ToLOVEる1巻買ったよー。
で、読み返してみると、自分がだいぶ序盤の設定を忘れてることに気付きました。
以下、忘れてた点を列記。
・リトが春菜ちゃんを好きなことは猿山くんにバレている
というか、猿山くんには「告白に失敗した」ことを相談したりしてるし。二人の仲はかなり親密で何気に親友ポジション。今では猿山くんの影が薄くて、全然そんな感じじゃないけど。ララが学校に来た時に、猿山くんが「よくもオレより先にそんなカワイイ娘と!」と言ってるんだけど、その辺りから二人の関係は疎遠になってる気がします。猿山君はリトの春菜ちゃんへの恋心は応援しつつも、ララはNGなのか……?
・リトは春菜ちゃんの水着姿を想像しただけで爆発してた
今では全然そんなこともなくて、春菜ちゃんのアニマルコスプレにもあまり動じてないし、天条院さんのボンテージにも「な…何だ、あの格好――!?」とつっこむだけの余裕を持っているリトくんですが、昔は水着姿を妄想するだけで大慌てでした。昔はうぶだったんだねー。ララの生クリーム女体盛りもみんなと一緒に赤面するだけだし、リトくんはだいぶ初期とは違ってきています。
ただ、これは長谷見先生が初期設定を忘れたというよりは、むしろリトくんの(変な方向への)成長ではないかと思われます。第一話で「女に対する免疫つけないと…」と考えていたら、裸のララが突然現れたわけで、いま思うと「ララの登場により、女に対する免疫をつける」という成長物語が基底にあったのかもしれません。今となってはどうでもいいことですが……。
・リトくんはもやしではない
彼は小学生の頃までは、ゲームにサッカー、ドッジボールなどで遊んでいたらしく、根っからのスポーツマンではないにせよ、それなりの基礎体力を持ち、また性格的にも強気で活発なようです。
それを考えると、文化祭における彼のいまいちやる気のない態度は少々リトくんのキャラクターに相応しくない気がします。
ララが来てからドタバタ続きで肉体的・精神的に疲労が蓄積している……というなら分かりますが、そんなToLOVEるはいやだ(笑)
・初期ララは意外と自律的だった
今では周囲&長谷見先生の思惑通りに裸を晒す、何も考えてない脳みそスッカラカン痴女のララですが、そんなララも本気でリトを好きになるまでは、家出して一人で生きていく気もあったようだし、リトをダシに使おうとしていたり、色々と一人で考え行動する子でした。今では言われるままに裸を(ry
ララは春菜に「好きな人ができると、とても不思議な気分になるんだね~~~」と言ってるので、この辺りで脳みそが大幅削減されたのではないかと思われます。
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コミックス追加要素は矢吹先生&長谷見先生のコメント(カバーの折り返し部分にあるアレ)と、ララ、リト、春菜の初期設定画。それと、長谷見先生によるザスティンさまが主人公の外伝小説(小説というより脚本)が載っています。初期設定画はあまり本編と違いがないので、それほど面白いものでもありません。外伝小説もちょっとどうかと……。でもザスティンさまの剣が幻想虎徹なんだと分かりました。
あと、両先生のコメントによると、お二人ともラブコメを手がけるのは初めてらしいです。ラブコメ方面はてっきり二人とも熟練してるのかと思ってました。特に矢吹先生は「漫画家なら何にでも挑戦しなければ!!」と思い立って連載を始めたらしいですが、これは大正解だったでしょうね。黒猫より断然板に付いてるよ。天職だよ、これ。
そうそう、ジャンプ掲載時と大きく違う点として、単行本では乳首にトーンが貼ってあります。新條まゆ先生も乳首を描いて売れましたが、ToLOVEるもamazonで一位を記録するなど、やはり売れています。やっぱポイントは乳首だねー。シグルイなんか乳首が単体で出てくるしね。そりゃ売れるよ、シグルイ。
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おまけ。ToLOVEるを象徴する素晴らしい1コマ。お色気シーンを描く必然性がないなら、お尻に喋らせればいいじゃない。