時代劇専門チャンネルでバジリスクの集中放送が始まったので見てるんですけど、こりゃスゲエ面白いですわ。基本的に能力者バトルなんですけど、ガチンコでまともにぶつかり合うだけじゃなくて、大きな流れの中で能力を用いていること、さらに変態的な能力を持つ魅力的なキャラたちが惜しみなくドンドコ死んでいく展開が熱いです。
以前、誰かが「バジリスクは幻影旅団vs幻影旅団」といってましたが、確かにそんなニュアンスがあるかも。みんな強いけど、隙ができたら瞬殺されるし。今のところ9話まで見てるんですけど、惜しむらくは「圧倒的優勢に立ち、勝ち誇る」→「隙を突かれる」の展開が多すぎること。でも原作の原作である山田風太郎先生の仕事だから文句は言えねーか。以下、今のところの各キャラの感想。(公式サイト参照)
【甲賀弾正】体内に仕込んだ毒針を使う。
主人公の属する組織の長であるにも関わらず、思いっきり先制攻撃した酷い人。過去の美談はどこいったのー? 風待将監のビジュアルと並び、第1話の時点ではどう考えてもこっちが悪役。
【風待将監】粘りつく痰を吐く。
容姿はバケモノ。さらに能力が痰ということで、構成要素を見るだけなら間違いなく悪役。このアニメには善も悪もないんだろうけどさ。蛍火たんをシカトしてたから殺されて当然な気もする。強いけれどウッカリ者。
【鵜殿丈助】人間ゴムまり。
物理攻撃無効ということで基本的な戦闘能力は高いと思うけど、忍法には非物理攻撃が多いからなあ。そして、歩くセクハラ。個人的には全キャラクターの中でドン底の好感度。コイツの性格の悪さも「どっちかといえば甲賀が悪者」っぽい印象を与える要因かと。早めにリタイアしてくれて正直清々した。
【地虫十兵衛】占いと仕込み槍。
バジリスクのアイドル。バジリスクのことをよく知らない人でも「ああ、四肢がない忍者が出てくるマンガね」くらいは知ってると思うけど、それがこの地虫先生。絶大な知名度とインパクトの割にはあっさりリタイア。ていうか、あれは敵が悪かったよ。地虫先生は悪くない。そして、占いは役に立たない。
【室賀豹馬】不明(人間レーダー)
今のところ何もしてない。人間レーダー以外にも能力があると思われる。弦之介奪還の際は、彼と陽炎だけを残して里を空けたので、相当強いんじゃないだろうか。
【霞刑部】壁などに潜る。
露出狂。薄着、もしくは全裸で登場する。その能力上、常に奇襲気味の攻撃になるので卑怯臭い。また、弦之介奪還の際は如月共々不敵な態度を取り、非常に悪役っぽかった。
【如月左衛門】変装
変態的な能力者が集う中、一人地味な能力のこの男。でも忍者としては正解だよな。お胡夷との悲しいエピソードで視聴者の同情を誘った直後、夜叉丸の件を糾弾する蛍火たんを「フッフッフッ…」と笑い飛ばしたことで悪役決定。この人も完全に悪役の振る舞いだよ。
【陽炎】不明
女忍者。ストーカーっぽくて怖い。
【お胡夷】肌と口から相手の血を吸い取る。
女忍者。肌を合わせることで相手の血液を吸い取るヒルの化身。その能力のため常に薄着であり、すなわちエロス担当。体術面では、忍を追いかけてたらうっかり崖から落ちそうになったり、蓑念鬼にあっさり気絶させられたりといいところがない。触れさえすれば血を吸い取れるため接近戦では最強かと思われたが、肌が接触する面積が小さいと吸収に時間がかかるため、あんまり強くもなかった。色仕掛け→吸収が基本コンボ。
【甲賀弦之介】相手が自滅する瞳術
このアニメの主人公で、中盤までは敵の屋敷で朧とイチャついてた。なお、その間も仲間達はボコボコ死んでいる。能力はワイルドカードであり、どう考えても無敵キャラ。朧以外まともに殺りあえそうにない。前半で甲賀ばかり死んでいたのは、ここで釣り合いを取るためだったのかと思われる。でも、伊賀は2人ばかり甲賀より多くても、この弦之介の能力と釣り合うとは思えないなあ。
長くなっちゃったので、伊賀の方は明日!