【5/29】2007年26号のジャンプ感想


今月発売のstreet Jackというファッション誌に、僕がちょっとだけ写真付きで出てますよ。
正直よくわかってねえんだけど、偉そうに萌えとか語ってみました。
でもTo LOVEるだけは自信を持ってたくさん語ったよ。大分シンプルにまとめられちゃったけど。
一番伝えたかった「To LOVEるの狂気」も、ギリギリでニュアンスが残ってたので、そこはインタビュアーさんに感謝してます。

ワンピース

・飛び出す絵本
以前、このサイトでも「不思議の国のアリス」の飛び出す絵本を紹介しましたが(動画)、最近の飛び出す絵本は本当にスゴイんです。

それで、ワンピースを飛び出す絵本化というのは、これは目の付け所が良いと思いました。
ワンピースはバトルのつまらなさには辟易しますが、世界観は本当に見事ですから、飛び出す絵本化するにはうってつけの題材です。
アリスの方は子供もおかーさんも楽しめる絵本として大人気なので、より子供に馴染みのあるワンピースを選んだのは、本当に見事な商売だと思うのです。
この商品のポイントは「情操教育に良さそう」ってところだと思いますね。
子供にテレビゲームを与えるより、なんだか良さそうな気がするところです。
おとーさんおかーさんは、なんだかんだいってテレビゲーム以外の知的な娯楽を子供に与えたいのではないかと思っています。ゲーム脳を信じてなくてもね。

・ルフィ「肉~~~~~っ!!!」
第一声が「肉」。
あの巨体で肉を要求。
これは、モリアさんはとんでもない怪物を呼び覚ましてしまったのかもしれません。
スリラーパークは近いうちに(経済的理由で)滅びそうな気がします。

あと、非常にくだらないことなんですが……

「サンジ!! メシ~……!!」
で、
「サンジって誰だ!?」
の反応はおかしいと思うんですよね。

「サンジなのにおやつじゃなくてメシなのか!?」

が正しい反応だと思うんです。
サンジと聞いて、普通は人名思い浮かべないでしょう。
三時だと思うでしょう、普通。
自分でも本当にどうでもいいことだと思うけど。

・ウソップ「キタねェぞ、お前ら不死身で集団なんて!!」
とりあえず、そのセリフは麦わら海賊団には許されないと思うんだ。
不死身で集団って、まさに麦わら海賊団以外の何者でもないじゃないか。

しかし、弱点が知られちゃったゾンビたちは、すさまじく弱いですね。
先週で明らかになった「本体が死ぬとゾンビも死ぬ」弱点に加え、普通の人間より脆弱なゾンビでは、モリアさんのゾンビ軍団はあまり役に立たない気がします。

あと、うちの掲示板に、「影ルフィ塩振りかけた肉置いとけば瞬殺でね?」とのコメントがあったのだけど、これは盲点でした。
そうか、魔人ルフィは塩コショウした肉とか食えないのか……。
塩味が一切アウトって、食事的にキツイなあ。
でも、そもそもゾンビってメシ食う必要あるのかな。ない気がするな。じゃあいいのかな。


ナルト

・サクラ「パトロールは最低でも二人一組が原則ですよ」
どうもこの漫画は、戦力が足りなかったら犬で補おうとする傾向が強いですね。
そして、疑問を呈したサクラは「そう焦らない」と叱られて、「犬を二匹つけるから」といわれました。

サクラ「用心して犬二匹つけるってなに?(´・ω・`)」

↑サクラの心中はこんな感じではないでしょうか。
一人では危険だから原則どおり二人一組で動きましょう、と提案したら、「犬二匹つけるからだいじょうぶ」と言われたわけです。

たとえ彼ら(犬)に危険を察知する能力があったとしても、僕なら「二人一組にした上で犬もつけてください」って言いたいな。
(今ではすっかり威厳の欠片もない暁ですが)本来、暁相手には二人一組でも危険なくらいだと思うんだ。

でもまあ、岸本先生が多人数戦を書けないと自覚したことは良かったかもしれません。
だからこそ一人一人に分かれたんでしょうし。
けれど、怪しい影はナルトたち4人パーティーに迫ってるんだよな。
よりによって4人パーティーに迫ってるんだよな。


To LOVEる

うーん、今回は内容がないですね……。
リトと春奈ちゃんの間に進展をもたらすための、犠牲的な一話だったと考えるべきか。
でも、長谷見先生だったらもっと巧くやれたと思うんだけど。
今回は立花くんの存在が本当にただウザいだけで、何一つプラスにならなかったと思いました。
こんな締まりのないTo LOVEるは久しぶりな気がする……。

最後の古手川さんオチも良く意味が分からなかったです。
これが天条院さんなら、なんとなく意味が分かったんだけどなあ。(天条院さんは理由なく乳を揉まれる人だから)


カトブレパス

漫画の「結界」は破られるためにあるようなものですが(ムヒョに顕著)、この漫画も例外ではなかったようで残念です。
前々から僕がブツブツ言ってることだけど、僕って攻城戦の防御側が好きなんですよね。
バビル2世のように主人公は城の中央にドンと構えて、敵が送り込んでくる刺客がワナにはまって勝手に死んでいくのとかドキドキするじゃないですか。しないですか、そうですか。

この漫画は主人公があんだけ強いんだから結界も当然強くて、式神さんたちもそれぞれそれなりに強いのかなーと思ってたので本当に残念です。
今回の単体妖魔くらい当然のように弾いて欲しいんですよ。
これが1000体の妖魔に襲われて、その圧倒的物量に結界と式神が持ちこたえきれず……とかいうのならイイんですけど。(「ネギま!」はそういうのがバッチリ描かれてたのでドキドキしました)

主人公が余裕に溢れてて次回で楽勝っぽいだけに、その程度の相手に結界が破られたのは今後のバランス的にちょっとよろしくない気がします。
要塞で守ってる側って本来圧倒的に有利なんだから。
「闇の土鬼」だって、敵が城に入ったら主人公何もできないんだから。
 
サムライうさぎ

松山さんを小物の悪党にしたい気持ちは分かるけど、あれじゃキャラクターが一貫してなくて、物語の根幹が揺らいじゃうと思うなー。
この物語のテーマが「体面に凝り固まった武士階級の破壊」で、松山さんが「体面に凝り固まった武士階級」の象徴だとするなら、松山さんには最期まで体面を大事にしてもらわないといけないような気がします。
「体面など自分の生き死にがかかると放り捨てる程度のもの」ということかもしれないけど、伍助の父と兄がくだらねー理由でも切腹して家を残したのに対し、旗本の松山さんが家を潰すような真似をしたのは、ちょっと納得いかないです。

いや、実際問題、道場の試合なんかで勝手に切腹してる家に家督を継がせるのか分からないですけど。
僕が将軍さまだったとして、旗本が道場試合に負けたからって切腹したらムカつくけどなあ。
「お前はオレのために死ぬのが仕事なの! なに勝手に死んでるの!」って思う。
どうでもいいけど、師範代が負けたら切腹って何気に虎眼流より厳しいね。
負けたら切腹って、たぶん福島先生は新撰組あたりをイメージしてるんだろうけど、限りなくゴロツキに近い新撰組と、由緒正しい直参旗本を一緒に考えちゃダメじゃないかと思うんだ。


ムヒョ

・ギンジ「かをうれそそ」

突然何を言い出したのかと思ってすごい衝撃を受けたけど、「そうかそれを」だった。
セリフが横書きになっただけで、人間はこんなにも対応できないのかとビックリした。

・反逆のキッド
いや、これ、証拠も何も提示してないよ。
敵にいきなり「お前の肉親は、お前の仲間が殺したんですよ」とか、そんなこと言われて、なんでキットはホイホイ信じちゃったんだろう。
これなら、キッドたちが来た時に、「証拠は別にねえけど、お前の姉ちゃんたぶんブープに殺されたんだよー! 証拠はないけどオレはそう思うよー!」って大声で叫べば、ブープ・キッドチームは瓦解したんじゃなかろうか。
ミックが真相を知ったのは、ヨイチがお札に書いたメッセージによるものでヘル・モスキートの能力でもないしなぁ……。


こち亀

ラーメン缶ってこれですよね。
今回のオチはなんなんだろう。
秋本先生が単に知らなかったのかな?
それともタイアップかなんかなんだろうか?

バスケットボールの「おまけによくはずむんです」は、とても面白かったです。


ラルグラド

「血を飲んだら直るよ」の申し出から、次のコマでは既にスンスに血を飲ませていて、あまりに飛びすぎてて一体何が起こったのか、一瞬理解できなかったです。
女の子に近付いて、丼に血を受けて……という描写がないと、これではあんまりにも唐突な印象を受けます。
「囚われの女の子を助けに向かったら、いきなりレッドフェニックスがいた」という展開にも唐突さを感じましたが、最近のラルグラドはどうも流れが悪いです。
ラルグラドの中の人はガモウ先生じゃないんだろうか。

スンスが生き返ったのは、(初めから死んだと思ってなかったのもあるけど)合理的な理由からも納得できるので一応アリかなと。
レッドフェニックスの女の子的には、ラルやガネットとはできれば戦わずに懐柔したいみたいだし、本気で懐柔を考えるなら、彼らの仲間を殺さないのは選択肢として十分アリです。
死人出しちゃったら、向こうも後に引けなくなりますからね。
ただ、懐柔路線だとしたら、その後のセリフでブチ壊しなんですが。


ブリーチ

今回も実に緊張感溢れるバトルでした。

まず、技が決まった後の石田くんですが、訳は分からないけれど、とにかくオサレな説明をすることで、更なるOSRの上昇を図ります。
敵を倒しても、まだOSRを上げようとするあたり、おそらくブリーチ世界の「残心」とはこういうもののことを言うのでしょう。
ルピが残心を忘れてやられたのは記憶に新しいですね。
彼も日番谷隊長を倒した後に、スペイン語を交えながら技の説明をするべきでした。

しかし、大技を決めたにもかかわらずザ、エルアポロさんは生きていました。
とはいえ、ザエルアポロさんはワナにもハマったし、服もボロボロで、かなりOSRが下がっています。
今ならとどめを刺すことは簡単です。

ですが、ここで石田くんは一瞬躊躇してしまいました。
「こんな死にかけにとどめを刺したら、僕のOSRが下がるじゃないか」
と思ったのでしょう。
たとえOSRが下がっても、確実に仕留められる機会なのだから、仕留めるべきだと個人的には思うんですが、とにかく石田くんはここで躊躇してしまったのです。

その一瞬の隙を突いて、ザエルアポロさんは仲間を食べて体力回復しました。
仲間を食べることでザエルアポロさんのOSRはさらに下がりましたが、それでも体力は回復しました。
OSRの面では石田くんが大幅に勝っていますが、部屋の仕掛けもありますし、回復したザエルアポロさんを簡単に倒すことはできません。

そして、ここからが知将ザエルアポロの真骨頂です。
彼は失ったOSRを取り戻すべく、まず何はともあれ服を着ることが大切だと考えたのです。
この行動は非常に正しいですね。実に合理的な戦術です。

それも、敵の攻撃にビクビクしながら着替えをするのではありません。
堂々と背中を向けて、「着替えに行きます」と明言したのです。
これにより、石田くんの攻撃は完全に封じられてしまいました。
戦闘意欲のない背中を向けた相手に攻撃をしかければ、彼のOSRは下がり、ザエルアポロさんの装甲を貫けなくなってしまうのです。
背中を見せ、堂々と下がることが、最も安全確実であることを彼は知っているのです。

さらに、ザエルアポロさんは、
「よく考えろよ、僕が着替えなきゃならなくなったのは、君らが僕の服をボロボロにした所為だぞ」
といって、石田くんのOSRを下げにかかりました。
これはつまり、「人のOSRを下げるような攻撃をしたお前たちは恥知らずだ」ということです。

ここはちょっとすごいですね。
ザエルアポロさんはOSRバトルの最大の矛盾点を突いてきたのです。
つまり、相手のOSRを下げるために抱きついたり、服を破いたりすれば、それで確かに相手のOSRは下がるけれど、そんな真似をした自分のOSRも(その卑怯さを指摘されると)下がってしまうということです。
前回は恋次が自爆をすることでカバーしました。
背中を見せて去り行くザエルアポロさんにダメージを負わせるには、今回も恋次が自爆するしかなかったのですが、残念ながら恋次にはそれだけの力は残されていなかったのです。

・次回予想

服を着替えたザエルアポロの恐るべき攻撃に蹂躙される石田と恋次。
圧倒的な戦力差に二人はボロボロになり、崩れ落ちる……。

石田「死神、キミはまだ動けるか……」
恋次「ダメだな……、動かせたとしても右腕一本だ」
石田「フッ、僕も同じようなものだ。だが、右腕一本動けば十分さ」

石田と恋次は立ち上がった。
そして、渾身の力を振るい、力強く掴んだのである。
第8従属官たちを。

バリッん
ゴリッ
ガリッ
グチャ…
ジュル…
グチョン
ズズズ…

石田・恋次「ぶはぁ~~~~~~…っ」
ザエルアポロ「……………………!」

第8従属官をまるかじりして、石田と恋次は甦った。
そして、ザエルアポロとの戦いは第3ラウンドへと突入する……!
そして、その前に二人は服を着替える……!
 
 


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