シグルイ
原作では「妻帯者だからだよ」という、非常に穏当な理由で虎眼流後継者候補から外れていた牛股師範ですが、山口フィルターにより、「素手で去勢をしてたから」という凄まじい理由にすり替えられました。
惚れ惚れする程の原作レイプです。
しかし、今回はむしろ、ここでキャラクターを深められた濃尾三天狗が興味深かったです。
「最強のボディーガード」として登場するや否や虎眼先生魔神モードの贄となった濃尾三天狗は、いまいちどうすごいのかも良く分かってませんでした。
辛うじて「たぶん星流れ使えるからスゴイんだろう」くらいの認識だったんですが、実は牛股師範の兄弟子だったんですねー。
あの牛股師範に兄弟子が3人もいて、それが虎眼先生を守ってたんですよ。
これは凄まじい守りといえます。
これほどの防衛ラインを単身突破して暗殺に成功したのだから、本当に伊良子は物凄い快挙を成し遂げたものですね。
そして、それだけのことをやり遂げたのに、今は藤木・牛股を敵に回してるわけで、なんで伊良子はこんな地獄のような道を歩んでしまったんだろうか。かわいそうに。
BLUE DROP
女だらけの乱交パーティーに無理矢理連れ込まれた女装中の主人公と幼馴染の少女であったが、実は幼馴染はテクニシャンでレズプレイにて圧倒する。
しかし、女装中の主人公はステージへと上げられパンツを脱がされそうになるが、そのとき、ステージ上では性転換させられた主人公の親友がストリップショーの真っ最中だった。
↑今月の主人公の最後のセリフは、「もう何がどうなっているのか…」ですが、これほど主人公と読者の心情が一致した漫画も珍しいと思います。
ジャイアントロボ
「九大天王最強クラス<準十傑集3人」
この力関係が良いですね。
「かなり強い人」複数に負ける程度の「すごく強い人」という構図は好きです。
そして、村雨竜作の得物はチェーンソーでした。
どうして僕たちはチェーンソーにこれほどトキメクのだろう。
たぶんアッシュの影響だろうけど。
不死身の村雨健次の描写は素晴らしいですね。
何が素晴らしいって、不死身であることの説明がないばかりか、死ぬ際の描写すら省いてあるところが。
何もないところから、突然生き返ってるんです。
いや、知らない人は生き返ってることすら分からないから、突然現れたのと同じですね。
でも、ジャイアントロボはこういうムチャが許される作品なんだよなー。
全編ムチャだから。
そして、最後の魔法使いサリーにはズッコケました。
なんでアレがこーなるんでしょうか?
「でも、中身はきっとサリー」とか信じたら絶対裏切られると思うから、そんなムチャな夢は見ない。
むしろ、中からよし子さんが出てくる可能性の方が高い。
魔女の騎士
「女装させた男の子に、女の子がエロいことをする」という漫画が2つも掲載(もう一つはブルードロップね)されているところに、チャンピオンREDの果てしない奥深さを感じる今日この頃です。
きが、くるっとる。
ヒナコにログイン
触手が出てきた時点で触手プレイを疑ったら、本当に触手プレイ以外何も見るところがない作品で、ある意味とても男らしいデビュー作だと思いました。良くも悪くも迷いがない。どちらかというと悪い。
ちぇんじ123
武闘派の暴力的な不良が入学して暴れるという、よくある話ながらも、この作品は女の子がグーパンで鼻血出しながら殴りあう世界観なために、武闘派の不良は一般化され、むしろ積極的で前向きな好青年に見えてしまうという恐るべきトリック。
内容はとてもバイオレンスなのに、なぜか爽やかに見えてしまう辺りは、暴力と爽やかさを共存させようと努力した挙句、ホモのSMにしか見えなくなった「宇強の大空」へのアンチテーゼと言えるでしょう。
いや、単純に「宇強」が男同士でニコニコしながら殴り合ってるのに対して、「ちぇんじ123」は女の子同士がニコニコしながら殴り合ってるだけの違いかもしれないけど。
男の子はホモは嫌いだけどレズは大好きなのです。
ドスペラード
・「お前達は根本的に萌えをはきちがえている」
日常で使いたい良い言葉。
とりあえず、岸本先生に対して使えると思う。
最近のナルトは根本的に萌えをはきちがえている。
・「萌えは童貞を裏切らない、童貞もまた萌えを裏切ってはならない」
しかし、これだけ萌えだ萌えだと連呼しておきながら、今月のドスペラードにはリアル女の子が1コマも出てこないし(フィギュアと妄想のみ)、その上、このコマに出てるのは大量の全裸のおっさん(全員ヤクザで童貞)というのが、本当にヒドイ漫画だと思いました。
この光景は異常だった。
・「5月号の『ドスペラード』は、心がとても痛みました。エイジ…俺と同じ人生を体験するなんて。エイジを通して、自分の人生がいかに可哀想か実感しました。そして神の言葉に感動しました。俺も立派な魔法使いを目指してみます。大和田先生、俺たちに光を与えてくれて、ありがとう。あなたこそ、神です!!」(東京都/秋葉在住42歳)
読者コーナーより。
これに対する編集部の答えが「偉大な魔法使い・最終童貞は明日の君の姿か…!?」。
ちょっと読者と編集部が二人三脚過ぎると思いました。