チョコレート工場のティム・バートン監督によるSF映画。ベタすぎるUFOとベタすぎる火星人が地球を侵略に来るお話で、無駄に豪華キャストで無駄に金が掛かってる作品です。
これは何というか、あらゆる感情の動きが否定されるような映画で、一応SFコメディらしいけど、コメディという感じでもなくて笑えない。火星人が可愛いかといえば全然可愛くないし、登場人物も別にカッコ良くないし、ストーリーも熱くなるところも悲しくなるところもなくて、後味も良し悪しでなくて味自体を感じない。普通映画を見てて感じる様々な感情の動きの全てを抑止されるような映画で、抑止される感情の中に「つまらない」も入っているため、つまらなくもない。何も感じないのにつまらなくもない。すごく不思議な映画でした。オススメしていいのかどうかも分かりません。でも、なかなか他に無い映画だから見てもいいんじゃないでしょうか。
結論:流石はティム・バートン。