ホラー御三家の一つ、「ハロウィン」を今更ながら見てみました。
「13日目の金曜日」のジェイソン、「エルム街の悪夢」のフレディと並べて語られる「ハロウィン」のマイケルマイヤーズは、生身の人間のクセにやたらとタフな殺人鬼。武器はナイフとかそういうので、お面を被ってるところ以外は普通の殺人鬼です。やたらタフだけど。
幼い頃に姉を殺したマイケルくんは、成人してから精神病院を脱走。故郷に住んでる女子高生3人(と、その周りの人たち)を殺そうとする映画で、動機とかはさっぱり分かりません(2になったら分かるらしい)。劇中に4人しか死人が出ないという、スプラッターホラーにしては異例の犠牲者の少なさで、「あ、ここで死ぬな」と思ったところでなかなか死んでくれない映画です。
殺し方も首を絞めたりと地味なことばかりで、まあ、ハッキリ言って恐ろしくはないですね。ただ、監督のジョン・カーペンター自身が作曲した音楽がとても良くって、前半とか何一つ怖いことが起こってないのに、音楽が怖いだけで何だか怖い映画を見ている気になれます。
ちなみにヒロインの女子高生はマイケルを編み棒で刺したり、ハンガーで刺したりとの環境利用闘法を見せます。ホントは死んでないとはいえ、編み棒やハンガーを持った女子高生に負ける殺人鬼って、それどうよ。
ホラー映画としてはまあそんな感じなんですが、むしろ注目したいのは幼女のリンジーたん。彼女は被害者となる女子高生の一人がバイトで子守をしていた女の子で、とてもかわいい幼女たんです。劇中では家のテレビで真剣にホラー映画を見ていて、子守の女子高生が窓に挟まって動けなくなり助けを求めるシーンでも無視して映画を見続けます(ここで女子高生が死ぬと思ったのに死ななかったのはビックリした)。その後に結局女子高生を助けてあげるんですが「私の彼氏に窓に挟まってたことは言わないでね」とお願いされた直後、電話で彼氏に「いま、あなたの彼女、窓に挟まってたわよ」とか伝えます。超かわいい。
そんな感じで、他をガン無視して映画に熱中しているリンジーたん。でも、子守の女子高生から「トニーの家に行って一緒に映画見ようね」って言われたら、「それならいく!」とノリノリ。うおおお、トニー、羨ましいぜ! ちなみにトニーというのはヒロインが子守をしている男の子でリンジーたんの家の向かいに住んでます。可愛い幼馴染が、夜中に家来て一緒にホラー映画見るんですよ? おいおい、なんだよそのエロゲー設定。トニー羨ましいぜ、クソッタレー!
***
でも、そんなキュートなリンジーたんも、大きくなったらふつうのおばちゃんです。まったく、なんで白人ってやつは、小さい頃はあんなに可愛いのに、歳をとるとすぐに老けちゃうんだろうな。ちなみに、彼女はあのバリス・ヒルトンの叔母らしいです。びっくり。