池袋西口にある中華料理屋「知音食堂」へ行ってきました。
知音食堂は安価に本場の四川料理が食べれるお店です。ただし、店員も全員中国人の本場クオリティで、日本語はギリギリ通じるレベル。お客さんもほとんど中国人です。
四川料理は香辛料を効かせた辛い料理というイメージですが、日本で食べれる四川料理は辛さを抑えたものになってますよね(麻婆豆腐とか)。しかし、知音食堂は本場テイスト。辛さを抑える気などちっともありません。
火鍋。太極印の形をした鍋に、白湯(バイタン)と麻辣湯(マーラータン)の2つのスープが入っており、2種類の味を楽しめます。見ての通り、麻辣湯の唐辛子量が異常です。ちなみにこの店の火鍋は、このスープだけで1200円。これに肉や魚、野菜などの具材を一品一品注文します。肉・魚が600~1000円ほど。野菜は400円~600円ほど。
唐辛子と山椒の海老炒めとか、そんな感じの名前の料理。皿いっぱいに盛られた大量の唐辛子の真ん中にちょこんと海老が入ってます。なんなんだ、この素っ頓狂な料理は。
あと麻婆豆腐も食べました。花椒の効いた麻婆豆腐というやつを一度食べてみたかったので、とりあえず目的は果たせた。クソ辛いけど、美味しく食べれます。
お酒は良く分からないままに二鍋酒(650円)という酒を注文したんですが、酒がやってきて驚きました。アルコール度数56%の焼酎が瓶一本来るんですもん。しかも、店員は瓶をドスンと置いてさっさと引っ込んじゃうし。あの、割るものとかないんですか……。というか、グラスすらないんですが……。
グラスとチェイサーが欲しかったので、せわしなく歩き回ってる店員を捕まえようとしますが、いかんせん本場クオリティなので思うようには行きません。「すいませーん」と呼んでもムシされるのはデフォルト。通りかかった店員をなんとか捕まえても、僕たちの要求は直ちに忘れられます。グラスはそれでも早いうちに手に入ったのですが、チェイサーの方が致命的で、「氷水もらえますか!」を4回ほどムシされて、これはもう普通にチェイサーは手に入らないと覚悟しました。結局、「氷下さい」→「水下さい」→「グラスを下さい」の三段階を経ることにより、ようやくチェイサーを入手。僕の手元にチェイサーが来たのは、入店から70分後のことでした。普通の店なら二鍋酒と同時にグラスとチェイサーが来るところですが、流石は本場クオリティ。70分間も56%の酒だけをストレートで飲み続けるハメになったよ。
あと、おまんじゅうの中身がないやつが美味しかったです。ほんわかしてて甘いので、早めに頼んで辛いものと一緒にたべると良いと思います。マネーの方は、一品1000円くらいの料理をドンドン頼んで、満腹かつ酩酊するまで飲み食いしたんで、1人4000円くらいかと思ったら6人で12600円。1人2100円でした。意外とお安かったです。