〆切が近づいてきたので、最近は少女漫画をたくさん読んでは、せっせと原稿を書いてます。
で、たくさん読んでると、ツッコミを入れたくてしょうがない漫画もボツボツ出てくるので、せっかくだから、そんな漫画たちもちょこちょこレビューしています。
そろそろ、大御所のまゆたんもレビューしたいところです。
まゆたんの笑いどころは許斐先生と結構似ていて、絵と展開の相乗効果で笑えるんですよね。
テニスの王子様
・表紙
これは以前の僕のジャンプ感想を元にNo.5が作った画像なんですが、なんでよりにもよって、この時のふぬけ切った河村先輩画像を使いまわすんだろう。天才の考えることは計り知れないよ。
・乾よりも情報力を頭脳に宿す男
いや、情報量が同じなら、頭脳だろうがノートだろうが構わないと思うんですが……。
別にクイズ大会に出てるわけじゃないんだし。
あー、でも事前に入手した情報だけでは、シンクロや照明落下など不慮の事態に対応できないのかな？
いやいや、情報があれば対処できる問題なのか、あれは？？
・なみえちゃんっぽい
彼がなみえちゃんっぽい。
純情パインとかに出てきそう。
・奈良
許斐先生の描く妖怪画には安定感があるなあ、といつも思うのです。
・スニーカーとか暗くなるまで待ってとか
信者フィルターを通して見ても、やっぱりここらへんは笑えない「寒いギャグ」ですよね。
でも、なぜだか、こういうところに寒さを感じないんです。
やっぱり、普段から「次はどんな核爆弾が来るのだろう」とビクビクしながら待ち構えているので、こんな日本海に落ちた焼夷弾みたいなのは意識の俎上に上らないのかもしれません。
滑ったネタがスルーされるというのは、果たして許斐先生にとって良いことなのか悪いことなのか。
今回はこの後の展開が凄まじいので、この小ネタは完全に存在感なくなってしまってます。
ところで、このコマの奈良は胸が膨らんでるんですけど、もしかしてパッド入れてるの？
追記）テニスボールを入れてたっぽい
・桃城「海堂ちょっと来い」
で、ここから後述のマスクに繋がるわけですが、桃城はなぜプロレスのマスクを試合に持ってきていたのでしょうか？ テニスの試合にマスクが必要になることが、なぜ彼には分かっていたのでしょうか？
普通の漫画であれば「ご都合主義だな」「リアリティがない」「いや、そこにつっこむのは野暮だろう」などの感想になるのですが、テニスの場合は「天候操作」「サトリ」に続く「桃城先輩の第三の能力」という可能性も否定できないので、軽々に論じることはできません。
・その頃の不二先輩
↑そして、不二先輩は地味にまだ落ち込んでいました。
こんな雰囲気で落ち込み続けるなんて、見上げた精神力だと思います。
お笑いテニスを目の前にしながら、「テニスで負けたことに落ち込む」なんて並大抵じゃないよ。アフロの下からチョンマゲが現れるような試合に負けたからって、とても落ち込めないよ。
・相変わらず座ってるだけの審判
「そういう問題じゃない」ことは分かっていても、何一つ選手たちに強制する力を持ちません。
そりゃそうだよなあ、全国大会準決勝レベルのテニスプレイヤーに何かを強制するなんてできないですよ。
「まあ、ええやないか、ニイちゃん」って感じでヤクザに押し切られてる従業員みたいだ。
・堀尾「凄ぇーっポーカーフェイスだ。何考えてんのか全然わかんないっス！」
スニーカーから一転、こちらのギャグはかなり面白いと思いました。
いつも通り生気のない表情で叫ぶ堀尾くんと、確実に引いている他二人のコントラストがなんともいえません。
堀尾君の台詞もさることながら、より重要なのは堀尾君の生気のない表情で、これは許斐先生だけが為しえるギャグだと思います。
・マスクド海堂フォーム
この試合で桃城・海堂ペアが勝つとしたら、やはり「四天宝寺より面白いことをやって勝つ」しかないわけで、ということは覆面だけではまだまだ全然弱いんですよね。
そこですぐに考え付くのが、アフロ→チョンマゲのような二段構え返しで、覆面の下に何かとっておきのネタを秘めているという展開です。
で、覆面の下予想ですが、すぐに思いつくのが「桃城先輩と海堂先輩が入れ替わっている」というものです。でも、これは誰でも考えることだからないだろうなー。それに入れ替わりはコート上のペテン師の持ちネタだし、許斐先生は同じネタは基本的に使いません。
次に考えられるのが、実は中身が手塚部長・乾先輩に入れ替わっており「ダブルス２だと思ったらダブルス１だったー！」というものですが、しかしこれも所詮は入れ替わりネタの応用に過ぎず、ちょっとないかなと思います。
で、（これはラジオでも話したんですが）一番有力だと思うのが、まずマスクが取れて「ヤバイ、もうポーカーフェイスが保てない！」って読者の不安を煽り、そこで奈良が「そのバンダナ剥ぎ取ってやる！」と海堂先輩にスマッシュ。「あー、バンダナがズレたー！」の後、海堂先輩がマルハゲになってるというのが一番可能性が高いと思うんですよね。これは結構いい線いってるんじゃないかなー。
でも、相手は許斐先生。僕たち如きの予想が当たるはずもないので、そもそも「四天宝寺より面白いことをやって勝つ」という前提すら怪しいところです。
地震が起こってノーゲームとか、奈良が心臓発作で倒れて棄権とか全然ありえると思うし、「全ては越前の夢だった…」の夢オチで唐突に連載終了とかも可能性としては否定しきれません。
ブリーチ
この漫画は巻頭カラーまで使って何をやってるんだろう。
ネルの特殊能力（？）は出てきたものの、今週やってることは「手加減vs手加減」で、わざわざ巻頭カラーを１週使って「じゃあ、次から本気でやります」なんだよね。
こういうところがブリーチはダメだなあと思うのだけど、もはや（悪い意味での）個性になりつつもあるので、一概に否定するのもどうかと思わなくもない。
最初からお互いが全力で戦うブリーチなんて、もうブリーチじゃない気がする。
・ネルはお嬢ちゃんでした
まったく何一つ疑いなく男の子だと思い込んでいたので、これはちょっとした衝撃でした。
それで少し興奮して「大変だよ、大変だよ、ネルって女の子だったんだよ、お嬢ちゃんだったんだよ！」とヘキサ嬢に伝えたら、「ふーん、まあいいじゃん、どうでも」とあっさり返されてしまい、そこでよくよく考えてみると本当にどうでもいいことだった。
・ドルドーニさん
すごい巨根に見えた。
先っぽのあたりがそれっぽいんだよなぁ。
ルピの触手といい、エスパーダはみんなエロいよ。
暴風男爵というより、暴走男爵だよ。
ワンピース
・宝船
いいですね－。
ワンピースのこういうセンスは大好きです。
確か「のび太の海底鬼岩城」にもゴーストシップ＝宝船みたいな描写があって、僕も子供の頃はワクワクしたものです。
ドラゴンを倒すとお姫様が救えるように、危険な冒険と魅力的な宝物は１セットなのです。
今回はお宝に刀も含まれてるみたいで、宝箱を空けたら名刀が手に入るなんて、まったくドラゴンクエスト。尾田先生は出来ておる喃。
・手配書
ナミさんの1800万ベリーは安すぎると思います。
彼女も間違いなく"麦わら不死身海賊団"の一人。
バギーより、ほんのちょっと高いだけの懸賞金なんてありえないですよ。
だって、バギーは倒せる気がするけど、ナミさんを倒せる気はしないもん。
ナミさんも自分の懸賞金が低くてショックを受けてます（違）
・フランキーさん仲間フラグ
これは良い展開ですね。
フランキーさんはもうバリバリ仲間になりそうな雰囲気だったんですが、ただ、フランキー一味を彼が捨てれるはずもなく、そこんところをどうするのかと気になっていたのです。
しかし、なるほど、これなら無理はない。
尾田先生はちゃんとこういうところにまで頭が回る作家なんだなぁ。
本当になんであんなに戦闘が長（ｒｙ
ToLOVEる
今週も大爆笑でした。ToLOVEる大好きです。
・理由は無いよ籾岡さんだから胸を揉むよ
まったく何の必然性もない籾岡さんの乳揉み。
フィクションって創作であるからこそ、本当は必然性だけを繋ぎ合わせて物語を作らなきゃいけないんですよ。それゆえに、ToLOVEるの創作姿勢が清々しくて大好きです。
・おなじみになったララのパワー
最終回３話前くらいを予想。
猿山「おーい、なんかララちゃんが重大発表があるとかいってるぞー」
ララ「み、みんな…聞いて……。実は、ずっとみんなに隠してたことがあるんだけど……。じ、実は、私……」
一同「…………」
ララ「う、宇宙人なんです！」
猿山「…………えっ！」
籾岡「ま、まさか……」
沢田「ララちぃ……！」
一同「…………隠してたつもりだったのー！？」
いまだにアラレちゃんのアレはすごいなあと思うんです。
・これが叶先生へのアンサーだ！
小さくなったんだから、もちろんパンツ見放題！
僕は叶先生は嫌いじゃないよ。
でも、矢吹＆長谷見先生の節度のなさはもっと好きなんだ！！！！
ほんと、叶先生と違ってまるで節度というものを感じない。
すごく好感が持てる。
・天条院「あぁ…恥ずかしい！！」
今週一番の驚きは、天条院さんに恥という概念があったことです。ふー、びっくりした。
・理由はないよ天条院さんだから股間に埋まるよ
大・爆・笑！
本当に素晴らしいですね。
こんな幸せな漫画が毎週読めることを天に感謝したいです。
何の意味もなく女の子が階段から滑り落ち、何の意味もなく股間に収納される。
いやーもうこれは「ご都合主義」なんていうくだらない言葉でまとめたくないですよ。
なんていうか、もっと大きな、宇宙的な力が働いてると思うんです。あー面白かった。
・最後は春菜のおまたー
今週の春菜ちゃんは、ちょっとしたザスティン様ポジション。
オチとしてはくだらないよ、それは分かってるよ。
だけどどうだい、この安心感。
みんなも最後に「おまたー！」と叫んでジャンプを空高く掲げればいいと思うよ。きっと僕と一緒に幸せになれる。
ナルト
・綱手「シカマル…お前はこちらで再編成した小隊に組み込む。そして、しっかりとした作戦を立ててから行かせる」
「再編成した小隊」→また役立たずと組まされるかもしれない
「しっかりとした作戦」→なんで自分より頭の悪いやつの立てた作戦に従わなきゃならんのだ
シカマルが身勝手な行動をするのも分かる気がします。
いのとチョージなら（仮に他の忍より戦力的に劣っていたとしても）戦力がどの程度か分かっているため、戦術の立てようがあります。
あの二人の役立たずっぷりは、きっと想定外だったに違いない。
アイシールド
・石丸先輩の素晴らしい使い方
まさにデコイ！ 石丸さんゆえに！
「あえて弱点をさらけ出すことで、敵の攻撃を意図的にそこへ集中させる！」
そんな感じで今回の戦術はすごくグッと来ました。いや、石丸さんは弱点と言うほど弱くないですけど！
その後のベストイレブンの畳みかけと、大田原さん＆進さんの流れも王城の守備の強さをバッチリ現せてると思いました！ 良かったです！
ペンギン
・アイコラの体の方
「ダブルボディ」ってやつか！
いや、最近この言葉覚えたから使いたかっただけー。
お姉さん、パンツが見えてるよ。
追記）ダブルボディだった！ 覚えたての単語は間違えやすいよ！
・笑点Ｚ
パッと見の勢いでまず笑っちゃったんだけど、フリーザと小遊三をかけてるのね。
でも、そこらへんのダジャレよりも、歌丸さんがオーラを出してること自体が面白いよ。
・５コマ漫画
うわー、新しい！
いつも言ってるけど、ペンギンのこういうチャレンジブルな態度は好きです。
これ、４コマにするなら僕ならどこを削るかなーとか考えてしまいました。
「キャッチモザイク」は２コマ目を削ればいいと思うけど、「チョイスがおかしい」の方は難しいな。
あと、５コマとは関係ないけど、キャッチモザイクはモザイク関係なしで、窓を割ったら全裸のオヤジが出てきただけって方が面白かったと思う。どっちにしろ分かりにくいネタなんだし。
OVER TIME
コウモリくんは性格が悪いとか歪んでるとかじゃなくて、気が狂ってるんだと思った今週のOVER TIME。
斬
・クソの役にも立たない絶山さん
自分の仕事は果たせない上に、相方の仕事まで邪魔した絶山さん。
見事な足手まといっぷりです。
絶山さんも落ちたなぁ……。
昔の絶山さんはもっと輝いていたのに……。
・刺々森「村山がヤバイかもしれねぇ。とっとと行くぞ」
ちょ、刺々森くん、月島さんを斬のところに連れていこうとしてません？
せっかく窮地を脱することができたのに、再び花咲さんに鉢合わせ＆いま一番危険な討条さんとご対面ってなことになっちゃいますよ。
もしくは、月島さんの横槍力に期待し、彼女の横槍が斬の窮地を救うリーサルウェポンという展開なのかな？
「横槍入れたけど、私自身、武士の心をしっかり持ってるから、誰が何と言おうと立派な武士なのー！」
（↑棒読みで音読して下さい）
・金蔵坊ちゃん放置
ここはちょっと素直に誉めたいところですね。
小物の悪役である金蔵坊ちゃんに対して、放置プレイは良いオチの付け方ではないでしょうか。
いまさら彼を斬り殺したって弱いものイジメになっちゃうし、かといって、改めて月島さんと五分の条件で真剣勝負して泣いて謝るとかも、展開としてダルいです。
戦力的にも、キャラクター的にも、彼の蚊帳の外っぷりが現れてて、いい感じだと思います。
・貫木「はいった！」「斬！！」「か、かわしたぁ！」「い、いや！」
刺々森くんに放った言葉「ここは俺に任せて～」とは、「ここ（の解説）はオレ一人に任せて～」の意味だったようです。
居残った貫木くんは、多少しか動けない刺々森くんよりも楽そうだよ。
・かわしたと思ったけど、かわしきれてなかった斬
そして「片目に傷キャラ」が3人もグラウンドに揃い踏み。
なんだこのレア集団。
もしかして、この世界の剣術では「片目を狙う攻撃法」や「片目を犠牲にして攻撃を避ける防御法」が体系化されているのでしょうか。
