【10/30】週刊少年ジャンプ2006年48号の感想


ヤングアニマルでDMCを読んでて思ったんですけど、面白い漫画って凶悪な存在感のキャラクターが一人はいますよね。
北斗の拳で言えばラオウ様だし、シグルイで言えば虎眼先生。
んで、DMCだとデスレコーズ社長がそういう立ち位置なんじゃないかと思いました。
あの人の存在感は凶悪すぎる。勝てる気がしねえ。ファーック!

そういえば、DMC2巻発売記念イベントが渋谷タワレコであったみたいで、ちょっとエリプスさん行くなら僕も誘ってよー。ちょー行きたかったー。


テニスの王子様

今週のテニスは二重の意味で「頭がおかしい」と思った。
正直、僕の感想能力を超えている。
何を感想書けばいいのか分からないよ。

・勝ったのに無念そうな白石少年や、負けて悔しそうな不二先輩
一つ確かに言えることは、シングルス3は壮大な前フリに過ぎなかったということです。
不二先輩を負けさせることで、四天宝寺強しのイメージを読者に植え付け、桃城・海堂ペアに「絶対負けられない」と言わせるところまでが全て今回の伏線だったとしか思えません。

・「Genius322 お笑いテニスの恐怖」
「みなぎる闘志!! あふれる男気!!」のアオリとあわさり、タイトルからして異常さを醸しています。
しかし、まさかこれ程の展開になるとは思わなかった……。

・アフロと怪傑ゾロ
「登場時だけの一発ギャグで、試合が始まったら取るんだろう」

僕はこれだけテニスを読んできて、なんでいまさらこんな思い違いをしてしまったのだろう。
いや、これが氷帝戦直後なら、僕もこんな思い違いはしなかったはず。
やはり、不二・白石戦が影響していると思われます。
あれ、結構まじめにテニスやってたからなあ。

・一心同体少女隊修行
どうしよう……
このわけの分からない説明に「まったくその通りだ、なるほど」と納得してしまった自分がいます。
いかんせんダブルス界にはシンクロという超常現象がありますから、あれを目指しているのだとすれば、このくらいの苦行は必要じゃないかと思えてくるのです。
世界大会になるとシャム双生児のダブルスペアとか出てきそうだ。

・一氏「浮気かーっ、死なすぞ!!」
一心同体少女隊修行により、同性愛疑惑を振り払った直後のこの台詞。
よ、読めねぇ……。真相はどうなんだ……。
桃城先輩のサトリ能力なら真相が分かると思うんだけどなー。

・桃城「ううーっ、何かムカツク!!」
この辺りで、桃城・海堂ペアから「不二先輩が負けたことによる必勝の決意」が消え失せてることが読み取れます。

で、ここからラストまでの6ページ。
狐につままれたような展開で、何と形容すればいいのか……
良く分かりません……。

・奈良のツッコミ待ち
ダンクスマッシュしやすいように甘い球を返す奈良。
これはあれだ。不二先輩が羆落としやるときによくやるアレだ。
つまり、最初の挑発からアフロ命中まで、全て桃城先輩は奈良の手のひらの上だったんだよ!

・「おおーっ、ダンクスマッシュがアフロを直撃!!」
また人に当ててるー!

・「ヅラを剥ぎ取ったぁーっ!」
観客は一体何を見て何を叫んでるんだ。

なんていうか、「ダンクスマッシュがアフロを直撃!!」→「ヅラを剥ぎ取ったぁーっ!」を、観客が(いつもは技の解説とかしてる観客が)叫ぶことで、この一連の流れを、テニスとは異質な「何か」に変えているんですよね。

・チョンマゲ二段構え
ポイントの推移は放置して、観客が「ワハハハハ」と笑ってるところが異常でした。
越前少年の表情も、なんとも言えないけど、イイです。

ていうかね、今回のテニスのポイントは、これがギャグとしては別に面白くないことなんですよ。
いや、そりゃあ実際のテニス試合中にこんなことが起こったら、そりゃ大爆笑するでしょうけど、べしゃり暮らしで作中人物が「面白い漫才」をやってても、僕たち読者がそれを読んで笑うことはないように、奈良のネタもそれだけ見て笑うほど漫画的に面白いものじゃないんです。

で、ここはネタが面白くて僕たちが笑ってるわけじゃなくて、やはりその異常性に笑ってるわけですよね。いわば、シンクロの笑いに近いわけです。
シンクロの時も、比較的まともなダブルスの試合をギリギリまで描いていたことが溜めになっていたわけで、今回のは白石・不二戦がその役目を果たしていたような気がします(白石も白石でなかなか凄かったですけど)。
そこで、この観客の「ワハハハハ」がポイントになってくると思うのです。
ここは、普通ならすごいショットが決まって「ウオオオオ」が来るはずのところで、そこに「ワハハハハ」が来ることで、作品内のテニスの異常性が僕たちの感性をシフトさせている気がするのです。

正直なに言ってるのか自分でも分かりません。
今回のテニスは読めば読むほどワケが分からなくなってきます。
とにかく、僕はこれを読みながら爆笑したのだけど、何かが面白かったわけではなく、どこか遠いところに突き飛ばされたような、そんな笑いだったのです。


ワンピース

・サンジ「ルフィの底知れねェ生命力の根源を見た気がした……!」
いや、あの「底知れない生命力」はその程度では培われない気がするんですけど……。
そういえばずっと前の扉絵連載で、確かガープ中将はモーガン大佐に斬られたけど、ぜんぜん平気でピンピンしてた気がします。
そこらへんは、確かにルフィの血縁を感じますね……。

こりゃー、本気でルフィの不死身性が、いつか血縁から理由付けされるかもしれません。
といっても不死身の謎が血縁なら、ナミやウソップが不死身なことの理由にはなりませんが。

・三大勢力+革命軍
これにルフィたちも加わるので、実質的には五大勢力が並立している状況なわけです。
王下七武海だけでも十分な数だったのに、既存の海軍、それに新しく出てきた四皇、革命軍と、これ全部ケリつけるのに何十年掛かるんだ……。
海軍の一機関であるCP9を倒すのに二年かけちゃう現状では、気が遠くなるような話です。
尾田先生のこういう話の膨らませ方はドキドキするけど、ちょっと大風呂敷過ぎる気もして不安。
陰獣vs幻影旅団みたいに、「バカな! ドフラミンゴが全滅だと!?」みたいな一言で終わらせていかないと終わらないんじゃないかなあ。
物語的にはドキドキワクワクだけど、その物語の合間合間に一年とか二年とか戦闘シーンが入ると思うと萎え萎えです。
尾田先生には、とにかく戦闘描写を短くすることだけを最優先で考えて欲しい。

・意外と早く再登場したコビーとヘルメッポ
連載終了間際に出てくるくらいかと思ったら、剃まで覚えて下士官になって出てきました。
ルフィも言ってるけど成長期にも程があるよ。
劇中時間ってそんなに経過してたんでしょうか。
連載では二年かけたCP9編も、劇中時間ではたぶん一週間にも満たないと思うし、描かれていない航海の時間や、描かれていない海賊行為の時間が結構長いんでしょうかねー。


ブリーチ

・藍染様の術中
いったいなにをいってるんだ。
あのわけの分からない「12時間の猶予」とかは、(久保先生がオサレ描写をしたかったわけではなく)全て破面側の計算だったという話ですが、それで「強制的な投降でありながら、自らの意志で選んだかのような錯覚を起こす」ってのはあまりに強引。
素直に鏡花水月使った方がいいんじゃないの?

・ウルキオラ「女の行動は仲間達の眼に"自らの意志による裏切り"と映る」
確かに論理的に考えれば「裏切りに映る」かもしれませんが、いかんせん相手はオサレ集団エスパーダ。
その首領である藍染様は、敵の襲来に備えて部下に紅茶を振る舞い自宅待機を命じるような男です。
「あの藍染なら、織姫にそういう意味の分からない猶予を与える可能性はある」と、尸魂界側は誰も考えなかったのでしょうか。
前回もすっかり罠にはまったんだから学習しようよ、尸魂界。

・ウルキオラ「遊びだ、こんなものは藍染様にとってはな」
藍染様はこういうところがダメだよね。
自宅待機もそうだけど、キッチリやる気なのか、そうでないのか、良く分かりません。

でも、なんだかんだ言ったけど、子供騙しでもちゃんと騙そうという気概が感じられるので、今回のはそんなに悪くないと思います。
問題は「破面側が仕掛けた罠」が織姫の心理面に十分な効果をもたらしているとはとても思えないことなんですが。
破面側も「まあ、効果はあってもなくてもどっちでもいいや」ってことで、遊びってことならいいのかなあ。
この心理戦は狙いも効果も中途半端で、「効果あってもなくてもどっちでもいいや」ってのは久保先生の「逃げ」って感じがするのだけど。

・ロリさんメノリさん

ロリさん(黒髪)・・・微乳
メノリさん(金髪)・・・大きめ
織姫・・・爆乳

ということで、二人が織姫の胸に嫉妬心を抱いているのは明らかです。
これまで、ロリは露出度で、メノリは胸の大きさで、お互いに牽制しあっていましたが、有無を言わさぬ織姫の爆乳に全てかっさらわれてしまった形です。
しかし、ロリさんは不利だよなあ。
だって藍染様は元尸魂界で、尸魂界には砕蜂という露出界の女王がいるのですから。
アレに比べたら、ロリさんの露出はお色気が足りない足りない。


J街角チェック

・友達になりたいジャンプキャラクター

大吾→友達になるとヤクザに誘拐される
ヒロム→友達になるとブログでネタにされる
ムヒョ→友達になると逆恨みしたエンチューに命を狙われる
リボーン→友達になるとマフィアに勧誘される
ナルト→いつ九尾が出てくるか分からないので怖い。人間核弾頭。
一護→オサレに付いていけるかどうかが問題
斬→突然キレて刀を振り回す恐れアリ、危険
ボーボボ→友情バリアーに使われる
バカ彦君→友達は普通にキツイと思う。

消去法でセナかルフィしか残らない気がします。
どうでもいいけど、一護に関しては「久保先生と友達になりたいか」と同義ですね。


ペンギン

・「そもそもパンチラ自体に意味などあるのだろうか――?」
なんだなんだ、突然なんだ!? 
ToLOVEるに対する挑戦か!!!?

・シンクロニシティ
大石先生のこういうところ大好きだけどさ、たとえつまんなくても大好きだけどさ、やるならツキミちゃんとツンエロも徹底しようよー。
バカップルが「4コマじゃないのにオチは同じ」ってのが、すごくいいと思っただけに残念。


ナルト

世界征服の方法を順を追って説明してくれる悪の組織。
で、これ、結構いいと思うんですよ。
例えるなら・・・

1、すごい能力を持った社員ばかりを集めて派遣会社を作る
2、ものすごく安い賃金で社員を派遣する(派遣会社の初期資金から給料を補填)
3、会社は正社員を取らず、派遣社員だけで運営するようになる
4、派遣会社が全社の社員を一括管理する状況になる
5、経済界にその派遣会社が大きな影響力を持つ(≒経済界を支配する)

というわけで、「世界征服のために幼稚園のバスジャックを行う」ような悪の組織が多い中、暁は結構まじめに頑張ってると思います。
都知事に立候補し当選した後、東京都を独立国家にして思想統制で征服したシャンゼリオンの黒岩知事くらい頑張ってるよ。

ただ、これはナルト世界にマキャベリストがいないことが絶対条件になりますね。
マキャベリ「君主論」によれば、軍隊の質は「自国の保有する軍隊>>(越えられない壁)>>傭兵>援軍」だそうです。
マキャベリ時代のイタリアも各国が傭兵を雇っていたのですが、傭兵たちはお互いに傷付くことを避け、手加減しながら戦っていたといいます。
その結果イタリア各国の戦闘力は下がっていき、フランスなどの外威に晒された時、ボコボコにされてしまったわけです。

つまり、ナルト世界の為政者にそれなりの慧眼があれば、自国の防衛組織(つまり忍里のシステム)を簡単に崩壊させることはないと思うのです。例え、忍里の維持にコストが掛かって、民衆から税金の無駄遣いとブーブー言われても。
でも、現火影であるツナデさんのヘッポコリーダーっぷりを見るに、ナルト世界の上層部はとてもそんな慧眼は持ち合わせていそうにないですけどね。

ところで、「尾獣を使い市場の大きさに合わせて戦争を引き起こし」ってのがイマイチ意味が分からないんですが、どういうことなんでしょうか。
尾獣を使って暴れさせて「暁は関係ないよー、尾獣追い払ってあげましょうかー?」って感じになるのかな。

【宣伝】君主論に関しては拙著「完全覇道マニュアル」を読んでね(・∀・)


リボーン

・「雲の守護者の使命とは、何ものにもとらわれることなく、独自の立場からファミリーを守護する孤高の浮き雲」
そんなら、こんなルールはムシして、けったいなフィールドに入らずに戦うのが正解じゃないかな。

・ゴミのように負けたゴーラ・モスカ
うん、なんていうか。
ツナ側には雲雀さんと骸さんがいれば用は足りるんじゃないかと思いました。
塩を拳に乗せて飛ばす笹川兄や、5分間しか戦力にならないランボと格が違いすぎる気がします。


こち亀

法律で認められてないのは飲酒運転。
なのに、法律で認められている飲酒を禁じるのは不合理なんですが、まあそこは漫画だからいいや。
でも、飲酒を楽しみにしてる両さんに「明日からまた酒の日々に戻すのは…」ってのは大きなお世話ですね。
法律の範囲内で楽しんでるんだから好きにさせてあげればいいのに。
ただ、本人は「腰の寒梅」だと思ってるから、これはこれでいいのかなーという気はします。
宗教だって信じてる本人は幸せだろうし。

それにしても、こち亀に出てくる名酒っていつも「腰の寒梅」な気がします。秋本先生が好きなんですかね?
ちなみに本物は「越の寒梅」


P2

・流血ヒロム
この展開だと、来週ヒロムが普通に起き上がってすっげースマッシュ決めて、「実は今まで3割の力でやってたんです」って言わないと、江尻先生は許斐先生の域に達せないんですよね。
許斐先生って本当にすっげえなあ。

なんか「回転のせいで相手が打ち易いように誘導される」(手塚ゾーン)とか、「今度はないよ」の呟き(不二先輩)とか、真横に跳ねるスマッシュ(COOLドライブなど)とか、最後の流血(桃城先輩)とか、P2にいろいろとテニスの王子様を感じてしまうのは僕だけでしょうか。

もて王

・木嶋先輩
この人あんまりにも可愛いよ!
同じような境遇(片思い)で女の子の矢射子よりも、男の木嶋先輩に萌えちゃうのはどういうことなんだぜ。
四天王としてのプライドが少しは邪魔してる辺りが木嶋先輩のキャラクターを深めてる気がします。
木嶋先輩には最後まで(ギリギリの)プライドを保持したまま幸せになって欲しい。

・阿久津「オレは追手内洋一か!!」
唐突にラッキーマンネタが出てくるのに笑ってしまいました。
エロガード先生は耳なし芳一ネタ自体はイマイチだけど、「まったくの他人の家に行ったつもりがエロガード先生」という使われ方が便利で美味しすぎると思います。

・飛段さん
ドクロのコスプレを飛段さんの顔メイクと被らせる辺りが巧すぎです。
この顔メイクがないと飛段さんネタだってのが分かりにくくて弱くなるけど、突然顔メイク出てきたら違和感バリバリなわけで、このシチュエーションと、このコスプレでしか成り立たない、超限定状況のネタだったと思います。
大亜門先生はすっごいなー。


ToLOVEる

・弄光センパイ
野球部の取り巻き(?)たちがセットで使われてるのがいいですねー。
すごく軽薄で扱いの軽いキャラなんだけど、この軽々しさが好ましいです。

・春菜「アニマル喫茶…思ったより楽しいね。最初はこの格好、恥ずかしくてイヤだったけど、何か慣れたら楽しくなってきちゃった」

やっべ~~~~。
漫画読んで泣きそうになっちゃいました。
ていうか、ちょっと泣いた。

最初は嫌がってた春菜ちゃんが、みんなと一緒に楽しんで文化祭に参加できてるってのが、もうホント感動しちゃって……。
リトくんの「そ…そうか、よかったじゃん」なんてのも、素朴で完結ながらも、彼の人柄が出ていてすっごい好感です。
リトくん的には「春菜ちゃんにこんな格好させて!」って反感と、「でも春菜ちゃんカワイイなあ」って気持ちが混ぜこぜになってて、この格好の春菜ちゃんを見るには少し抵抗感があったと思うんですよ。実際、春菜ちゃん嫌がってたし。
でも、春菜ちゃんがこの状況を肯定的に受け止めてくれたことで、リトくんも素直に「かわいい」と思うことができたわけです。
ここは、そういう自分的な安心感と、春菜ちゃんへの気遣いが一気に解消されたコマなんですね。
これはちょっとしたカタルシスですよー。

ワンピースに涙腺が緩んだことは一度も無いのに、ToLOVEるで泣きそうになるとか我ながらどうかと思うぜ。
でも、こういうゆるーい青春モノには弱いんですよ。いい話だー。

・ボンテージ天条院さん
うるうるしてたのに、ページを開けたら大爆笑。
お供の人たちはロープと鞭を持ってるし!
ボンテージって元々エムの人が着るものなんだけどなあ。
天条院さん=M、お供の人=S、と想像するとちょっとえろい。

「な…何だ、あの格好――!?」
「あの2-Bの変わり者の!?」

など、周囲の反応も素晴らしいです。
普通に警察に捕まるザスティン様のように「劇中内へんな格好キャラ」の扱い方が巧い漫画ですね。

・フランボーワーズムースVS生クリーム
どう見ても風俗店です。本当にありがとうございました。

・最後は当然のように裸になる天条院さん
素晴らしい。
まるで水戸黄門の印籠のようだ。
あるべきものがそこにある安心感。
だからToLOVEるはやめられない。


今週は普通に感想ー。

・「世間での無双高の評判はあまりよろしくない様でな」
あ、やっぱりよろしくなかったんだ。
このくらいデンジャラスなのが斬世界では当然なのかと思ってましたが、やはり斬世界の中でも無双高は異常だったようです。
しかし、進学校にしたら殺し合いがなくなるわけでもないと思うんですが。
進学校うんぬんではなく、もう少し人間性を重視して生徒募集かけた方がいいんじゃないでしょうか。

あと、週刊誌「侍王」では「真剣勝負するヤツはカッコイイぜ」みたいな扱いだったけど、あれは僕たちの世界でいうところの「チャンプロード」みたいなもんなんですかね。
ワルイやつってカッコイイよね、みたいな。
じゃあ、村山斬は特攻の拓みたいなポジションになるのかな。

・「無双高にはびこる害虫共を根絶する事だ」

「ねえ、奥さん、聞きましたー? 最近、無双高ってすっごい安全になったらしいわよー」
「あら、その話なら私も聞きましたよー。なんでも生徒会を使って危険なやつらを一通りブチ殺したらしいですわねー」
「これで安心ですわー。息子も安心して無双高に通わせられますわねー」
「一安心よねー」

毒をもって毒を制すってことなんだろうけど、「危険なヤツらを危険なヤツらがブチ殺して安全になった高校」なんてやっぱり怖くて行けないよ。

・貫木「とりあえずグラウンドまでくりゃあ広さはバッチリだろ」
なぜに広い場所に出る必要があるのでしょうか。
討条さんの刀は長めだったし、室内戦の方が有利な気がするけどなあ。

・生徒会執行部の絶山さん
斬と似た外見のキャラクターで、「一体斬とはどういう関係なんだろう、肉親…?」と思わせておきながら、単に書き分けができてなかっただけというオチ。

・貫木「俺らは何も悪りぃ事はしちゃいねぇぞ!」
貫木くんは昔、「あーぁ、授業かったりぃー。誰か骨のあるやつを斬り殺したいぜ」みたいなことを言ってましたけどね。
生徒会に斬られても止むを得ない気がします。

・月島「も、もしかして助かったの、あたし!?」
ちょっとちょっと、月島さん、なにホッとしてるんですか!
これは紛れもない横槍ですよ! 怒らないと!!!!

・刀を持った金蔵坊ちゃんを素手でブッ飛ばす花咲さん
ちょ、金蔵坊ちゃん、素手でも勝てるんじゃん!
「超短刀だから」はもう言い訳にならないよ、月島さん!

・金蔵坊ちゃんのやられ顔
ちょっと面白いです。
杉田先生は金蔵坊ちゃんの顔を描くのは巧いなあ。

・人質に取られてる月島さん
この子は本当になんて弱いんだ。
さっきまで自分を殺そうとしていた人間から、(金蔵坊ちゃんが吹っ飛ばされたとはいえ)眼を離してたってことですよね。
なんかもうこの子は死んでもしょうがない気がする。

・月島さんはブラックリスト入り
まあ…月島さんは、かなり凶悪ですからね……。
リスト入りしてて当然な気はします。
生徒会でも「眼に余る不意打ち」とか言われてると思います。

・「おそらくタダ者じゃねえ!」「体がほとんど動かねぇ!」
「おそらく」「ほとんど」
この辺りが杉田先生っぽいよね。

・絶山「たしかに執行部の調査では討条が汚い仕事を全て受け持ち~」
金蔵坊ちゃんがなぶり者にすることを承知の上で、刺々森くんは月島さんを拉致してましたが。
刺々森くんも汚い仕事をしてたような気がするなー。

・貫木「おいおい、どいつもこいつもタイミング悪すぎだぜ」
いや、むしろタイミングが良いと考えるべきでは?
ピンピンしてる強敵が二人もいる以上、手負いの三人では相手になりません。むしろ、二人が潰しあってくれる可能性が増えただけ良いと言えます。
討条、絶山両名としても、自分が先に三人に仕掛けて傷でも負えば、残り一人との戦いが不利になります。
となれば、討条、絶山が先にぶつかるかもしれないわけで、斬たちは傷付いた残り一人と戦えるかもしれませんから、逆に優位に立ち回れるんじゃないでしょうか。
ちょっとこの展開は面白いですね。


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