【11/13】週刊少年ジャンプ2006年50号の感想


リアルワンピース。


英雄G+

・テニスの王子様ドキドキサバイバル

雪村「今日は全員で素潜り漁をやろうと思う」

なんていうか、今までテニスの王子様に触れてきてここまで「あざとい」と思った瞬間はない。


ナルト

・「あの…紅さんには…」
この次のコマのシカマルが「このクソ役立たずが、代わりにテメーが死ねば良かったんだよ」と言ってるかのように見えてしまいました。
岸本先生って変なところでキャラの目つきを鋭くするから、なんか邪悪なこと考えてそうに見えるんですよね。
特に今回はあの二人の役立たずっぷりが甚だしかったので、読者側で脳内補完しそうになっちゃいます。

・崩れおちる紅さん
全然笑うところじゃないのに爆笑。
なんだこの3コマ(笑)
飛段さんの心臓突き刺しマルチアングルといい、岸本先生の演出は最近とみに面白い。笑える。

・残されたスリーマンセル
特殊部隊を捨て、古巣の第十班編成に戻ったシカマル。
一体何が彼をこのような行動に駆り立てたのでしょうか。

シカマル「本ッ当にあのクソみてーな二人組は役に立たなかったぜ。オレが一生懸命頑張ってるときに、あいつら横でのほほんとしてやがって。それにオレが術の仕掛けを逐一説明してんのに、自分からは何もしようとしねーしよー。とにかく、もうあんなヤツらと組むのはまっぴら御免だぜ。これならまだ以前の第十班の方がマシってもんだ」

きっとこのような思いが、彼を第十班に戻らせたのでしょう。
木ノ葉の人材不足は深刻かもしれません。


ワンピース

やはり主人公以外の勢力が対立する話は面白いです。
白ひげと赤髪の接触は、白ひげ海賊団の構成紹介と現状説明に徹していましたが、本題であるティーチとエースの接触の方が楽しみですね。
どちらも実力者として描かれているので、それに見合った戦闘と、今後に何らかの大きな影響を与えてから主人公勢の話に戻って欲しいです。
どっちも強いんだから、簡単に逃がしたり、ワンサイドゲームにならない展開を期待してます。


ブリーチ

エスパーダ落ちのみなさんも自宅待機なのかな。
それとも、自分の棲家を中心にある程度自由に迎撃していいのかな。

どちらにしろ、一護と勝負をつけたいなら、グリムジョーさんはエスパーダ落ちしてた方が良かったよね。


ペンギン

うーん、今週は浮き沈みが激しいなぁ。
バカ彦くんとツキミちゃんが許容範囲、夢オチ先輩がヒット。
でも他のがダメダメというか、むしろ意味が分からない。
台無し仮面は、一体これどういうギャグなんだろう??
部長と課長はいつも通り意味が分からない。


アイシールド

・栗田「でも――今は……!」
すごい! 石丸先輩、バスケ部からの助っ人より扱いが小さい!!
どうせなら後3人くらいキャラ描いて、助っ人3人(石丸先輩除く)排除しても良かったんじゃないですかね。
バスケ部からの助っ人2人と相撲部からの助っ人1人がこのシーンには邪魔だよう。


もて王

担当さんが変わったから仕方ないんだけど、やっぱり普通の柱やアオリは寂しく感じちゃいます。
先週、今週と、全体の完成度は低いんですが、ToLOVEるネタが二つも入ってたので、自分的にはそれだけで満足。
しかし、2つめのは生理的に厳しいなぁ。夢に出そうだ。

ストーリー的には、小城と柴が共通見解に達した点が新しいですね。


ギャグマンガ日和

僕は聖徳太子ネタがあまり好きじゃないので、今回は聖徳太子じゃないと知って嬉しくなったんですけど、でも今回のもイマイチかなー。
「完全なる闇だ」は爆笑したけど、他はそんなに……。
ギャグマンガ日和大好きな僕としては、せっかくのジャンプ出張が不調続きで、なんだかギャグマンガ日和が軽く見られそうでくやしいよ。

例えば、マンガ専門学校伝説ハリケーン準とかすごく面白いんですよー。
↑時間のある人は見てみて下さい。
僕は四天王筆頭、画集院漫介が好き。


リボーン

・ザンザス「カスから消えていく、それに変わりはねぇ」

→ゴーラ・モスカ「危険な物体を発見、標的を変更」

「カス」から「危険な物体」へ、標的は180度あっという間に変わりました。


ToLOVEる

全国の中学生男子の妄想を何の恥じらいもなく叶えまくる、それが僕たちのToLOVEる!

・ララ「ひゃっ」
あと、今週のララの「ひゃっ」は新鮮ですね。
裸を見られるのには何の抵抗もなくても、触られると頬を赤らめるのかぁー。

と、ちょっと納得しかけたけど、前も女の子に胸触らせてたし、そもそもそんなだったら胸に入れないですよね。
今回の話はこのコマありきで作られてる気がします。

・ララ「とにかく学校終わるまで待って、リト」

い ま す ぐ 家 に 帰 れ よ 。

まあでもしょうがないんですけどね、来週「胸に挟んだリトに『ひゃっ』とか感じつつ体操着姿でスポーツするララ」を描かなきゃいけないんですから。なにこの露出プレイ。

来週は何らかのアクシンデトでリトが春菜ちゃんの胸に移ったり、何らかのトラブルでおまたの方にも入ったりするのかなー、するのかなー。


OVER TIME

なんていうか、この漫画を読んでいると「生きるってすごく辛いことなんだな」って思えてきます。
脱力感とか諦念感とか、そういう負の感情がまとめて押し寄せて来る感じ。
物語の展開が悲しいとかそういうんじゃなくて、なんていうんだろう。作者と読者の間に広がる超えられない溝が人生の辛さを訴えかけるのかな。
本当にどうしょうもない隔絶ってのが、この世にはあるんですね。

この漫画を読んでいて感じる言いようのない不安感は、2週前のテニスと同じくらい形容し難いです。無論、評価は正反対なのだけれど。
「読んでて死にそう」ってこういうときに使う言葉なのでしょうか。

・堀田「信じねーのか!? オレらはやってねー、手ぇ出してきたのは向こーだ!!」

今までのお話を読む限り、誰も堀田さんを信じられないよ。

・プチッの人
彼のキャラ造形を見ていると、悪役としての彼に対する怒りや苛立ちより先に、その存在自体が哀れになってきます。
彼に比べれば、金蔵坊ちゃんは悪役としても全然恵まれてたんだなぁ、って。
信じられないことに、いま僕の中で橘効果が発動している。

※橘効果……同じ雑誌の中に致命的に酷いクソ漫画があると、他のクソ漫画が相対的に面白く見えてしまう現象。斬って結構良くね?


ムヒョ

なんか良く分かんないんだけど、使者ってどういう立ち位置なんでしょうか。
つーか、そもそも彼らに命とかそういうのはあるんでしょうか。
雑草魂とか努力とか勇気とか、なんかそういうことを言って使者たちはまるで人間みたいな扱いだけど、僕たち読者も彼らがあたかも人間かのように感情移入して読むべきなのでしょうか?
霊撃手の時は「あ、やられた。まあいいや」みたいな扱いだったので、なんか努力とか勇気とか言われてもピンと来ないのです。

ミックが出てきた辺りから、ムヒョは変な漫画になっちゃった気がします。
いや、昔から変だったけど。

・コンマ一秒先の動きを読み、カウンターのスキを逃さない圧倒的戦闘センス
ミックってそんなやつでしたっけ?
「やたら頑丈」くらいのイメージしかないんですけど。
あと「死んだフリがうまい」。


久しく斬らしからぬ展開が続いていたものの、今週は主に台詞回しにおいて、往時の斬を彷彿とさせるものがありました。

「討条さんは生半可な手練じゃねえ!」
「しかも剣速も速いし」
「あの討条さんの太刀をよけた上ガードしちまうなんてな……」
「相手がかなりの手練じゃないと使わないと聞いたことがある」
「すさまじい脚力と瞬発力を最大限生かした突撃系の居合い抜きだ!」

「一文が長い」「無駄な修飾節や副詞をつける」などが斬の台詞回しの特徴だと思っています。
なお、杉田先生が大好きな副詞「かなり」ですが、

かなり 1 【可成り/可▼也】
(副)〔連語「可なり」からできた語〕非常にというほどではないが、普通の程度を大分超えているさま。相当。

「非常に」という意味ではないんですねー。そこらへんが台詞の違和感を生んでるのだと思います。
斬における「かなり」の具体例については、こちらのサイトさんをご参照下さい。
見て分かるとおり、たぶん杉田先生、「かなり」を勘違いしてる。今回のはギリギリセーフだと思うけど。

閑話休題。

他にも今週は「戦闘中は跡形もなくなる月島さんの足の傷」「『あたしの攻撃をかわすなんてなかなかねぇ』といってるけど、どう見ても当たってる花咲パンチ」「日比野晴矢の如き花咲さん」など、斬らしい描写も多く、微笑ましい気持ちになれました。
でも、花咲さんの「武士の心」論は、本当にジェンダーに焦点を当ててるぽくて、ちょっとびっくりです。
この戦いを通して、月島さんももう少し凶悪性を抑えれると良いですね。

「月島さん、最近変わったよね」
「うん、昔はあんなに凶暴で不意打ちばかりしてたのに」
「以前みたく、武士、武士って言わないし」
「何かわだかまりが溶けたっていうか、そんなかんじ」

この調子なら、ブラックリスト除外も夢じゃないよ!

あと、刺々森くんと貫木くんからは「何が何でも一人の相手に複数人で同時に襲い掛かるべきだった」という強い意志を感じました。


巻末コメント

・「大事なシャーペンが壊れた<天野先生>」「昔から愛用している目覚ましが、とうとう壊れた<杉田先生>」

ハ、ハハ……。
な、なんだか不吉ですね。御二方……。

関係ないけど、もうすぐ新連載の時期ですね。


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