これは古代戦史から最新の宇宙戦略に至るまで、兵器・軍編成・対テロ戦略など、戦術・戦略を余すところなく解説した書……という大変面白そうな本なのですが、実際に読んでみると……う~ん、結構退屈でした。ヒストリーチャンネルなどで軍事関係の番組やってると大体それは面白いんですが、これはどうもイマイチ。なんていうか、全体的に本当に地味ですね。知らないことを知るドキドキ感というのが何故か感じられません。書かれていること自体は今までの自分が知らない未知の知識であるにも関わらずなぜかドキドキしませんでした。なんでだろう。戦術とか戦略とかいうのが思ってたより全然地味だったからですかね。決して悪い本ではないと思うんですが、、、うーん……。
というわけで、正直読んでてあまり面白い本ではなかったのですが、それでも知らなかった知識がたくさん書かれていたので、軍事に関する知識を得たい人には良いかもしれません。しかし、知らないことを知ってドキドキしたいのであれば、以前紹介した『本当の戦争』の方が面白いかもしれません。あれは戦略・戦術面での詳記はありませんけれど。(『本当の戦争』に関しては当ページでもまとめページを作っています)