「リングにかけろ」は中学生のボクシング漫画なんですよ。日米決戦編ではアメリカの中学生とボクシングをするよ。
「アメリカ代表現る」
重度のシスコンの河合、刃のついた扇風機に腕を突っ込む志那虎、そして、病み上がりのくせにやたら偉そうなスーパースター剣崎順。日本選抜Jr.は異常なやつらばかりですが、そんな日本チームに対抗する可哀想なアメリカ選手はどんな中学生たちなのでしょうか。第二話では、アメリカジュニアチャンピオンのブラック・シャフトが、アメリカ選抜メンバーをスカウトするお話です。
まずはスカウトの前に、イタリアンマフィアでシシリアン・ダンディーのドン・ジュリアーノを訪ねます。
(上:ドン・ジュリアーノくん。子連れだけどたぶん中学生)
子連れだし、マフィアだし、どう考えても中学生ではありませんが、イタリアJr.チャンピオンらしいので、それでも中学生のはずです。
そんなドン・ジュリアーノくん(中学生)と密約を交わしたシャフトくん。彼が次に向かった先は、絶海の孤島にある刑務所でした。
(上:スカウト一人目。モンスタージェイルくん)
えー、まず、でかい。右下に頭だけ見えてるのがシャフトです。身長比からすると、明らかに3M以上ありそうです。そんなモンスタージェイルくん(中学生)は、これまで15人だか16人だか殺した死刑囚だそうです。3Mくらいある殺人鬼ならボクシングもできるだろう、とシャフトくんは考えたのでしょうか。天才の考えることは良く分かりません。とにかく、シャフトくんはモンスタージェイルくんを仲間にしました。さっきのシシリアンダンディーにはこの件をお願いしてたみたいですね。中学生のボクシングのために殺人鬼を釈放したら遺族は怒ると思うけどな。
(上:二人目、ミズ・シャネルくん)
子持ちとか、大量殺人鬼とか、ボクシングとは縁もゆかりもなさそうな人がたくさん出てきましたが、今度は性別が違います。まあ、きっとオカマなんだろうなー。女だろうがオカマだろうが、とにかく泡風呂に入ってワインを飲む中学生は、僕、嫌いだな。
(上:三人目、ミックくん)
大量殺人鬼、オカマを仲間にした後は、暴走族のリーダーです。今までが異常すぎたため、「暴走族のリーダー」と聞くと、「オッ、ボクシングしそう!」と思ってしまいます。彼が手斧を持ち歩いてることは、この際目をつむりましょう。てか、手斧って。ボクサーはもちろん暴走族だって持ち歩かないよ。
そして、いまだ姿を見せぬ4人目、「南部の暗黒帝王」を加えて、アメリカチーム完成みたいです。中学生のうちから「南部の暗黒帝王」なんて呼ばれたら、恥ずかしくて親が泣くと思う。
(上:来日するアメリカチーム)
左から、ミズ・シャネル、ブラック・シャフト、ミック。後ろの木箱にはモンスター・ジェイルが入っています。モンスター・ジェイルは貨物扱いかよ! そして、ミックの手斧はどうやって空港を通過したんだろう。
死刑囚、オカマ、手斧、南部の暗黒帝王と、十分な変態を揃えてきたアメリカチーム。なんていうか、車田先生がアメリカをバカにしてるとしか思えません。これが全部中学生なのかー。アメリカを見た後だと、日本Jr.選抜ってカワイイやつばっかりだなーと思えてきます。重度のシスコンくらいなんてことないよ!