アニマックスで再放送中の「テニスの王子様」。第4話のレビューです。
手塚の計らいで一年にして校内ランキング戦へ出場することになった越前少年。いつも通り観戦のため月刊プロテニスの井上記者がお供を引き連れやってきます。そんな月刊プロテニスは本当にどうかと思います。今更ですが。
一方、一年生トリオの一人カチローは、海堂先輩の試合をビデオで撮っている最中に顔面にボールを食らいます。これが故意か事故かは劇中で明かにされていませんが、海堂先輩が実力者であること、その時の相手が名もない人物であること、何より海堂先輩が「試合前にとりあえずラケットで相手を殴ろうとする」性格であることなどから総合し、まず故意であると考えて間違いないでしょう。
先輩からの理不尽な暴力にも耐えて撮影した海堂先輩のビデオですが、しかし、越前少年はカチローの努力を労わるでもなく、ビデオにも見向きもしません。流石は越前少年です。一片の思いやりも見当たりません。やはりテニスをしている人間にロクなヤツはいません。
そして、越前少年の試合では件の海堂先輩の必殺技「スネイク」が炸裂します。とはいえ、この頃のスネイクなんてそれはそれは可愛いもので、ボールの軌道が曲がるとか、そんなまるでテニスをしているかのような必殺技でした。この頃はまだ念を修得してなかったんですかね?