【12/25】水族館に行くとお魚食べたくなる

   

朝:みかん
昼:豚トロエビフライ弁当
夜:ビュッフェ

・クリスマスなので嫁と八景島シーパライダスへ。私は初訪問だが、横須賀出身の嫁いわく「神奈川県民のレジャースポットと言えばシーパラダイス」というくらい有名らしい。

・最初にイルカショーを見たんだけど、これが凄くって。せいぜいイルカがジャンプするくらいだろうと思っていたけれど、そんなもんじゃない。人がイルカに押されて推進力を得て、異様なスピードで水中移動したりするんだ。

・なんかね、上手く言えないんだけど、明らかに人間の泳ぐスピードではない速度で人間が水中を移動しているだけですげえ違和感と驚きがあるんですよ。例えば、時速60キロで全力ダッシュしてる人とすれ違ったら多分みんなメチャびびると思うんですね。そういう異様さがある。

・嫁に「すごい! 男塾みたいですごい!!」と言っても全然伝わらなかったので絵にしてみました。

 ね! こう言われれば「なるほど、男塾みたいですごい」って思いますよね。これで押されてる人がよく分からない刃物を持って塾生に襲い掛かれば立派な中国拳法ですよ。

・先に「せいぜいイルカがジャンプするくらい」と書いたけど、ジャンプもジャンプで実際すごい。違和感がすごい。あのイルカたちは何のためにジャンプしているんだ。自然界であの大ジャンプをしなければならない理由が本当にあるのか。なんなんだ、鳥でも食う気なのか。飛んでる鳥を捕食するための大ジャンプなのか。

・真面目に推測したところ、嫁は「求愛行為の一環ではないか」、私は「身体についた寄生虫を落としているのでは?」。そして、グーグル先生による答えは、求愛行為であり寄生虫対策であり威嚇行為であり、なによりレジャーらしい。レジャーかよ……。

・ピラニアとかクラゲとかきれいでした。

・あと、クリスマス特別企画の花火もあって、長さ的にはほんの10分程なのだけど、その分、短い時間にガツンと力が入ってて派手ですごく良かったですね……。イルカショーと花火だけで十分元が取れたと思うほどの満足度……。

・水族館を見ている間、様々な見物客が呟いていて、実際私たちもたびたび口にしていた感想が「美味そう」でしたね……。というわけで、夕食はシーフード系のビュッフェへ。水族館にはシーフード料理屋を併設すべきだと強く思う。

・最後にプリクラを撮ってみた。

 カップル用のプリクラもあって、「彼氏は自然にカッコ良く、彼女は可愛く」みたいなことが書かれていて、「あ、もうプリクラが女の子を不自然に可愛くする機械というのは共通認識なんだな」と思わされたが、それはそれとして、嫁は私を「盛りたかった」らしくて、普通に女の子二人という設定で撮影してみた。私の顎のラインが異様に細くてヤバイし、なんかチークみたいなの入ってるし、リップも塗られている。

・数年前にプリクラをした時は、機械から「目の大きさはどうしますか?」みたいな質問をされて、「目の大きさを変えることが既に当然なのか……」と衝撃を受けたのだが、今回は「SAGI度はどうしますか?」みたいな質問をされて、「もう詐欺であることが前提なんだな……」と再衝撃を受けた。

・というわけで、なんか異様な姿になってしまったのだが、嫁はたいそう気に入ったらしく、帰りの電車中でずっと見てニヤニヤしていたので良かったなと思いました。まる。

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・帰りに横浜駅で見かけた広告。

 そりゃあそうだよな! 横浜駅で宣伝しない理由ないよな!! 私だってそーする、誰だってそーする。

・しかし、紀伊国屋の店頭に置かれていたり、横浜駅でしっかり宣伝していたり、角川グループはカクヨムにかなり力入れてるんだなあ。ロケットさんのも売れるとええのう。

・そのロケットさんの『勇者のクズ』読み終わりました。

「遭遇戦は勇者の本領ではない」みたいなところに作家性が滲んでますね……。

 勇者の強さの大部分を支えるのは、入念な準備だ。魔王を殺すために計画を立て、道具を用意し、リスクを管理する。確実に『できる』状況を作って、殺す。それが勇者だ。
 こういう遭遇戦は、勇者の本領とはいえない。

 本作は俺TUEEE系の主人公に勇者志願の女子高生三人が弟子入り入門してくるという「なんか売れそう」な話なんだけど、でも、骨格が「なんか売れそう」でも、結局こういうところに作家性が滲んでくるから個性は出るんだよな。

・ちなみに『勇者のクズ』は現代劇で、勇者はドーピングにより肉体強化&超能力を得た合法殺人鬼のことであり、魔王は肉体改造を施したヤクザの親分のこと。上の一節がちょっと面白いのは、リアルな合法殺人鬼である現実の勇者であれば、そりゃあ計画を立てて暗殺行為を働くだろうということと、いわゆるゲームにおける勇者も「そういえば計画を立てて道具(世界樹の葉とか)を用意して、確実に倒せるくらいまでレベルを上げてから殺しに行くよな」というところで、地味に現実感とゲーム感がリンクしているところですね……。

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『仁義なきキリスト教史』地味にクリスマス商戦に参加できた…………ような気がします……!

・新感覚☆漱石ホラー『こころオブ・ザ・デッド』1巻も好評発売中です!!

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