幼女の家出の理由がとってもハードでした。それにより、主人公の下宿先の「間違ったひなた荘化」も勢いを増してきました。現在の構成員は、過去の記憶を失った主人公、従姉妹ちゃん、二重人格の大量殺人鬼ちゃん、義父にレイプされて家出した幼女ちゃん、殺人鬼になんかされたっぽいわんこ、です。従姉妹も絶対なんかあるよなー。血とトラウマのひなた荘。
元の飼い主のところに戻ったわんこが、幼女が主人公の下宿先に住み着いてからは、なぜかわんこも下宿先に来てるのはどういうことなんでしょうか。自力で逃げ出してきたのか、もしくは、良く似た別の犬を飼っているのか。前者だとしたら、以前にルーシーと対面した時に何かされたんでしょうか。しかし、それにしても、飼い主がいると分かった以上、元の飼い主に戻す何らかの努力をすると思うんだけどな。努力は省かれてて、突然、「飼い主さん見つかったよー」とかなるんでしょうか。あと、行きずりの幼女の誕生日を知ってたパン屋のおばちゃんは一体何者なんだぜ。
角沢教授は正論で攻めるところが素晴らしいですね。超危険だけど是非とも仲間に引き入れたいキーパーソンが、いきなり自分の授業を受けてたら狼狽するだろうに、よくあそこまで機転を利かせたものですよ。ラストは、「おいおい、そんなことで大量殺人鬼のルーシーを仲間にできるわけねーだろ」と思っていたら、ビックリな設定が出てきて、「なるほど、これが切り札だったのかー!」と思った瞬間に殺された。教授は「ビックリしただろ?」とか言ってたけど、アンタが死んだことにビックリだよ。