【7/19】来週の事は何も考えないメソッド
朝:ハムエッグ、サラダ
昼:カレー
夜:カレー、じゃがいもと人参のマヨ明太炒め
・昨日はたっぷり遊んだので今日はカリカリとお仕事。
・以前にもらっていたこれ↓を使ってカレーを作ってみた。
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自分で食べてみても「辛いなこれ」と思ったので、重篤ソルティストはきっと食べれないだろうと思いながらも、夕食に少しだけ出してみたら、ものすごく悪戦苦闘していて、ああ、やっぱり……。
・久しぶりに掲示板のウィザード倶楽部スレも見てみたぞ。なんのかんので修正の参考になってるので、これからもどうぞよろしく。
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1巻もおかげさまでかなりのクオリティアップができました。多謝。
・ざっと見た感じだと、現状読者には「分からないことが多い」という印象。以下は純粋に技術的な話なので、私のように小説家から漫画原作者に転身する人は参考にして欲しいのだけど、「謎・問題の設定」と「開示」に関する体感的時間感覚が漫画と小説では全く異なる。なので、ここは気をつけた方がいい。
・具体的には(連載小説ではなく書き下ろし小説を前提に話をするが)小説の場合だと、謎が提示されてから答えが示されるまでに大体五時間くらい。本一冊分の読書時間のうちに答えが出てくる。ところが週刊漫画だとこれが数年単位となる。
・「謎が解ける」時に面白さを感じるのが人間の心理である以上、「謎の提示→答えの開示」の頻度は多い方がいい。しかし、週刊だとこれが間延びしてしまうので、小説のつもりで作劇していると、「あの提示された謎、あれから全然出てこないなー」となってしまう。
・そしてもう一つ。五時間で済む問題であれば、謎は明確に提示する必要もない。「謎と思わなかったあの描写が実は謎で、答えはこれなのだ」で成り立つのだが、週刊漫画では大事な謎ポイントは「これは謎ですよ」と提示する必要がある。だって最低でも1~2週掛かるんだもの。1~2週間の間、読者はそれが謎だという認識(答えを探したいという欲求)を持たずに過ごしてしまう。
・というわけでまとめとしては、小説と異なり漫画においては「明確な謎の提示」と「スピーディな回答」を短いサイクルで繰り返すのが大事と思われる。溜め込んで、溜め込んで、溜め込んで、最後にドバーッ、みたいなやり方は漫画だとたぶん相当厳しいんじゃなかろうか(無理だと言ってしまうと漫画表現に限界を定めてしまうので「厳しい」と言いたい)。
・幾人かの漫画家が言っている「私の作品にテーマなんて無い」というのも、たぶんこれに近しい問題だろう。テーマ性なんてのは最後の最後に分かるようなもので、ミニマムな快楽体験には関係がないのだ。週刊連載漫画は作品の全体性では勝負できない。その週その週の瞬発力で勝負するしかないのだ。マジで「来週のことは何も考えずにその時に捻り出す」メソッドが、ウソみたいだけど、本当に有効かもしれないのが、週刊連載漫画ってやつだ。