このアニメでは、今のところ2人の圧倒的な変態が両巨頭として屹立し、アニメ全体を酷く変態的な物にしています。そう、新潟代表の河井武士とドイツJr.のフューラーです。第5話でもやはりこの変態両巨頭が(ボクシングなんてしてないのに存在だけで)活躍し、物語を亜空間へと引きずりこんでいます。
まず、フューラーの側近と思しきヘルガという若者が日本へ降り立ちます。黒い制服に包まれた屈強な男たちが空港で迎えます。一体、彼は何をしに日本へ来たのでしょうか。そう、「フューラーの野望を達成するため、中学生のボクシング大会を視察に来た」のです。そんなことのために遥々ドイツから来てる時点でアレですが、というか、ボクシングの視察なんてどういう野望に必要なのでしょうか。まさか、コロコロよろしくボクシングで世界征服なのでしょうか。いや、車田先生ならやりかねません。側近の人たちもいい大人なのに、中学生のボクシング視察に付き合わされて大変です。
続いて河井武士の姉が、主人公高嶺竜児の姉菊に話しかけます。「凡人なりに頑張るじゃない」と馬鹿にする河井姉。それを菊は「凡人でも努力すれば奇跡を起こせる」と反駁します。それを聞いて一人呟く河合姉。
「たゆまぬ努力が奇跡を生む……フッ、世迷いごとだわ。私はあの女のことを買かぶり過ぎていたのかもしれない」
至極真っ当なことを言っただけなのに、世迷いごと扱いです。流石、セーラー服で車を運転する人間のいうことは違います!
あとはフランス代表のナポレオンがステロタイプ過ぎておかしかったり(フランス人=ベルバラ)、竜児が見せたブーメランフックの威力が凄まじ過ぎておかしかったり(菊の「殺れ」の合図と共にリング上に竜巻が巻き起こり相手を吹き飛ばす)しますが、まあ第5話はそんな感じで。
てか、第5話でおかしいのってフェーラーと河井武士じゃなくて、フェーラーの側近と河井武士の姉でしたね。