相手を「処罰する」ために呼び出されるんですよね。イリさんみたいに「時間稼ぎのために戦う」とか、牛車娘さんみたいに「便利なタクシーとして」召喚するのはありえなかったはずなんですが……。まあいいや。
ブリーチ
前回の流れで、「僕たち二人とも適度に傷ついておりますし、全快しなくともこのまま戦ってよろしいのではないでしょうか？」という合意に達したはずの二人ですが、今回は改めて傷を治した後で戦いを始めました。前回は一護の安い挑発に乗ったグリムジョーさんが襲い掛かって、鍔迫り合いのシーンで終わったはずなのですが一体どうしたんでしょう。あれから二人とも何となく刀を引いて、「とはいえ、お互い禍根を残したくありませんし、ベストコンディションで戦いましょう」と改めて傷を治したんでしょうか。OSR込みで考えても良く分からない展開です。
・今週のOSRバトル
戦闘開始前に二人は場所を移します。しかし、既に戦いはここから始まっていました。これも一護の打った布石だったのです。グリムジョーさんは、「ああ、戦闘場所を移すのですね。構いませんよ」と普通にピョーンと飛んで移動しましたが、一護はその稼いだ時間を無駄にしません。ジャンプ中に卍解して空中着替えを行うことでOSRを上げ、さらには意味なく地面を破壊しながら着地することで、またOSRをアップさせました。普通に飛んで、普通に着地したグリムジョーさんは「しまった！」と思ったことでしょう。
さらに戦闘場所を移したことには、もう一つの狙いがありました。織姫とネロによる一護への援護射撃です。織姫の言ってることは良く理解できませんが、とにかくこれで一護のOSRがアップしたことは確実です。ネルの時は「黙ってろガキ」と援護射撃を確実に潰していたグリムジョーさんですが、戦闘場所を移したため織姫の口を封じることはできません。これも一護の戦術だったのです。
確実にOSRをアップさせてきた一護ですが、しかし、グリムジョーさんもやられてばかりではありません。「俺を殺してえんだろ！」的なことを言って、OSRアップを狙ってきました。これには一護も返す言葉がありません。なぜなら、彼は自分の目的が織姫救出だったことを、久しぶりに思い出してしまったのです。
「いや、私は別にあなたを倒しに来たんじゃないですよ(´・ω・`)」と、うっかり漏らしてしまったところ、「お前はぬるい」「戦士としてなっちゃいない」「バトル漫画の主人公として失格だ」「浦飯幽助を見習え」みたいな感じでグリムジョーさんに言いたい放題言われてしまい、一方的にOSRを下げられました。前回は織姫救出なんて完全に忘れてたんだから、今回も忘れておけば良かったのにね。
そして、グリムジョーさんがわざわざ傷を残していたのは、OSRを上げるためだったことも判明。確かに、古傷はOSRをアップさせる定石中の定石です。剣心や斗貴子さんはもとより、ルフィなんてわざわざ自分から傷をつけました。さすが、仲間を裏切っても対一護戦に固執してただけあり、グリムジョーさんにぬかりはありません。
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今回のバトルは序盤（戦闘開始前）で一護が少しずつOSRを稼いだけど、最後の2Pでグリムジョーさんが追いついた感じです。今のところ互角かな？ しかし、一護には織姫という簡単確実なOSR補給方法があるので、織姫が「黒崎くん、勝って！」とか言うたびにOSRアップすることを考えれば、総合的には一護有利ではないかと思います。
