亜久津に励まされ、コートへと戻った河村先輩。
しかし、師範は容赦なく弐拾四式波動球を繰り出す。
再び空を飛ぶ河村先輩。
だが、あわや客席へ激突かというその時、またしても亜久津が河村先輩の体を掴んだのだ!
亜久津「河村、何度飛んできてもオレがお前を受け止めてやる。お前は安心して試合を続けるんだ」
思いがけない亜久津の助太刀に青学ベンチも湧く。
不二「しめた! これでタカさんに波動球のダメージはない!」
桃城「純粋な腕の壊し合いに集中できるわけっスね!」
乾「いや、果たしてそう簡単に行くかな……」
手塚「どういうことだ、乾」
乾「オレの計算では、波動球が三拾式を超えるとタカさんは場外へ飛んでしまう。場外に飛んでしまえば、いくら亜久津と言えど受け止めることはできない」
一同「し、しまった!」
弐拾九式波動球で飛んでいく河村先輩。受け止める亜久津。だが、亜久津にはもう後がない。
亜久津「チィ!」
大石「だ、ダメだ! 次は確実に場外ホームランだ! 亜久津の助力を持ってしても、石田の波動球は破れないのか!」
海堂「クソッ! 亜久津のヤツが空を飛べりゃあよ!!」
絶望する青学ベンチ。と、そこへ現れる一人の人影!
??「フッ、とうとうオレの力が必要になったみたいだな!」
桃城「お、お前は――っ!?」
一同「む、向日岳人――!!!!」
果たして、向日は飛んでくる河村先輩を空中でキャッチすることができるのか!? 次週へ続く!