第三話「その名もブーメラン」を見ました。第一話・第二話の尋常ではないテンションを思えば、今回は比較的控え目な話でした。それでも総統閣下が出てきたり、ブーメランフックの威力がおかしかったり、愉快な話ではありましたが。
腕を故障した剣崎の代わりにチャンピオンカーニバルに出場することになった主人公高嶺竜児。ランニング中にDQN3人組に絡まれますが、千葉代表の香取石松に助けられます。その後も姉の菊と一緒にフックの練習をしているときに同じDQN3人組が絡んできますが菊が撃退。ここらへんは正直退屈です。
一人竜児がフックの練習をしていると香取が偵察に来ます。偵察と言っても堂々としたもので、目の前で竜児の練習をメモしており、竜児から誤字を指摘されたりします。一応はその偵察情報を秘匿しようとした香取ですが、菊の色香と酒に惑わされ、ぺらぺらと情報を喋ってしまいます。ここらへんもやっぱり退屈です。
と、日本でそんなことをしている一方、NYでは手術を終えた剣崎がリハビリで相変わらず珍妙キテレツなマシンを使ってリハビリを行ってます。今回は「FBIシューティング方式を採用したパンチングボード、しかもライト一本」らしいです。彼はギャラクシアンエクササイザーでの失敗から学ぶところはなかったのでしょうか。
さらに舞台は変わってドイツ(?) キター!フューラー来ましたよ!やっぱりコイツも中学生なんですかね。やたら荘厳な館の深奥にガチッと制服に身を包んだ男が座ってます。警戒していた剣崎が故障したことを知り落胆する一方、剣崎が唯一ライバルと認めた高嶺竜児を偵察するために配下を一人日本へ送りこんだのです。中学一年生を偵察するため配下を日本へ派遣……さすがはフューラーです。スケールが大きい。ていうか、あなたホントにボクシングするんですか?
地味に練習を続ける主人公。練習中の左フックを交えながら姉とミット打ちをしています。しかし、そのフックに違和感を感じた姉は竜児にリストバンド(ドラゴンリストといいます)を外して左フックを打つことを命じます。すると……
弾き飛ばされる姉、切り裂かれたミット、えぐり取られた大地、ビルの壁面には大きな傷跡……。
これ……直撃したら人死ぬんじゃないですか……?? てか、わずか800gの重りを外しただけでここまで威力が違うものなんですか?
というわけで、その必殺の左フックは「ブーメランフック」と名付けられ、チャンピオンカーニバルに向け、竜児の大きな武器となるのでした。過剰演出ばんざーい!