【11/22-23】人生を攻略する主人公

   

【11/22】

昼:すき焼き、米
夜:チキンカレー、サラダ

・和食さとにてジャッキーくんと打ち合わせ。「牛すきうどん鍋定食」を食べた。

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 いま、なんかのキャンペーンで肉量が無料で倍増になってて、実際ボリュームが凄かった。

・帰ってから夜遅くまでお仕事を。なんでこんな遅くまで仕事してたかというと、妻が遅くまで帰って来なかったからですね。残業で遅くなった上に、帰り道で偽警官から不法入国を疑われるというよく分からない目に遭ったらしい。「警察だ」と言いながら警察手帳の代わりにSUICAを見せてきたとのことで、いつもはSUICAすら知らなさそうな相手を標的にしているのだろうか。妻はハーフだけど(日本とアメリカ)、そんなに日本人離れした顔立ちってわけでもないんだけどな……。
 
 
【11/23】

朝:チキンカレー
昼:シュークリーム、フルーツ
夜:トマト煮込みハンバーグ、米、切り干し大根、味噌汁、ピータン豆腐、酒

・今日は祝日で妻もお休みなんだけど、気を強く持って仕事をした。ネームの第一稿を何とか描きあげたけど、さっき見てみたら担当から「重度の直しが要ります!\(^o^)/」と連絡が来ていて、愕然としている。

・まー、ネームって直すためのものだからね……。しょうがないんだけど。毎回そう思いながらも、毎回毎回「今回は一発でイケるんじゃ?」って思ってしまう。

・いけないんだな~、これが。

・ともかく今日一日で言えば、やるべき仕事を終わらせてほっこりしたので、以前に結婚祝いでレイブンさんから貰っていた純米大吟醸酒を開けてみた。……うっめえ、なにこれ。クッソうめえ。

 *

ペルソナ5日記。二学期が始まりました。

・ちょっと前に持続的幸福の話を紹介したじゃないですか。

 いまペルソナの主人公がまさにこれを地で行くことをやっていて、まず時間(放課後と夜の可処分時間)を使って人脈を作って(川上先生との関係性強化)、川上先生にお金を払って必要な時間的コスト(家事)を代行してもらい、それで作った時間を使って歌舞伎町のバーでバイトして人的資本を高め(人間スキルを伸ばし)、さらに客との交流で得た情報を下に怪盗の仕事をして達成感と社会貢献感情を獲得し、人々に褒め称えられることで承認欲求をも満たしている。

・5000円払って家事代行してもらって、それで浮いた時間を使ってバイトして5400円得てるんだぜ。鬼だよ、コイツ。リア充の鬼だよ。

・差し引き400円ですよ。「人間的成長も得られるし、仕事に役立つ情報も得られますよ」なんて言われたって、金払って時間作ってまでバイトやりますか? 鬼ですよ、こいつは。

・しかしこれ、「人生の攻略法」を本当に地で行ってるので、このゲーム、実は教育的効果がすごく高いのではないだろうか。

・前に真言僧侶の愛忍者さんが、「今の人はゲームや漫画で何度も世界を救って功徳を積んでいる」といったニュアンスのことを言ってたんだよね。この概念にとても重要な何かがあるような気がして、けど、未だにハッキリとは分かってないんだけど(時々、「ハッ! こういうことか!?」となるけど、うまく言語化できない)、ペルソナ5にも何か薄ぼんやりと感じるところがある。

・なんというか、たとえ意識的ではないにせよ、われわれはペルソナ5をプレイすることで、「理想的な生き方の指針」とでも言うべきものが薄っすらと心の中に根付いていくのではないか。それは本当に極軽度の影響で、自分でも意識できず、傍から見ても何かが変わったと感じるようなところはない。それでも、薄っすらとした皮一枚のようなものが自分の上に覆いかぶさり、それがどんどんと増えていくことで、少しずつ我々は変わっていくのではなかろうか。

・「いやいや、ゲームしたくらいで人間変わりませんよ」とあなたは思うかもしれない。私もそう思うのだが、仮にこういった物語やゲームシステムに一切触れてこなかった人と比較した場合、もしかすると、実は大違いなのかもしれない。漫画やゲームは、実は私たちの正義心や協調性、克己心などを地味に育んでいるのかもしれない。もちろん、逆の効果をもたらしもするだろうが。

・このゲーム、瞬間的快楽ですらも、人間的成長の一環と捉えているのもすごいよな。バッティングセンターで遊ぶのは己の器用さを磨くためで、友達とゲームをするのもより良い人間関係の構築のためなんだぜ……。

 - ペルソナ5, 日記