シベ超祭りという、10時間ぶっ続けでシベリア超特急を見たり、水野晴郎先生のトークを聴いたりする、ちょっとした拷問のようなイベントに参加してきました。
まずは水野晴郎先生のトークショー&サイン会。サインしてもらう物がなかったので、仕方なくグッズを購入することに。いちばん安いシベ超メンコ(10枚入り500円)を購入。メンコの裏にサインをもらいました。なお、一緒に行った荊木は、水野晴郎トレーナー、シベ超メンコ、水野晴郎スリッパ、おしりパンなど、5000円以上グッズを購入。あんた、どうかしてるよ。
以下、本日上映された作品の感想。
『シベリア超特急』
見るのは二度目となる作品。ちっとも揺れない電車、衝撃的な第一声「ボルシチは、けっこう、うまかった、ぞ」、モノローグが長すぎて撃たれる敵、台詞の途中なのに強制的に場面転換、唐突すぎる反戦メッセージ、蛇足感漂いまくる大どんでん返し、緩すぎるラスト、そして山下閣下の圧倒的大根芝居など、シリーズで一番バランスの取れたクソ映画。見てる途中で何度か寝た。
『シベリア超特急2』
既に舞台が列車ではない。これも見るのは二度目の作品。相変わらずザルすぎる脚本でツッコミどころ満載。犯人は、本気で山下閣下の命を狙う気があったのだろうか、疑問で仕方ない。そして、ヘリウムガスより軽い田宮の命。さらには、まったく意味の分からない階段落ちがシナリオの混迷を深める。結構寝た。
『影の伝説』
ファミコンソフト『影の伝説』の実写化映画。水野晴郎が映画を作ってるのを見て「なんだ、自分も作っていいんだ」と思った映画批評家の有村昆が製作。水野晴郎や林家ペーなどが出演。シベ超よりは頑張って作ってる。しかし、最初の10分辺りで寝た。
『シベリア超特急5』
アクション性を高めたシリーズ第五作。初見。いちばん楽しみにしてたが、大半寝てたため、ほとんど覚えてない。アクションが酷すぎたことと、万里の長城階段落ちがあんまりにもあんまりだったことは覚えてる。ちなみに、水野晴郎はあまり過激なアクションとかしてないはずなのに、なぜか撮影中に大怪我したらしい(背骨他、6ヶ所を骨折)。
『シベリア超特急3』
一番完成度が高いゆえに一番シベ超らしくない駄作と言われる、何とも悲しい作品。確かに映画の出来は他と比べてダントツに良く、「つまらない火曜サスペンス」くらいのクオリティがあった。実際、ほとんど寝なかった。しかし、「つまらない火サス」を見るくらいなら、「本当につまらないシベ超」を見た方がまだマシだ。よって、この作品は一番マシだったが、一番見る価値がない。シナリオの意味不明さは他の作品と変わらないが、現代パートに山下閣下(水野晴郎)が出てこないだけで、まるで普通のドラマのように見えてしまう。過去と現代の事件が平行で進行するプロット自体はチャレンジ精神を感じる。面白くないけど。一つ特筆すべき点として、本来はいないはずの水野晴郎が間違ってカメラの中に入って慌てる映像が納められている。普通はNGだけど、なぜかこれもOKにしたらしい。
映画はこんな感じだけど、合間合間に挟まれるトークショーのゲストは本当に豪華。林家ペーや大槻ケンヂ先生を間近で見れました&写真も撮れました。
(左:みんな大好き大槻先生。右は水野先生の恋人、盆ちゃん)
正直、「大槻先生を見る」が今日の目的の80%を占めてたのでオッケー。でも、ホンットに疲れました。面白い映画だって4本も見れば疲労困憊するのに、クソ映画を5本も見るってのはとんでもないダメージでした。
でも、1つフォローしとくと、シベ超を4本見るよりも「チアリーダー忍者」を1本見る方が遥かにキツイから。「チアリーダー忍者」を見た後だと、「何だかんだいって、水野先生はまだまともな映画を作ってるんだな」って思っちゃいます。みんなさー、「インデペンデンス・デイ」あたりをクソだクソだと言ってちゃいけないよ。世の中にはもっともっと酷い映画がいくらでもあるんだから。ホントだよー。ウソだと思うなら、黙って「チアリーダー忍者」見てみなって。
ちょっと宣伝:いま、「シベリア超特急 コンプリート DVD-BOX」を購入すると、シベ超6のEDに名前が載るんだって。シベ超が1~7まで入って24990円なんだけど、みんな買う? 僕は買わないねー。でも荊木は買うんだって。