アニマックスで再放送中の「テニスの王子様」。第5話のレビューです。
越前少年と海堂先輩の戦いが続きます。海堂先輩はスネイクを囮に使った持久戦を得意とするようですが、越前少年もまた持久戦で対抗。その上、「スネイクってバギー・ホイップ・ショットのことですよね」と、不敵にも見たばかりの技をコピーします。いわく、少し前に雑誌で読んだのと、実際の技を目の前で見たことでこの技が使えたそうですが、まあ天才だから仕方ありません。天才だから何だってできます。そういえば、樺地は「純粋なので見ただけで相手の技をコピーできる」のですが、このことから純粋と天才では純粋の方が勝り、しかし純粋と天才の違いは雑誌程度の情報量の違いでしかないことが分かります。
海堂先輩を降した越前は握手を求めますが、海堂先輩はそれに応えずラケットで自分のひざを痛めつけます。さすがは試合開始前にとりあえずラケットで殴りかかる男海堂です。相変わらずラケットを鈍器としか考えていません。だから、そういう使い方するもんじゃないって、ラケットは。
試合が終了し、越前少年ら一年生のコート清掃風景を見守る月刊プロテニスの井上記者。中学一年生のコート清掃風景をのんびり眺め続けるとは、月刊プロテニスとはどれほどヒマな職場なのでしょうか。