「ペルソナ3」は主人公が打算まみれの高校生活を送るRPGです。
『主人公の華麗なるネトゲライフ』
屋久島バカンスの後は夏休みに突入。夏休みには部活もないし、日頃なかなかできないことをして過ごしたいものですね。そう、主人公がなすべきは連日連夜のネトゲ三昧です。
が、しかし、ネトゲ廃人を目指す主人公の前に様々な障害が立ちはだかります。まず最初は剣道部の特訓でした。なんでも、8月頭に大会があるから、毎日部活に来いとのことです。なんてこったい、クソッタレー!
仕方ないので部活&大会をこなす主人公。大会でも見事に上位入賞。どうだこれで文句なかろう。
次は、念のため、古本屋のオヤジや、神社の幼女のところに行って、「ネトゲやるから向こう1ヶ月来ねえからな!」と(心の中で)言い渡しておきます。これで彼らも拗ねたりしないでしょう。やっと心置きなくネトゲができます!
と、思ったら夏期講習だよ、クソッタレー!
なんでも美鶴先輩が
「日頃はタルタロス(ダンジョン探索)と学業を両立させて、大変申し訳なく思っている。そこで、私の粋な計らいで寮生は全員強制的に夏期講習に申し込みしておいたので感謝して欲しい」
とのことです。おいおい……。
仕方なく一週間学校に通いつめる主人公。なんで主人公が夏期講習受けなきゃいけないんですか? 主人公の学力は学年トップなんですよ? それに、タルタロスなんて月に1~2回しか行ってないし。第一あれは影時間に行ってるわけですよ。いわば主人公たちは一日が26時間とか27時間とかあるわけで、そのプラスアルファの時間がある分、他の人より有利なはず。現に主人公は影時間の間にせっせと勉強してますし(深夜に勉強してるのって、あれ影時間ですよね?) 他の人より勉強量が多くなることはあっても、タルタロスのせいで勉強量が落ちるなんてないと思うんですけどー。(神社にも毎日千円投げ込んでるしな!)
ともあれ夏期講習もいやいや終了。さて、これでやっとネトゲ……と、思いきや、連日、友人からの映画のお誘い。最初は律儀に付き合ってたんですけど、遊ぼう遊ぼうとホントに毎日電話してきます。お前ら、そんなに構って欲しいのか! 他に友達いないのか!
オレは部屋に閉じこもってネトゲがしたいんだ! お前ら電話かけてくんじゃねえ!!!!
主人公ついにブチギレ。友人からの誘いも全てシャットアウトし、本格的なネトゲ没入を誓います。夏休みは一ヵ月半もあったのに、あれやこれやでネトゲは10日しかできないよ……orz
ともあれ、念願のネトゲ三昧。ネトゲでは、主に20代後半のOL(?)らしきY子さんとチャットをしています。いつもは日曜日しかいないY子さんですが、夏休みには何故か平日もログイン。仕事辞めたのかと不安になりましたが、どうもY子さん、OLではなく学校の先生みたいです。そうか、Y子さんも夏休みなのかー。以下、ネトゲが進むに連れて明らかになってきたこと――
→Y子さんは学校の先生。
→あれ、Y子さんって、もしかしてウチの教師??
→古文の江古田先生の悪口を言い始めたぞ。
→今度は叶先生の悪口だ。叶先生、友近(主人公のクラスメイト)と付き合ってること自慢してたのか。
→叶先生はニセチチらしい。
→Y子さんの教科は現国か。今度から現国の授業は要チェックしなきゃ。
→あれ? てか、現国ってウチの担任じゃない??
→クラスに気になる生徒がいるとか言ってる……。どう考えても主人公のことだよな……。
というわけでY子さんは主人公の担任でした。ネットの大海に出たつもりが、ものすごく身近な人のプライベートを知っただけでした。いや、これはこれで面白かったけどね。そうか、先生って休日はスパッツで昼から酒飲んでるのか。
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天田少年が仲間になりました。少年の武器は槍です。アイギスは「天田サンは小柄でリーチが短いのを槍でカバーしてるのであります」とか言ってるけど、彼、槍を地面に突き刺して回転蹴りとかしてるんだよね。リーチとかの問題じゃないと思う。
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主人公たちが武器防具を購入している交番ですが、とうとう「現代科学の粋を集めたシューズ」なんてものまで売り出しました。今までは「銃刀法違反で押収したものをコッソリ主人公に横流ししてるんだろうな」と思ってましたが、完全に小売業を始めたようです。