アニマックスで再放送中の「テニスの王子様」。第10話のレビューです。
今回はテニスのコーチをしているカチローの父の計らいで、越前少年、その他一年生トリオなどがコートを借りて練習することになりました。ここで、僕たちは「テニスが上手い人間に真人間なし」の格言を再確認することになります。
そこにいたのは、DQNな言動を繰り返してカチローの父などに多大な迷惑をかけている男でした。実はこのおっさんは第一話で越前少年にこてんぱんにのされた佐々部の父。しかも、インターハイ準優勝の経験があると言います。高校の頃は全国大会で頂点近くまで上り詰め、今では場末のテニスレッスンでDQN行為を行っているわけで、テニスなどしていても何ら人格的な向上は望めないことを再確認できます。
そんな佐々部父に勝負を挑む越前少年。しかし、流石はインターハイ準優勝。その経歴は伊達ではありません。彼はレトリバーと呼ばれる念能力者で、どんな球でもレシーブできるようです。でも、中学レベルの念能力者でも「相手の心を読む」「天候を操る」「隕石を落とす」「オーラを出す」くらいはできるので、高校の、それも全国大会レベルで越前少年に通用するとは思えません。昔の高校テニス界はそんなにレベルが低かったのでしょうか。
結局、佐々部父は越前少年相手に体が付いて来ず肉離れを起こして敗北。ところでその一方、越前少年に弁当を届けるため家を出た越前父は桃城少年と出会い、二人して公衆の面前で上半身を晒しあったり、たまたま通りがかった女性記者の交通を邪魔したりしていました。やはり、テニスが上手い人間に真人間はいません。